DIYをするには作業台が絶対的に必要です。私の家に大きな作業台を置くスペースはありません。そこでネットで調べていたら「カミヤさん」という方のブログに出会いました。そちらに今回の「馬」の作り方の紹介があったので、DIYレベルを上げる為にも挑戦してみることにしました。
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馬とは?
「馬」とはどのようなものかといいますと、イメージしやすい例が平均台です。
2本の柱(脚)があって、脚の底の部分に支える土台がついていて脚の上(天板)の部分に台が置いてあるというやつです。その平均台の背が高いバージョンが「馬」です。
↑上記2枚は完成した「馬」の画像です
この「馬」を2つ作ると、それだけで作業できるようになりますし2つの馬の上に板を置くと、完全に作業台になります。これなら収納もしやすいし、我が家のように収納するスペースが狭くてもなんとかなります。
それに少し悪い言い方になりますが、作業台なので仮に失敗して汚くなったりしても自分が使うだけの物なので練習がてら作ってボロボロの状態で完成してもいいんじゃないかと思い気軽に作ってみました。
馬のサイズ
我が家には小さい物置があります。まずはその中に収納できる大きさで作ろうと思い物置の扉のサイズを測りました。扉以上のサイズにしちゃうと物置に入れることすらできなくなるので慎重に測りました。(しかし完成後物置に入れようとしたら扉より奥に入りませんでした(泣))
扉のサイズが横幅約62cm。扉の入り口さえ通れば物置の中の横幅は約82cmです。なので、扉の横幅よりも多少長くても斜めに向けて入れていけば中は82cmだから入る!と踏んでこの後作っていきます。(後々これが痛い目に・・・)
物置の奥行きが約47センチ。これを考慮して馬作りを開始しました。
まずは、会社にある廃材を集めて使えそうな木材を見つけてきました。(サイズはおよそ、縦横7cm×2メートル、厚み3cmの木材です。このサイズの廃材が何個かあるのでこれを使用して作ります)それをサイズカットします。
脚の長さ・・・73cm
底板の長さ・・・25cm
天板の長さ・・・65cm
筋交いの長さ・・・??(長さの測り方がわからないので適当に)
馬の作り方の手順
脚
最初に作っていくのは脚です。高さは作業していて楽で、なおかつ腰が痛くならない高さ77cmにしようと思います。木材の厚みが約3センチあるので、脚の底の土台となる板と脚の上の天板を考慮して2枚の板の約6センチ分高さが高くなるので、それを注意して脚の長さを決めました。
この時点では高さが脚の長さ73cm+2枚の板の厚み6センチなので79cmになりますが、天板と脚となる板が組み合わせられるように、天板自体の板を削ってそこに脚をはめ込む為、少し高さが変わることを想定して作りました。(一見、いろいろ考えて精巧に作ってるかのようですが結構アバウトですし、下手です)
はめ込んで作ると強度も上がりますし、ネジなしでもいけるぐらいになるので良いですよ☆
底の土台を作ります
土台(底板)は長さ25センチにしました。あまり短いとちゃんと支えれるのかな?と不安に思いましたし、家の物置の奥行き(47センチ)を考慮しても収納できる長さだと思いました。
この時は計測もして入ると信じて疑わなかったのですが、最終的に出来上がってから物置に入れようとしたらこの底板が当たって・・・。後にも書きますが、底板だけじゃなく天板も当たって収納できませんでした(泣)
天板のサイズカット
↑画像を撮らずに作っていってしまった為、完成した画像なんですが載せています
我が家の物置の扉の横幅が約62cmに対して、天板を70cmにしようとした私。というのも、70cmぐらいないと作業台として短すぎてダメだと思いましたし、70cmなら物置の扉も斜め向きにしたら入ると思いました。(無茶でした)
ここまで全てサイズカットしてきたのですが、その工具が「丸ノコ」です。最初、丸ノコを使うのは正直怖かったです。すごく緊張しながらおそるおそる使いました。特に指だけは絶対に切らないように細心の注意を払いながら使用しました。皆さんも使用する際は十分注意してください。それさえ気を付ければ、これほど便利な工具はないんじゃないかというぐらいすばらしい工具です。
同じ、材料を丸ノコではなく普通ののこぎりでも切ってみたのですが、作業時間と労力が全く違いました!ただ、丸ノコの騒音はすごいです!私は会社で周りに民家がないところでの使用なので大丈夫ですが、自分の家での使用は完全に無理な騒音です。ご近所さんの迷惑になります。
馬を作る上での最大の工程
次の工程が一番山場となるところです。(私の中ではの話ですが)天板の下側に溝を掘って脚をはめ込みたいと思います。脚をはめ込むことができる幅(3.7cm)で溝を掘っていきます。
↑溝を掘って差し込んでいる時の画像です(溝を掘った画像を撮っていませんでした)
これより大きい幅になると(3.7cm以上)スカスカになってはめ込めないようになってしまいますし、これより小さい幅だと(3.5cm以下)はめ込むことができなくなってしまいます。
理想の幅は3.6cm!
