ヤモリは餌として蚊を食べる?ヤモリが何の昆虫を食べるのか?何も食べなくて何日生きられるものなの?ヤモリの生態について

ヤモリ その他

ヤモリは「家守」と書かれる通り、家の守り神として人間に好まれてきました。そのヤモリは餌として蚊や蛾やコバエなどを食べ、人が苦手とする虫を食べてくれます。

ヤモリがどんな虫を食べているのか、何も食べないで何日生き続けられるか、どんな場所を好んでどこに卵を産むのか。

この記事でヤモリの生態についてわかるようになります。

ヤモリの餌は蚊?他にはどんなエサを食べる?

ヤモリは蚊を食べる?
ヤモリは蚊を食べます。他にも「クモ」や「チョウ」、「蛾」、小さめの「バッタ」、「コバエ」まで餌としています。

基本は生きた虫しか食べません。ヤモリが餌として食べる昆虫でも死んだいたら食べません。

また、昆虫を与えてもヤモリ自体は小さいため自分よりも大きなものは食べません。

自分より小さい虫か、自分の頭より小さいサイズ、口に入る大きさの虫を食べます。

人間が好んでいない虫たちを食べてくれるので、昔からヤモリは人間に好まれてきました。

ヤモリはペットとしても飼育されておりその場合はコオロギやミールワームを餌にしています。

ヤモリは餌を食べないで何日生きていられるのか?

その時のヤモリの健康状態にもよりますが、餌の栄養を蓄えておくことができるので何も食べなくても約1か月ほど生きていられます。

また、ヤモリは変温動物なのでその時の気温によっても絶食状態での生きられる日が変わってきます。

ヤモリは冬になると餌を食べないのか?

冬眠中は餌を食べません。

ヤモリは冬眠するので、その時は外壁のすき間や物置の中など、静かで少しでも温かい場所でじっとしています。

体力を温存するため、動きは鈍くなりあまり動かなくなります。

ただ、ペットとして飼育している場合は冬眠させずに越冬させることもできます。

ヤモリは必ずしも冬眠しなければダメというわけではないので、エアコンやヒーターなどで室温調節をしていれば、冬眠せずに過ごせます。

冬眠しない場合はもちろん餌を食べます。

ヤモリはどこにいる?ヤモリがいる場所とは?

ヤモリが好む場所

ヤモリは基本的に本州・四国・九州等の暖かい地域に生息しています。冬は冬眠します。

森や川などの自然よりも人間が生活している環境を好んでおり、夜の街頭や自
販機、民家などに多くみられます。

ヤモリは夜行性であり昼間は壁や家の隙間・窓に張り付いて休んでいますが夜になると明るい光に集まる虫を食べています。

夜の自動販売機、自宅の壁で見ることが多いかもしれません。

ヤモリの好む場所は?

ヤモリは夜行性であり生きている虫を餌に生きているため夜の明るい虫のいる場所を好んでいます。

民家やコンビニは夜になると明かりもありゴキブリやクモや蚊など餌もあるため好んで住み着いている可能性があります。

ヤモリの適正温度はどれくらい?

適正温度は 18-28℃前後です。

暖かい温度を好んでいます。

ヤモリは冬は冬眠するため 18℃以下になると冬眠の準備をしてしまいます。

飼育している場合は冬はヒーターなどを当て暖かい環境を保つ必要があります。
また、冬を越すためには越冬前にしっかり餌を食べて餓死の予防が必要です。

ヤモリは卵で生まれる?卵を産む場所とは?

ヤモリが卵を産む場所は?
ヤモリは卵で生まれます。基本的に 2 個産んで、双子のように 2 匹生まれます。

また、生まれたての卵は白色ですが、日にちが経つにつれ薄ピンクに変色していき、灰色になっていきます。

灰色になると孵化が近づいている証拠です。

孵化するまでは約 1 か月から 2 か月と言われています。

時期は 5 月上旬から 8 月が多いです。

卵を産む場所は、家の隙間や壁などに卵を産み付けます。

ほかの虫に食べられるのを防ぐため暗い場所が多いです。

ヤモリの卵の大きさは?また何個ぐらい産むの?

基本的に卵は 2 個産みます。二つの卵は寄り添うようにあり卵自体に粘着性があるため、壁や隙間等にくっついています。

1 年に 1~3 回産卵します。

卵の直径は 13~15 ㎜ととても小さいです。

ヤモリ自体小さな体をしているため、妊娠している時にはメスのお腹は卵が透けて見えます。

ヤモリの活動時期は?

活動時期は春から秋になります。大体 4 月から 11 月です。

冬は冬眠をするため冬眠前にお腹いっぱい食べて栄養を蓄えます。

冬眠は土を掘って穴の中で生活するのではなく、木の隙間や物陰に隠れてじっと動かずに冬を過ごします。

飼育しているヤモリの場合は部屋を暖かい状態を保っているのであれば冬眠することなく 1 年中活動することができます。

ヤモリの寿命は 10 年と言われています。

ヤモリの象徴とは?

ヤモリは「家守」や「屋守」と書かれ、家の守り神や家の繁栄の象徴といわれています。

そのほかにも、家を守ること=富と捉えられることもあり金運・開運・幸運アップがあるとも言われています。

縁起がいい例えが多いです。

また、ヤモリには白い色をしたヤモリも生息しており、特に縁起がいいといわれています。

ヤモリは爬虫類?両生類?

ヤモリ
ヤモリは爬虫類です。

爬虫類はカメやトカゲの仲間で、ヤモリは肺で呼吸しています。

爬虫類は肺呼吸・両生類は皮膚呼吸という違いもあります。

またヤモリは肺呼吸であるため一生陸上で過ごします。

イモリとヤモリの違いって何?

ヤモリとイモリはたくさんの違いがあります。

ヤモリは家の近くに生息し水は苦手です。

しかしイモリは水の近くに生息しています。

卵を産む場所も違っていて、ヤモリは家の壁や隙間に卵を産みますが、イモリは水草に産みます。

またヤモリは毒を持っていませんがイモリは危険を感じると毒を持っています。
もし、イモリを触った際は必ず手を洗いましょう。

イモリもヤモリも尻尾はありますが、イモリは尻尾がちぎれると再生しませんがヤモリは再生します。

指の数も違います。ヤモリは前足と後ろ足の指 5 本ずつで吸着性があるので垂直なガラスや壁に張り付くことが可能です。

イモリは前足と後ろ足の指は4本ずつでヤモリより 1 本少ないです。

ヤモリは爬虫類ですがイモリは両生類です。

見た目は似ていますが違うところがたくさんあります。
名前も似ていますが漢字で書くとどちらかわかりやすいです。

ヤモリは「家守」と書き、家の周囲に生息していることが漢字から読み取れます。

一方イモリは「井守」と書き、井戸のような水辺に生息していることがわかります。

ヤモリの餌は蚊?のまとめ

ヤモリは「蚊」も食べるし人間が苦手とする虫を食べており、幸せの象徴、家を守ってくれていると人間からはとてもいい印象です。

自分より小さくて生きている虫しか食べません。

コオロギを食べますが、自分より大きいサイズのコオロギだと食べません。

ヤモリは夜行性で昼間は壁や家の隙間・窓に張り付いて休んでいますが夜になると明るい光に集まる虫を食べています。

ヤモリは「家守」や「屋守」と書かれ、家の守り神や家の繁栄の象徴といわれています。

ヤモリは爬虫類で、イモリは両生類です。

イモリとヤモリは生息する場所、卵を産む場所も違います。

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