豆腐は豆乳を固めただけで、液体か固体かの差だけだと思う方もおられるかと思います。
しかし、豆腐と豆乳では製造方法に大きく違いがあり、栄養価も違ってきます。
また、豆腐といってもスーパーでよく目にする木綿と絹がありますよね。
木綿と絹についても違いはあるのでしょうか?同じ豆腐でも栄養価は違うのでしょうか?豆腐と納豆の栄養の違いについても触れていきます。
今回は、豆乳と豆腐の栄養価の違い、そして同じ大豆原料の食品についても調べてみました。
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豆乳と豆腐の栄養の違いとは?
基本的に多くの栄養価の項目で豆腐の方が栄養価が高いです。
具体的には、カロリー、タンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維は豆腐の方が高いです。
これは、製造方法に違いがあり、豆乳は大豆を絞った液体です。
豆腐は豆乳ににがりなどを加え固めたものです。
豆乳に要素を加えて作ったものが豆腐になるので、その分栄養価が高くなっているのですね。
そんな中で葉酸は豆乳の方が高いです。
葉酸は妊婦さんには、とても重要で欠かせない栄養価になっています。
なかなか食べ物だけでの摂取は難しく、サプリなどで摂っている人も多いはずです。
食物から自然に取り入れられる豆乳は女性にとって嬉しい食品ですね。
納豆と豆腐の栄養の違いを教えて!
豆腐はカルシウム、ナトリウムで納豆より栄養価が高いです。
一方で、納豆はエネルギー、タンパク質、鉄分、カリウム、ビタミン類等で豆腐より栄養価が高いです。
豆腐は、納豆よりは低いですが、タンパク質、脂質を多く含んでいるのに、カロリーが低いのでダイエットにおすすめの食品となっています。
また、納豆には「ナットウキナーゼ」という納豆独自の栄養素が含まれています。
ナットウキナーゼは脳梗塞や心筋梗塞の予防になるものですね。
それぞれ良いところがあるので、うまく取り入れて健康につなげていきたいですね。
絹豆腐と木綿豆腐ではどちらが栄養価が高い?
木綿豆腐はタンパク質、脂質、カルシウム、鉄分が絹豆腐より少し高いです。
木綿豆腐は絹豆腐より水分を抜いて圧縮したものですので、栄養価も凝縮された形となっていますね。
絹豆腐は、カリウム、ビタミンB群が木綿豆腐より高いです。
絹豆腐と木綿豆腐はどっちが固くてどっちが柔らかい?
絹豆腐と木綿豆腐では、木綿豆腐の方が固いです。
これは、作る過程に違いがあり、絹豆腐は豆乳ににがりを加えそのまま固めたものになります。
木綿豆腐は、豆乳ににがりを加えた後、圧力を加え水分を抜いたものを固めます。
水分を抜いている分、木綿豆腐の方が固いです。
日本一硬い豆腐は?
山形県の郷土料理「六条豆腐」です。
なんとそのままでは固いため、ナタやカンナなどでうすく削って食べます。
塩気が強い味で、酒のおつまみにして食べたりお湯で戻して煮物や和え物としても料理されます。
その他にも富山県にある五箇山(ごかやま)の名物「五箇山豆腐」も固い豆腐で有名です。
こちらも「つまづいて爪がはがれた」「枕としてつかっていた」との噂もあるほどです。
豆腐は柔らかいイメージですが、日本各地に固い豆腐が存在しているようです。
料理で豆乳の代わりに豆腐で代用することはできる?
豆腐をブレンダーや泡だて器などで潰して液体状にして代用することができます。
豆乳の代わりにスープにしてみたり、スイーツのホイップにしてみたりと上手く代用した料理があります。
栄養価が高いですし、豆乳よりくせがなさそうなのであっさり食べられそうです。
ご興味のある方は是非、レシピを検索して挑戦してみてください。
豆乳はプロテイン代わりになる?
残念ながらプロテインの代わりにはなりません。
豆乳は大豆を絞った液体で、ソイプロテインは大豆たんぱく質をもとに作られたプロテインです。
タンパク質が多いのはプロテインで、カロリーや炭水化物が多いのは豆乳になります。
プロテインを飲んでいる方が一番気になるのはタンパク質だと思いますが用途によっては入っている量も変わってきます。
保存する時、豆腐のパックの水は捨てる?捨てない?
パックに残った水は捨ててください。
パックに入っている水は主に2つの役割があります。
・型崩れを防ぐ。
・空気に触れないようにする。
容器に入った水を使いまわすと、かえって衛生上よくないです。
豆腐を保存する際はきれいな水を豆腐がかぶるくらいに浸し、清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存してください。
豆乳と豆腐の栄養の違いとは?納豆と豆腐の栄養の違いや、絹と木綿の豆腐ではどちらが栄養価が高いか?のまとめ
豆腐と豆乳の栄養価はカロリー、タンパク質、脂質、炭水化物、食物繊維等ほとんどの項目で豆腐の方が高くなっています。
しかし、葉酸は豆乳の方が高いです。
絹豆腐と木綿豆腐でも違いがあり、タンパク質、脂質、カルシウム、鉄分は木綿豆腐の方が高いです。
同じ大豆から作られた食品でも、栄養素が全く異なり、それぞれの良さがあります。
求めているものに応じてうまく大豆食品を取り入れて健康を保ちましょう。
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