この幅だと、脚を金づちで叩いて木を凹ませて差し込むことができ尚且つ、ガッチリと組み合うのでネジなどを使わなくても十分いけるほどになります。脚のぐらつきも無くなり良い仕上がりになると思います。ちなみに、溝の深さは1.5cmです。
幅・・・3.6cm
深さ・・・1.5cm
このサイズに丸ノコで切ります!
天板の溝掘り
天板の両サイドに溝を掘って脚を組み込みたいので、2か所溝を作ります。
①直線を引いて印をつける
②3.6cm平行にずらしてもう一本直線を引く
③丸ノコで深さ1.5cmにして切る(木材の厚みは約3センチです)
④2~3ミリ間隔で平行にずらして丸ノコで切っていく(切れ目をいっぱい作っていきます)
⑤ノミと金づちを使って木をはがす
⑥ノミとやすりで綺麗に仕上げる
丸ノコの値段も4000円弱の割に不自由なく切れます。問題といえば「音」です。結構大きな音が出るので密集した住宅地での作業の場合、周囲に気を遣わないといけませんね。
2~3ミリ間隔で切れ目をいれたら木をはがしていくのですが、この作業の為だけに「ノミ」を買うのはもったいないと思い、会社の人に彫刻刀を借りてこれで代用しました!2~3ミリの木なので金づちで叩いてやると簡単に木が割れていきます。しかし、溝の底の部分がガタガタになってしまったので、ここで彫刻刀の出番です。溝を平らにしていき、最後にやすりで仕上げたら割と綺麗に出来ましたよ。
天板に脚を組み込む
そして肝心の3.6cmの幅で切れてるのかどうか?2か所とも少し狭い・・・。約3.55cm・・・微妙に狭い。
脚の幅(厚み)は約3.7cm。金づちで叩いても3.55cmまでへこませるのはちょっとしんどい・・・。ということで、脚の幅を(厚み)を減らそうと脚をやすりがけしてみることに。結構これ時間かかってしまいました。なかなか厚みが薄くなっていかなくて・・・。
ある程度厚みがなくなったところで、次は金づちで脚を思いっきり叩いてへこませていきます。目で見てわかる程、厚みが無くなっていくのがわかります。天板に脚を組み込んでみますが、まだ入りません。ここからはやすりがけ、金づちで叩いてのくり返し。本当に時間かかりましたが、なんとか天板に組み込むことができました!(馬は2本1組なので、もう一本作ったのですがそちらの溝作りは幅を広くしすぎて(約3.72cm)スカスカな状態に・・・)
もう一本の馬を作った時は上手くいき、がっちりと組み込まれたので脚の上にしっかりと天板が乗って安定しました。天板から(作業台になる面)下穴をあけてネジを2か所つけて完全に天板と脚をつなぎ合わせました。この時、ネジの頭が天板(作業台となる面)から出ていると作業する時に引っかかったりするのでネジの頭より大きい径で少しだけ穴をあけました。ネジ頭を埋めて手で触っても当たらないようにします。
筋交い
次は筋交いをいれます。天板と脚に対して斜めにいれるので、天板の強度がより上がります。これは本当に適当に作りました(汗)丸ノコで角度調整します。45度に刃を傾けて材料を切ります。反対側も45度で切ります。あとは天板と脚に合わせてネジを打ち込む。ネジを斜めに打ち込むところが難しかったです。
馬の作成(前編)はここまでです。
続きは馬の作成(後編)をご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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