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ギターのチューニングがすぐにずれて安定しない!その原因とは?チューニングが安定しない人に試してほしい事や弦がビビる原因について

その他

ギターのチューニングがすぐにずれて安定しないなぁ、と悩むことはありませんか?ギターはとてもチューニングが難しい楽器です。

でも、チューニングが安定しないのには、ちゃんと原因と理由があるのです。しかもちょっとした工夫や心掛けで解決するかも知れませんよ。

この記事では、ギターのチューニングがすぐにずれる原因や解決方法を詳しく解説していきます。

また、ギターの弦からビビり音が出るのはなぜか?や、不快な「シャリシャリ」「キュッキュッ」音が何なのか?ということについても解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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ギターのチューニングがすぐにずれる理由とは?

ギターのチューニングがすぐにずれてしまう原因としていくつか理由が挙げられます。

弦が古い

同じ弦をいつまでも使っていると、サビの発生や張力の低下によってチューニングが不安定になります。おおよそ3~6ヶ月を目安に交換しましょう。

新しく張り替えた弦

新しく張り替えた弦は、そのまま使うとチューニングが安定しません。

「弦を引っ張る→チューニング」を5回程度行って、弦の伸びを落ち着かせると良いでしょう。

弦を押さえる力が強すぎる

弦を押さえる力が強すぎると、弦が伸ばされやすくなって、チューニングが合わなくなります。

左手の指や腕が疲れやすい、という人は要注意です。

とはいえ、押さえる力が弱すぎると、音がビビッてしまうので、程よい力加減で弦を押さえることを意識しましょう。

ギターはチューニングがすぐずれてしまう原因がいくつかあるので、チューニングする前に環境や条件を整えておく必要がありますね。

そもそもギターのチューニングはなぜずれるの?

いくつか音がずれる原因があります。

気温や湿度の影響

ギターのボディやネックは木材でできています。

木材は気温や湿度の影響を受けると伸縮する特徴があり、それによって、チューニングが安定しない傾向にあります。

特に、季節の変わり目は注意が必要です。

ネックの反りによる影響

ネックは木製であり、木そのものは柔らかい性質です。

気温や湿度の変化や、弦のテンションといった影響を受けると、ネックが反ってしまい、弦と指板との間が高くなることがあります。これを「順反り」といいますが、まれに逆に反る「逆反り」が起きることもあります。

エレキギターの場合には、トラスロッドで反りを調整することができますが、クラシックギターの場合には、それができません。

ネックは常に変化するものなので、こまめにチューニングすることで対処することが重要です。

気温や湿度によっても部品が変化するなど非常に繊細で、ギターはチューニングの合わせにくい楽器なのです。

ギターをチューニングする時、弦を何周巻く?

弦は2~4周巻くのが基本です。

弦はペグのポストの穴を通って、下に向かって巻きます。

このとき、弦が重なっていたり、下から上に巻いていると、チューニングが狂いやすいので注意しましょう。

また、巻き数が少ないのもチューニングがずれる原因になります。

一般的には以下のように巻くのが理想とされています。

  • 1~3弦は3~4回巻
  • 4~6弦は2~3回巻

ギターのチューニングが安定しない人はこれを試して!

ナットの調整

チューニングをしているときに、ナットから「ぴきっ!」という音が出ることはありませんか?

これは、弦とナットの溝のあいだで、過度な摩擦が発生して出た音です。

まずは、潤滑剤を使って、弦がスムーズに動くようにしてみましょう。

これでも解決しない場合は、溝を切って調整する必要があります。

溝を削りすぎると元に戻せないので、無理せずに楽器店で調整してもらいましょう。

ペグの交換

長く使っていると、ペグの消耗により不具合がでて、弦の張りが安定しないことがあります。

ペグを止めているネジやナットに、ガタや緩みはありませんか?

特に中古製品を使っている場合には注意が必要です。

もし問題があるようなら交換をおすすめします。

サドルの交換

サドルの、弦と接触する部分に引っかかりがないか確認しましょう。

ヤスリで軽く磨いたり、潤滑剤を塗ると、弦がスムーズに動いてくれます。

また、サドルの消耗が激しいなら、新品に交換しましょう。

ギターのチューニングをしても音が違っておかしい!考えられる原因は?

チューニング方法が間違っている

そもそも、チューニングを正しく行えているか確認しましょう。

ギターのチューニングは、音程を上げながら(ペグを締めながら)合わせるのが原則です。

音程が大きくなりすぎたら、一旦ペグを緩めてもう一度音程を上げながら合わせましょう。

音程を下げながら(ペグを緩めながら)合わせると音程が狂いやすいです。

トレモロアームを操作している

トレモロアームというのは、ブリッジ部に付属しているアームのことで、このアームを押し込むと、弦の張りを一時的に緩ませて、音程を変えることができます。

チューニング中、このアームに無意識に触れてしまうと、弦が緩んだ状態でチューニングされてしまいます。

演奏に必要なければ、取り外しておきましょう。

フレットの作りに問題がある

フレットの間隔がおかしかったり、一定の高さにそろっていないなど、フレットの作りそのものに問題があることもあります。

「チューニングは問題ないけれど、コードの音が何かおかしいな」と感じたら、フレットをチェックしてみてください。

オクターブチューニングが合っていない

「チューニングを合わせたのに、コードを押さえると音がおかしい」と思ったら、オクターブチューニングを試してみましょう。

オクターブチューニングとは、開放弦の音と12フレットの音を同じにする方法です。

エレキギターであれば、サドルを調整することで簡単にできますが、アコースティックギターの場合は、サドルを削る必要があるので、少し難易度が高いです。

気温の変化

チューニングを行った場所と、演奏する場所の気温差が大きいと、音がおかしく感じることがあります。

例えば、ライブ演奏のときに、エアコンの効いた控室でチューニングを行ったあと、ステージ上で演奏すると、照明などによって気温がどんどん高くなってチューニングが狂う、ということがあります。

この場合は、演奏する場所と同じような気温のところでチューニングするか、MC中などを利用して、こまめにチューニングしましょう。

ギターの弦がビビる原因は何?ビビリ音の直し方は?

