洗濯物を干すとき、洗濯バサミやハンガーから出るイヤな匂い、気になっていませんか?
そのまま使っていると、せっかくきれいに洗った衣類に、匂いが移りそうで心配になりますよね。
そこで、今回はイヤな匂いの正体や、それを消す方法について紹介します。
また、洗濯バサミやハンガー、物干し竿の掃除やお手入れ方法、ゴミの出し方、洗濯バサミの跡が付かない干し方なども紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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洗濯バサミやハンガーが臭いけどワキガのような匂いがするもの?
洗濯物を干すときに使う洗濯バサミやハンガーから出るイヤな匂い、まるでワキガ臭のようで不快な気分になりますよね。
匂いが気になっている方は、恐らく洗濯バサミやハンガーがプラスチック製ではないでしょうか?
さらに、以下のような条件にも当てはまると思います。
1,洗濯物を外で干すことが多い
2,洗濯バサミやハンガーは外に置きっぱなし
3,使用期間が長い
プラスチック製というのが大きなポイントです。
このプラスチックに、あることが起きると匂いが発生することが分かっています。それについては、以下で解説します。
プラスチックは古くなると臭くなるものなの?どんな匂い?
ひと口にプラスチックといっても、さまざまな材料を使ったものがあります。
なかでも、洗濯バサミやハンガーには「ポリプロピレン」や「ポリエチレン」で作られているものが多く出回っています。
これらの材料が、長いあいだ日光や紫外線を浴びると、プラスチックが劣化して「カルボン酸」という物質を発生させます。
このカルボン酸が、ワキガのような匂いの原因になっているのです。では、この匂いを消すには、どうすればよいのでしょうか?
洗濯バサミの洗い方を教えます!カルボン酸の匂いを消して嫌な臭いを取り除こう!
カルボン酸の匂いを消すには、重曹水やオキシクリーンを使うのが効果的です。
重曹水
重曹には洗浄・消臭・漂白といった効果があります。
ぬるま湯に重曹を混ぜてつけ込みます。
重曹液はお湯20に対して重曹1の割合を目安に作ると良いでしょう(例:お湯1リットルに対して重曹50g)。
オキシクリーン
オキシクリーンにも重曹と同じような効果があります。
ぬるま湯にオキシクリーンを混ぜてつけ込みます。
キャップ1杯につき、お湯4リットルが目安になります。
つけ込み時間は、匂いの程度にもよりますが、最大で6時間くらいです。
ただし、どちらの方法で行っても、消臭効果は1か月くらいで消えてしまうので、こまめに実施する必要があります。
臭くならないハンガーってあるの?
ステンレス製のハンガーは臭くなりません。
値段は高いですが、どうしても臭いが気になるという方はステンレスのハンガーにすると良いですよ!
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洗濯ハンガーに黒い汚れが!良い汚れの落とし方ってある?
ハンガーに黒い汚れがついていることがありますよね。
しかも、雑巾でこすっても取れない、とても厄介な汚れです。
この黒い汚れを取るには、メラミンスポンジが有効です。
メラミンスポンジに水をたっぷりと含ませて、汚れた部分を軽くこすってみてください。
たいていの黒い汚れはこれで落ちるはずです。
ただし、あまり強くこすると、ハンガーの表面を傷つけてしまうので、軽く優しく行ってください。
これでも黒い汚れが落ちないときは、メラミンスポンジにアルカリ性洗剤を含ませると、よりきれいに落とすことができます。
洗濯ハンガーの手入れの仕方を教えて!
プラスチック製の洗濯バサミやハンガーは、使い終わったら外に放置しないことが大切です。
屋外に放置すると、日光や紫外線の影響を受けて、劣化によるイヤな匂いの原因となります。
また、室内の日当たりの良い場所に置きっぱなしにするのも同様に良くありません。
なるべく日の当たらない場所に保管するのがベストです。
ちなみに、プラスチックは日光や紫外線の影響を受けると、素材自体が劣化してしまい、色が抜けたような感じになって割れやすくなります。
プラスチック製品を長持ちさせるためにも、屋外には放置しないようにしましょう。
アルミやステンレスといった素材の場合はどうでしょうか?
ワキガのような匂いの心配はありませんが、外に放置しておくと、雨や露で濡れたり、花粉や黄砂、排気ガスなどが付着すると汚れてしまいます。
洗濯物を干すたびにハンガーの汚れを拭く手間を考えると、やはり屋内で保管するほうが良いでしょう。
物干し竿の掃除方法は?
物干し竿は、ずっと外に放置している方が多いと思います。
そうなると結構な汚れが付いてしまい、そのままでは、せっかく洗濯した衣類を汚してしまうこともあります。
では、物干し竿を掃除するには、どんな方法があるのでしょうか?
