ペンタブレットを使い続けていると芯が摩耗してペン先が短くなったり平らになったりします。
それを交換するとき、芯が抜けなくて困っているあなたに対処法を教えます!
また、ペンタブの芯はいつ替えるべきなのか?そして、「フェルト芯」「標準芯」「ステンレス芯」「エラストマー芯」の違いについても説明しております。
是非、最後まで読んでみてください。
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ペンタブレットの芯が抜けない!対処法は?
ペンタブのメーカーにもよるのですが、ペンホルダーやペンケースに芯抜き用の小さな穴があるはずなので、それに差し込んで抜く方法があります。
もし、それでも抜けないようでしたら次の方法をお試しください。
- ピンセットで抜く
- 芯に針を刺して抜く
※ハードフェルト芯や自作芯、エラストマー芯であれば有効。標準芯だと固くて刺さらないです。
- 手芸用の精密はさみで抜く
※力を入れすぎると切断してしまうので気をつけてください。
- 爪楊枝などの細いものの先端にアロンアルファを塗って、芯に接着後ゆっくり抜く。
芯が抜けなくなるほど摩耗する前に交換することをおすすめします。
では、芯の替え時はいつ頃がよいのでしょうか。
ペンタブの芯の替え時はいつ?
ペンタブの芯は消耗品です。
ペンタブメーカーのWacomでは、ペン先が1㎜くらいになったら交換することを推奨しています。
交換しにくいということで2mmくらいで交換する方もいらっしゃるようなので、1mm~2mmを目安にするとよいでしょう。
ペンタブの芯がすぐに減ってしまう!何か良い方法はある?
ペンタブの芯がすぐ減ってしまう原因は筆圧にあります。
筆圧が強いとそれだけ摩耗していくわけですから、当然芯の減りも早くなります。
とはいっても、集中して作業しているとどうしても力が強くなってしまいますよね。
そういうときは、ACK-20002ストローク芯という商品があります。
これはバネが組み込まれていて、筆圧を吸収してくれるような構造となっています。
芯を減りにくくする役割と手首の負担を軽減し、疲れにくくする効果があります。
また、ステンレス芯というものがあります。
ステンレス製なので錆びにくいですし、使用している方からは芯の消耗や摩耗が気にならなくなったという声もあります。
ステンレス芯のデメリットとは?
上記でご紹介したステンレス芯ですが、デメリットもあります。
ステンレスは頑丈な素材のため、タブレットの表面を傷つける恐れがあるようです。
対策としては保護シートを貼って使用することをおすすめしています。
保護シートにはケント紙タイプ(すべすべ)や上質紙タイプ(ザラザラ)などの種類があるため、自分にあった描き心地のものを使用しましょう。
ステンレスハイブリッド芯は使いやすいの?
ステンレスハイブリッド芯は、Wacom社製ペンタブ対応の替え芯なので、別のメーカーを使用されている方は適合しているか確認してください。
ステンレスハイブリッド芯とは、芯の先端をステンレス製に、軸の部分を樹脂製にすることにより、描きやすさと不具合回避を両立させてハイブリットという意味になっています。
従来のステンレス芯は描きやすいと評判ではありましたが、落下や強い衝撃により壊れやすいという意見が多かったため、今回のハイブリット芯はステンレスの良さを残したまま耐久性を向上した商品となっているようです。
ペンタブの芯の先が斜めに削れてきた!これは交換時?
描きにくいなと感じたら交換することをおすすめします。
交換時期は1mm~2mmを目安ではありますが、斜めになったり平らになると描きにくく、手が疲れやすくなるので作業効率は下がってしまうでしょう。
ペンタブの芯がもったいないから、ペンタブの中に入ってる部分の芯を使いたい!使える?
ペンタブの中に入っている部分の芯を使う方もいるようです。
使い方としては同じ太さのスパゲティ(乾麺)を代用するそうですが、描き心地が変わってしまいますし故障の原因にもなりますので、おすすめはしません。
ペンタブのペン先を何かで代用することはできる?
ペン先をスパゲティ(乾麺)や爪楊枝、ベビー用綿棒で代用したという話がありました。
確かに太さが同じであれば芯として使えなくもないと思いますが、故障の原因になりますので正規品を使いましょう。
ペンタブメーカーのWacomから、代用品を使った場合の情報がありました。
まず純正芯を使わないで故障した場合、当然ながら保障対象外となります。
それから、ペン内部には筆圧センサーが搭載されていて、純正芯以外のものを使用するとセンサーが誤作動を起こし故障につながる他、ペン自体が全く反応しなくなることもあるようです。
純正芯以外を使用する際は、自己責任でお願いいたします。
長く使ってるとペンタブのペン先が沈んで使いづらくなる?
ペンの消しゴム部分をテープなどで固定すると、沈んだりガタガタすることがなくなったという話を聞きます。
これはメーカーによって効果があったりなかったりするようですが、実際のところ筆圧が強くなるため壊れやすくなるという話も多いようです。
フェルト芯、標準芯、ステンレス芯、エラストマー芯の違いとは?
ペンタブの芯には種類があります。
それぞれ解説していきましょう。
フェルト芯
フェルトがベースとなって作られている芯です。
少しザラザラとした描き心地で、例えるならシャープペンで描いているような感じです。
特徴としては、他の芯に比べて細い線が描きやすく感じます。
標準芯
購入時についてくる芯で、描き心地の特徴は特にありません。
ステンレス芯
ステンレス製の芯です。
描き心地はボールペンのような感じになります。
描きやすいという評判が多く、錆びにくい上に芯の摩耗を気にしなくてよいのが特徴です。
現在では、耐久性に優れたステンレスハイブリット芯というものがあります。
エラストマー芯
今までの芯の中で一番摩擦抵抗が高い芯です。
かなり滑りずらく、ザラザラというより粘りのある描き心地となっています。
特徴としては消耗が早いということです。
ペンタブが浮いてるのに反応してしまう!どうすればいい?
ペンタブにペン先が触れていないのに、クリックやダブルクリックのような動作をしてしまうことがあります。
改善方法は次の通りです。
●ペン芯の抜き差し
ペンの芯の抜き差しで改善する場合があります。ペンタブレット付属の芯抜き(付属されていない場合はピンセット、毛抜きなどの代用できるもの)にて芯の抜き差しを行い、改善があるか確認をしてください。
●設定ファイルの削除
設定ファイルユーティリティから、設定ファイルの削除(初期化)を行うことで改善されることがありますので、実行をお願いいたします。設定ファイルの削除方法はこちらのFAQをご参照ください。
※設定ファイルを削除した場合、ペンのサイドスイッチ・ファンクションキーなどに設定した内容は初期状態に戻ります。
必要に応じてバックアップを取ってください。設定のバックアップと復元方法はこちらのFAQをご参照ください。
●タブレットドライバの再インストール
タブレットドライバが正常に動作していない場合、ペン先の動作に不具合が生じることがあります。インストール済みのタブレットドライバをアンインストールの上、最新のタブレットドライバのインストールをおためしください。
- WacomHPより『ドライバとソフトウェア』から『ワコムドライバートラブルシューティング』にて検索できます。
ペンタブレットの芯が抜けなくて困った時の対処法!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ペンタブの芯が抜けなくなったときは、芯抜き用の穴を使う、ピンセットを使う、芯に針を刺す、精密はさみで抜くなど、道具を使って抜く方法をご紹介しました。
上手にやらないと芯が壊れて抜けなくなってしまうかもしないので、交換時期の1㎜~2㎜程度になったらすぐ交換するようにしましょう。
交換する手間を考えたらステンレス製の芯を使うのもいいかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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