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白鳥の雛が灰色なのはなぜ?親鳥はヒナを背中に乗せるって本当?アヒルと白鳥の違いについて

白鳥が雛を背中に乗せている その他

成鳥の白鳥は綺麗な白色ですが、雛は灰色なのをご存じでしょうか?綺麗な白鳥からは想像がつきませんが、雛の時は色が違います。

その雛ですが親鳥の背中に乗ることがあります。これがかわいくて微笑ましいのです。

他にも冬には白鳥はどこにいるのか?アヒルとの違いについてなど、白鳥の生態について調べてみました。

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白鳥の雛は何色?灰色?

白鳥の雛はお腹部分(下)が白色、背中部分(上)が灰色です。

コブハクチョウは白色の雛が生まれてくることもあります。

では、なぜコブハクチョウの雛は灰色であったり白色の子が産まれてくるのでしょうか?

これはDNA配列の個体差で決定される遺伝的多型が理由とされています。

同じ親から産まれた雛であっても灰色の子もいれば白色の子もいるようです。

また、コブハクチョウは足の色が違う場合もあり、灰色のような色をしたものもいれば、薄いピンク色のような色をしたものもいます。

これは余談ですが、白鳥はカモ科の7種の水鳥の総称です。

私たちが白鳥と呼んでいますが、実際には白鳥という鳥の名前ではないのですね。

コブハクチョウ

コブハクチョウ↑

コクチョウ

コクチョウ↑

クロエリハクチョウ↑

オオハクチョウ

オオハクチョウ↑

ナキハクチョウ

ナキハクチョウ↑

コハクチョウ

コハクチョウ↑

カモハクチョウ

カモハクチョウ↑

7種を総称したのを白鳥と呼んでいるのです。

白鳥は雛を背中に乗せるっていうのは本当?

白鳥が雛を背中に乗せている

画像のように白鳥は雛を背中に乗せます。画像では2羽だけですが、もっとたくさん乗せることもできるようです。

しかも雛が落ちないようにしているのか、保温の為か、親の白鳥は羽を少し広げて上に持ち上げて雛を覆うようにします。

雛をすっぽり覆い落ちないようにしている姿に親鳥の愛情を感じますね。

白鳥は冬どこにいる?春になるとどこへ行く?

白鳥は渡り鳥です。冬になると、越冬するために日本にやってきます。春になると元にいた場所(シベリアやオホーツク海沿岸)へと戻っていきます。

日本に来るのは10月上旬です。東北地方や関東地方でも白鳥が見られるようです。茨城県・群馬県・千葉県でも白鳥を見ることができます。

シベリアからなぜ日本まで渡ってくるのかというと、先ほども触れましたが越冬の為です。

白鳥の餌が雪や氷で食べれなくなってしまいます。その為、日本に渡ってきて安全に寝ることが出来て、餌を食べることが出来る環境へとやってくるのです。

日本にやってくる白鳥は、ほとんどが「オオハクチョウ」と「コハクチョウ」です。

白鳥の助走距離は?

白鳥は飛ぶ時は、すぐには飛び立つことができません。水かきで水面を蹴って助走をつけてから飛びます。

助走距離は100m近く助走する場合もあります。かなりの距離を助走することがわかりますね。

白鳥はなぜ寒くないの?

羽や羽毛がたくさんあり、保温できるようになっているからです。

温かくふわふわの羽は、白鳥の場合およそ10万枚もあるそうです。

また、なぜ寒い冬の日本に渡ってやってくるの?という疑問を持たれる方もいるかと思います。

これはシベリアの方がもっと気温が低くて寒く、水が凍ってエサがとれなくなってしまうのでエサを求めて、そして越冬する為に日本にやってきます。

私たちから見ると寒い冬になぜ??と思いますが、白鳥からすれば温かい日本へ来ているわけですね。

白鳥はどこで寝るの?

眠る白鳥

白鳥は天敵から狙われにくい水上や草かげ、川の浅瀬などで寝ます。

眠るときは首をぐるりと羽の方へ回し、羽毛に頭を入れて寝ます。

アヒルと白鳥の違いとは?

見た目の違いでいえば、白鳥の方が大柄で首が長いです。口にも違いがあり、白鳥の口は「黒色」でアヒルの口は「黄色」です。

コハクチョウ

↑白鳥

アヒル

↑アヒル

雛も違います。白鳥の雛は「灰色」ですが、アヒルの雛は「黄色」です。

「みにくいアヒルの子」でも有名ですね。

アヒルは元々、野生の「マガモ」を人が飼育することで生まれてきた鳥で、カモ目カモ科マガモ属に分類されます。

白鳥は、カモ科カモ目ハクチョウ属という分類になる鳥で、比較的大柄な鳥になります。

同じ場所にアヒルと白鳥がいたら判別できそうですが、それぞれの個体だけを見るとどっちがどっちかわからなくなりそうです。

ひよこは何の子?

ひよことは鳥の雛のことを指します。

主にニワトリの子供のことをヒヨコって呼ぶことが多いですが、ニワトリの子供にだけ使われる言葉ではないようです。

ニワトリ以外の鳥の子供に対しては雛と呼ぶ場合が多いだけに勘違いしてしまいますが、どの鳥の雛に対してもヒヨコといっても問題ないのですね。

余談ですが、この「ひよこ」の語源は雛がヒョコヒョコ歩くからヒョコヒョコ→ヒヨコとなったとか。

またヒヨヒヨと可愛く鳴くので、ヒヨヒヨ鳴く子供→ヒヨコになったという説があります。

ヒヨコとひなの違いとは?

先ほども述べましたが、ヒヨコとひなは同じ意味です。

どちらも鳥の子供(ひな)に対して使われる言葉で、主にニワトリの子供を「ヒヨコ」と呼ぶことが多く、ニワトリ以外の鳥の子供を「ひな」と呼ぶことが多いので混同してしまいますが、どちらの言葉も鳥の子供を指すので特に違いがあるというわけではありません。

渡り鳥はどこで休むの?

渡りの途中で船があればその甲板に止まり休むことがあります。

疲労度合いによってはそこで1泊から2泊休むこともあります。また海上に浮かんでいる木や大きなゴミなど休めそうなところがあれば休みます。

しかし、そういった場所で休むと大きな魚に捕食されてしまうこともあります。

長時間飛ぶことによって鳥は体力を消耗します。その為、休憩して回復させるのに2~3週間休むこともあるそうです。

白鳥の雛が灰色なのはなぜ?親鳥はヒナを背中に乗せるって本当?のまとめ

・コブハクチョウの雛は灰色であったり白色の子が産まれてくる。

・白鳥の親鳥は羽を少し広げて背中に雛を乗せる。

・白鳥は越冬するために日本へやってくる。東北地方や関東地方で白鳥が見られる。春になるとシベリアへ帰っていく。

・白鳥は飛ぶ時に、助走をつけてから飛ぶ。羽ばたきながら水面を蹴って助走をつけ、長い時には100メートルほど助走をつけてから飛ぶ。

・白鳥は天敵から狙われにくい水上や草かげ、川の浅瀬などで寝る。

・白鳥とアヒルの違いは、白鳥は大柄で首が長い。白鳥の口は「黒色」でアヒルの口は「黄色」。

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