ウェットシート
手軽に掃除するならウェットシートがいいですね。
フローリング(床)掃除用を使います。そのあと、シートの洗剤分が残らないように乾拭きします。
ウタマロクリーナー
ウタマロクリーナーは、油汚れや水あかなどを落とす中性洗剤です。
まずは、軽く水拭きしたあとに、ウタマロクリーナーを汚れた部分にシュッとかけて、そのあと水で濡らして固く絞った雑巾で拭き取りましょう。
重曹水
重曹水の作り方は、洗濯バサミやハンガーの消臭で使ったのと同じです。
重曹水で濡らした雑巾を固く絞って物干し竿を拭きます。
終わったら乾拭きしましょう。
物干し竿がベランダにある方は、ついでに手すりも掃除しておきましょう。
干した衣類が手すりに触れたとき、汚れが移らないようにするためです。
物干し竿の掃除は拭くのがめんどくさいですが、できれば雨の降ったあとに拭き取るのがベストです。
さらに、花粉や黄砂が飛散する時期は汚れやすいので、こまめに掃除しておきたいです。
なぜなら、放置しておくと汚れが付着してしまい、あとで落とすのが大変だからです。
日頃からこまめに掃除しておくのが結果的に楽なので、ぜひ試してみてください。
物干し竿の黒い汚れはサビ?サビの落とし方ってある?
物干し竿にはアルミやステンレス製のものが多く、一般的にはサビにくい材質です。
しかし、雨や露などで濡れたときに、空気中のほこりなどが付着して乾いてしまうと、黒サビが発生しやすくなります。
でも、この黒サビも落とすことが出来ますよ。
歯みがき粉
歯みがき粉を歯ブラシにつけてサビた部分をこすってみましょう。
歯みがき粉には研磨剤の成分が配合されていて、サビを削り落とす効果があります。
また、重曹と水を混ぜてペースト状にしたものを使っても同じ効果があります。
お酢
お酢はサビを分解してくれる効果があります。
お湯と混ぜ合わせ、布に含ませて拭きます。
お湯2に対してお酢1の割合で作るとよいでしょう(例:お湯100mlに対してお酢50g)。
サビとはちょっと違うけど、黒ずみのような汚れがついている場合には、アルコール除菌剤を含ませた布で拭き取ることができます。
また、メラニンスポンジも効果がありますが、塗装やコーティングをはがしてしまう可能性があるので、軽く優しくこするのがコツです。
洗濯バサミやハンガーは何ゴミになるの?
洗濯バサミやハンガーを処分する場合、何ゴミで出せばよいのでしょうか?
プラスチックや金属、木製など材質によって処分の仕方が違いますが、下記に主な分別方法をまとめました。
プラスチック・・・「可燃ごみ」「プラスチックごみ」
金属・・・「不燃ごみ」「資源ごみ」「金属ごみ」
木製・・・「可燃ごみ」
ビニールを巻いた針金製のハンガー・・・「不燃ごみ」
洗濯バサミ付きハンガー・・・「粗大ごみ」※大きさによります
ピンチハンガー・・・「粗大ごみ」※大きさによります
洗濯バサミには金属ばねが使われていますが、分別せずにそのまま「可燃ごみ」または「プラスチックごみ」として扱われる自治体が多いです。
ピンチハンガーなど、プラスチックと金属が混在しているものは、使われている材質の割合が多いほうで何ごみか決まることが多いようです。
ただし、細かく分別して処分するルールになっている自治体もあります。
ゴミの分別方法については、住んでいる地域によって異なりますので、処分する前に自治体のホームページで確認しましょう。
洗濯バサミの跡がつかない干し方とは?
衣類を干すときに洗濯バサミを使うと、衣類に跡がついてしまうことがあります。
そこで、跡をつけないで干す方法についてご紹介します。
洗濯バサミの先端(はさみ込む)部分は、通常ギザギザ状になっていますが、ここに絆創膏やマスキングテープ、ビニールテープを貼り付けると跡がつきにくくなります。
ただし、はさむ力が弱くなってしまうので、重い衣類や風の強いときは滑り落ちないよう注意しましょう。
洗濯ばさみに何かを貼り付けるのが面倒な場合は、衣類の上に乾いたタオルを被せてから洗濯バサミをはさむと跡がつきにくくなります。
また、跡がつかない洗濯バサミが販売されています。
先端部分が柔らかいラバーで覆われているので、滑りにくくて跡がつかないと評判がよいです。100均で売っているのでぜひ試してみてください。
いかがでしたか?洗濯バサミやハンガー、物干し竿の匂いや汚れについて解説しました。
洗濯バサミやハンガーは、屋外に放置するとイヤな匂いや汚れの原因になりますので、使わないときは、屋内で保管するのがおすすめです。
また、物干し竿も含めて、ふだんからきれいに掃除しておくことで、気持ちよく洗濯物を干したいですよね。
ぜひこの記事を参考に実践してみてください。
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