弦が振動したとき、フレットに細かく何度も触れてしまうとビビり音が発生します。これは弦の高さ(弦高)が大きく影響しています。

ナットの溝が深すぎる

フレット溝が深すぎると、弦高が低くなってしまい、フレットに触れてビビることがあります。

これは、ナット溝が摩耗したためであり、特に開放弦でビビるときに起きやすいです。

こうなったときには、新品のナットに交換しましょう。

フレットの高さが低い

使用頻度の多いポジションのフレットが摩耗していることがあります。

摩耗したフレットで押弦したときに、弦高が低くなりすぎて他のフレットに触れてビビる、ということが起こります。

こうなると、低くなったフレットの高さを調整する必要があります。

ネックが順(逆)反りしている

ネックが順反りしていると、ハイポジションでビビり音が発生し、逆反りしていると、ローポジションでビビり音が発生することがあります。

反りを解消するには、トラスロッドで調整していきますが、無理に行うと壊す可能性があるので、上手くいかない場合は、無理せずに楽器店に持ち込みましょう。

パーツの共振

ナットやネックに問題は無くて弦高も適正なのに、開放弦や押弦でビビり音が発生する場合、パーツが共振している可能性があります。

ペグやブリッジ周りのネジにガタや緩みが原因かも知れません。

ネジの増し締めを行ってみましょう。

弦が原因

弦が古く伸びてしまっている場合もビビり音が鳴ります。

この場合は弦を交換してみてください。

ギターはビビリ音がでやすい楽器なので、初心者の方は気にしないというのもありだと思います。

慣れてきて音にこだわりと持つようになり、ビビる音が気になる方はとことんこだわってみましょう!

ギターでシャリシャリした音がでるのはなぜ?

弦とピックがこすれたときに、シャリシャリした音が出ることがありますが、強く斜めにピッキングしている可能性があります。

ピック先端の一部が異常にとがって削れているときは、強く斜めにピッキングしている可能性がありますので、ピッキング方法を見直してみましょう。

ギターのキュッって鳴る音は何?

ギターのキュッと鳴る音は、ギターのポジション移動する際に、弦と指がこすれる音です。

「フィンガーノイズ」「フレットノイズ」と呼ばれていて、左手の指が4~6弦の上をスライドさせたときに出る摩擦音です。

特に張ったばかりの新しい弦で出やすいようです。

指がフレットを移動するときに、巻いてある弦のエッジにこすれてノイズ音が発生します。

意図的に演奏中に出し、味を感じさせるというテクニックにもなります。

4~6弦の、ばねのような形をした巻き線が、芯となる細い線にグルグルと巻きつけられた状態になっています。

この巻き線の上は凸凹した状態なので、指が巻き線の上を押しつけながらスライドさせると「キュッ」という音が鳴ってしまいます。

このフィンガーノイズを消すにはどうすればよいでしょうか?

まずは、弦を強く押すのではなく、軽く触れる程度にする、または弦から指を離して滑らせる、という方法を意識しながら弾いてみましょう。

他には、潤滑剤を使ってフィンガーノイズを低減させる方法もあります。

指が巻き弦の上を滑らせると、指についた皮脂や削れた皮膚が、巻き線のあいだに付着します。

これが、弦の滑りを悪化させてノイズを発生させたり、弦の劣化やサビの原因にもなります。

潤滑剤を塗ると、弦の滑りがよくなってフィンガーノイズが低減するだけでなく、弾きやすさにも効果があります。

また、弦を長持ちさせたい場合にも効果的でしょう。

潤滑剤は、スプレータイプのFinger Easeや、塗るタイプのFAST-FRETやMN109 STRING FUELといったところが有名です。

ギターの音を合わせる道具は何?

ギターをチューニングするための機器で、最も使われているのがチューナーです。チューナーには、さまざまな種類と特徴があります。

クリップ式

ヘッドにクリップで留めて使用するタイプで、ギターにケーブルで繋がないでチューニングでき、しかもコンパクトで持ち運びにも便利なところが特徴です。

カード式

ギターにケーブルを接続して音を拾うタイプで、ケーブルを接続できれば、どのタイプのギターでもチューニング可能です。

アコースティックギターの場合は、内蔵マイクを使ってチューニングします。

ペダル式

エフェクターと一緒に並べて使用するタイプで、足元のスイッチによる操作が可能なので、ライブやスタジオで演奏するときなど、こまめにチューニングしたい場合に重宝します。

音叉

チューナーとは少し異なりますが、音叉は特定の音を出して、その音と自分で弾いたギターの音を合わせるチューニングに使います。

自分の耳で合わせるので最初は難しいですが、耳を鍛えるという意味では良いかもしれません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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