記事内に広告が含まれています。

DIY初心者がするホゾ継ぎのやり方

ホゾ継ぎ

DIY初心者の私ですが、どうしてもやってみたいと思った接ぎ手の1つ「ホゾ継ぎ」。ホゾ穴とホゾを作ってはめ込む接ぎ手ですが、これのやり方・実体験を元に記事にしました。DIY初心者目線での記事となっています。

スポンサーリンク



ホゾ継ぎについて

木工の工具

2つの材料を組み合わせる接合方法の1つなのですが、一方の材料にホゾ穴をあけて、もう一方の材料にホゾ加工します。

ホゾ穴にホゾを差し込んで接合するのが「ホゾ継ぎ」です。「ホゾ接ぎ」とも書いたりします。ホゾ継ぎには今回紹介する以外にもたくさんの種類があります。DIY初心者でもチャレンジできる一般的なホゾ継ぎをしました。

ホゾ穴

※3cm × 3cmの正方形の木材を使用してます。ホゾ穴の方は縦1cm × 横3cmの穴をあけてます。

最初に線を引く

まずは狂いがないように丁寧に自分が穴をあけたい部分に線を引きます。この作業を確実にしないと後の工程がどんなに上手くできてもダメになってしまうので、確実に測りましょう。

そして裏面も同じように線を引くようにします。初心者にとっては、この裏面に全く同じように線を引くこと自体難しいと思います。(表と裏で少し誤差がでてしまいます)

私は一番最初に書いた表面の線を基準にして、差し金を使い側面に直角の線を引きます。更にその側面の線を基準に、裏面にも差し金を使い直角の線を引きました。しかし、確実な線は引けなかったです。いくらか狂いがあります。

ノミでホゾ穴を掘る

線を引いたら次は、ホゾ穴を掘ります。ノミで作業していってもいいのですが、インパクトドライバーでドリルを付けて穴をあけてやると後の作業が楽になります。(後ほど詳細を書きます)まずは、ノミの方法です。

初めから線ギリギリから掘ると失敗して線より外側まで掘ってしまうと、サイズが大きくなってスカスカになってしまう可能性があります。あとから調整できるように線の内側1~2mmのところからノミを入れるようにしましょう。

最初にノミを入れる方向があります。木材の木目に対して垂直に入れます。木目と同じ方向にノミを入れると木材が割れてしまう可能性があるためです。

先に木目の垂直方向にノミを入れることで木の繊維を切ってしまって、それから木目と同じ方向にノミを入れると割れにくくなります。

あとはノミを入れて少しずつ削っていきます。

この作業を繰り返しながら少しずつ掘っていきます。ノミの使い方、ホゾ穴の掘り方の詳細は別記事にしてあります。

ドリルを使う方法

インパクトドライバーやドリルドライバーを使って、穴をあけてノミの作業を楽にする方法もあります。

最初小さい径(2mm~2.5mm)のドリルビットを使って穴をあけ、少しずつ大きなビットに変えていきます。しかし、ドリルビットで垂直に穴あけするのが難しいのです。たいてい、少し斜めになってしまいます。

垂直に穴あけするコツの記事はこちら

裏面のホゾ穴をあける部分にちゃんと穴あけができているか確認しながら作業を進めていきます。数か所に穴をあけて少しずつ大きな穴にしていきます。

大きな穴にして繋がった状態がこちら↑

ある程度まで穴をあけることができたら、残りの部分はノミで掘ります。

↑完成品

ホゾ加工

※3cm × 3cmの正方形の木材を使用してます。ホゾの方は外側の、両端から縦1cmずつと、横3cmずつをカットしてます。

基本的には、ホゾ穴と同じです。サイズをきっちり測り、線を正確に引きます。

↑カットする部分を斜線で塗ってます

こちらも裏面にも線を引く方がやりやすいです。ホゾの方は、のこぎりを使って出来ます。もちろんまっすぐに切れないとサイズが狂ってきますが。

ノミ同様、線のギリギリを切るより少し線を残すぐらいでいいかと思います。ちなみに、のこぎりの入れ方は垂直に切っていきます。(あくまで私個人のやり方です)垂直に切っていくより、斜め45度ぐらいで切る方が一般的です。のこぎりも45度ぐらいが一番入りやすく切りやすいです。

普通に切る感じで斜めに入れてしまうと、一部分は切ってはいけない部分まで到達してるにも関わらず、一部分はまだ切らないといけない部分が残ってしまうということになりかねないからです。

↑完成品

調整する

ホゾは一発でちょうどいいサイズには出来ないので、必ずお互いの材を見て調整してはまるようにします。ほんの少しの狂いならやすりでやすっても出来ますが、ノミで削る方が作業効率的に良いなと実際にやってみて感じました。

ノミを彫刻刀のような感じで使い、木材を削っていきます。ノミの上下の向きは上の画像の向き(刃裏を下に)で作業します。利き手と反対の手の親指でノミを押しこむようにすると、力が入りやりやすいと思います。

調整する時に、粗目のやすりと細目のやすりを持っているとかなり効率よく作業できました。多少、削らないといけない部分が残っても粗いやすりがあれば削っていけるので便利です。

鬼目の木工やすり

↑鬼目の木工やすり

鬼目や粗目のやすりがあると調整が非常に楽にできます。初心者は調整の作業がなかなかできなくて嫌になってしまいがちですが、荒い木工やすりがあると意外に簡単に調整もできます。

あとは少し削っては、はめ込んでみて合うかどうか試して、ダメなら少し削って・・・というのを何度も根気よく繰り返し作業します。私、ここで我慢できずに「無理やりでも入れたら入るやろ!」と思い、かなづちで強引に叩いて入れようとしたらお互いの木材が割れてしまいました。

仕方なくもう一度チャレンジして2度目でなんとかできましたが、形はすごく悪いです。

形こそ悪いですが、スカスカな状態ではなく押し込んでいかないとはまらない状態なので、成功だと思います。

正直、時間もかかるし作業も大変でした。しかし、精度がすごく重要なのでDIYレベルを上げるにはもってこいの作業だと思います。また、出来てお互いの材がはまった時の達成感はありますよ。DIY初心者の方は是非挑戦してほしいですね。

DIY初心者におすすめのノミがこちら↓

スポンサーリンク



コメント

error: このコンテンツのコピーは禁止されています
タイトルとURLをコピーしました