カワセミと言えば、きれいな鳥だとイメージする人が多いのではないでしょうか。
カワセミは、「飛ぶ宝石」と言われるほどきれいな鳥です。
そのカワセミは魚を捕まえるのが得意です。では、餌の取り方ってご存じでしょうか?また、どこに生息している鳥なのでしょうか?
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カワセミの餌の取り方とは?
カワセミは長いくちばしを武器に餌をとります。餌を捕まえた後は、巣に持って帰ります。
木や枝に打ち付けることで動かないようにしてしまうのです。そのあとおいしくいただきます。
「飛ぶ宝石」とは裏腹に、少し凶暴な部分もあるようです。
また、カワセミは水中にもぐることができる特殊な鳥です。
そのため、水の中に魚が隠れていても問題ありません。ひょいっとそのくちばしで捕まえることができます。
カワセミのえさは?大好物ってあるの?
カワセミは魚を捕ることが得意な鳥です。
よく食べる餌として一番に挙げられるのは川魚でしょう。
カワセミの名前は「川に棲む蝉」という意味です。
じつは他にも「魚狗」「魚虎」「水狗」という漢字が当てられています。
まさに、魚を捕まえるのが上手いカワセミを上手く表していると言えます。
川魚以外にも、ザリガニやオタマジャクシ、エビやカエルも食べます。
トンボまで食べることもあるようです。
カワセミは、意外と雑食ですね。
カワセミの水深は?
具体的にどれくらい潜れるのかは残念ながら分かりません。
カワセミが水中に潜るときは、目から膜を出してそれをゴーグルのように使います。
このゴーグルがあることで獲物を捕まえることができます。
ただ、小鳥であるため、そこまで潜れないのではないでしょうか。
5cmほどの深さの川から30cmの深さがある川にいることが多いようです。
カワセミはどこにいる?生息地は?
カワセミは河川や池などの水辺に生息しています。またヨーロッパや、アジア、アフリカなど世界中に生息しています。
日本でも全国各地で見ることができます。
基本的に同じ場所に生息します。
しかし、カワセミは絶滅危惧種でもあります。
近い将来、日本でカワセミを見ることが出来なくなる日が来るかもしれませんね。
カワセミのくちばしの色でオスとメスを見分けることができるの?
オスのカワセミかメスのカワセミかを見分けるのはかなり難しいと言われています。
見分け方はくちばしの色です。
オスのカワセミであれば、全体的に黒いくちばしを持っています。
メスのカワセミであれば、くちばしの下の部分が赤いことが特徴的です。
注意してみないと見分けるのが難しいほどカワセミのオスとメスはよく似ています。
カワセミの活動時期はいつ頃?
カワセミは冬眠することがないため、活動時期は一年中であると言えるでしょう。
カワセミの繁殖は、春から夏にかけての3月~8月です。
年に1,2回繁殖すると言われています。
カワセミの天敵とは?またカワセミの寿命はどれぐらい?
カワセミの天敵は、ヘビやイタチであると言われています。
カワセミだけではなく、ほとんどの小鳥の天敵です。
ヒナの間は、上手く飛ぶことができないので狙われたら逃げることができません。
成鳥になると、カラスなどの大型の鳥に狙われることもあります。
周りは天敵だらけというのが現状です。
そんなカワセミはどれくらい生きられるのでしょうか。
カワセミの平均寿命は2年ほどであると言われています。とても短いですね。
弱肉強食の世界なので、天敵に襲われることがあります。
場合によっては、生まれてすぐ死んでしまうこともあるのです。
上手く生き延びることができれば7年は生きられると言われています。
カワセミは魅力がある鳥っていうけど縁起はいいの?
頭から尻尾にかけて鮮やかな青緑色の体色を持つカワセミ。
「翡翠」と書くことからもきれいな鳥であることが分かります。
「飛ぶ宝石」「渓流の宝石」「川の宝石」「青い宝石」など様々な呼び名があります。
そんなカワセミは、見かけると縁起がいいとされています。
幸運を運んでくれる素敵な鳥なのです。青色の鳥であることからも、童話「青い鳥」を連想させます。
また、宝石のヒスイもカワセミの漢字「翡翠」から来ています。
カワセミはどこに巣を作る?
鳥の巣と聞くと、木の上や枝の上を思い浮かべる人が多いでしょう。
カワセミは、少し特殊な場所に巣を作ります。それは、水辺の切り立った崖の中。
横穴を掘って巣を作ります。
理由は、天敵からヒナを守るため。巣がさらされてないため、ヘビやイタチから身を隠すことが出来るのです。
餌が多い場所を好むため、護岸ブロックがあるような場所には巣を作りません。
カワセミを飼うことはできる?
残念ながら、カワセミを飼うことはできません。
その理由は、カワセミが絶滅危惧種に指定されているからです。
日本の高度経済成長期に都市化が進められたことにより、様々な生き物の生息地が脅かされました。
カワセミもその生き物の一種です。
野生のカワセミを保護した場合、自然に帰してあげるのが一番です。
怪我をしていたら、病院に連れて行きましょう。
カワセミの餌の取り方ってどんななの?まとめ
ここまで、カワセミの餌の捕り方・生態について見てきました。
・カワセミは川の中に潜って魚を捕る
・カワセミは一年中見ることができる
・カワセミの巣は傾斜のきつい水辺
・カワセミの天敵はヘビとイタチ
・カワセミはとても縁起の良い鳥
・絶滅危惧種であるため飼育は不可
バードウォッチングでも人気のあるカワセミ。
人々は、幸せを求めて探しているのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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