バジルの種から育てようと、種を水で濡らすと白い膜がでて驚く方は少なくないと思います。
カビで白くなってしまったと勘違いされて種を捨てられる方もいるのではないでしょうか?
この記事では、白くなる理由やバジルを発芽させるのにキッチンペーパーは有効なのかについて知ることができます。
また、発芽した後の育たない原因についてや、バジルが育ってきたけどどうも元気がない。何が原因?元気に復活させることはできる?
このような疑問について調べてみました。
バジルを種から栽培しようと考えておられる方や、すでに栽培している方に参考になる記事となっております。
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バジルの種を水で濡らすと白い膜が!?これは何?
「バジルの種」は水分を含むとゼリー状の白い膜でコーティングされます。
これはバジルの種が、水分を維持しようとする自然現象でカビではありません。
よくカビと勘違いして捨ててしまう人もいるようなので、気を付けてくださいね。
見た目はまるでカエルのたまごのような形状になります。
バジルの種には光は必要なの?
バジルの種は好光性種子なので、発芽させるためには光が必要です。
好光性種子とは、発芽するために光を必要とする植物の種のことをいいます。光が必要なので、種を撒いた後に土をかぶせる必要がありません。
バジルを発芽させるのにキッチンペーパーを使うのは有効?
種の発芽にキッチンペーパーを使うと発芽する可能性が高くなります。
キッチンペーパーの使い方をご紹介しましょう。
種は水分がないと発芽しません。
売っている状態の種は水分を与えず乾燥状態のため、芽がでていないということですね。
土に撒いて水やりをして初めて発芽します。
そこでキッチンペーパーを使うと、乾燥しないで程よい水分補給ができるので、発芽するスピードが早まるといわれています。
< 準備するもの >
・タッパーのような容器
・キッチンペーパー
- キッチンペーパーを容器の大きさになるように折りたたみます。
- キッチンペーパーを水で湿らせます。全体を湿らせる程度にして、容器に水が溜まらないように注意してください。
- 種をキッチンペーパーの上に置きます。発芽の邪魔にならないように、他の種と間隔をあけてください。
- バジルの発芽には20℃以上の気温が必要です。温度の管理をしつつ、光の当たる場所で育てましょう。直射日光は乾燥してしまうので避けてください。
キッチンペーパーが乾燥しないように、こまめに観察してくださいね。
バジルが発芽した後、育たないけどなぜ?
考えられる原因は次の4つです。
- 日光が強すぎる。
- 水分が足りていない、もしくは多すぎる。
- 外で育てている場合、風が強くて苗が傷んでいる。
- 双葉が多い場合は間引いてあげる。
植物はとてもシビアなので、わが子のように観察してあげてくださいね。
バジルの種の取り方や取る時期、また種の保存の方法とは?
バジルの葉の収穫ができなくなったら種を採取します。
株が大きくなると先端に花が咲き、花びらが散ったあとの萼(がく)の中に「バジルの種」がなっています。
< 採取方法 >
- 花びらが散ったあと、全体が茶色くなっている花穂を摘み取る。茎の部分が緑色のものは1週間ほど天日干しをして、茶色くカラカラにさせる。
- 軍手かゴム手袋をしてから茎の一端を指でつまみ、スライドさせて「種の入った殻」を落としていきます。
- 「種の入った殻」をざるの中にいれ、指で揉みほぐすように殻をとります。力を入れすぎると種をつぶしてしまうので注意してください。
- ざるでこして「種」と「殻」を分けます。この時、ざるに残ってしまう「殻」は手で取り除いてください。
保存方法ですが、
種が十分乾燥している状態ならそのままで構いません。採取したばかりなら2~3日ほど封筒やお茶パックにいれて、涼しい日陰に置いておくと乾燥させられます。
密閉できる袋に入れて、温度が低く、尚且つ温度変化が少ない場所で保管すると長持ちします。
冷蔵庫での保存がおすすめです。
バジルの種の寿命ってどれくらい?
バジルの種の寿命は、常温で2~3年、冷蔵庫で5年ほどもちます。
上記でお話した種の保存方法のように、冷蔵庫のような安定した温度での保存と、密閉と乾燥が長持ちのコツです。
バジルの種ができない!原因は?
植物は命の危険を感じると、花を咲かせたあとに種をつけて子孫を残そうとします。
ただし、植物自体に元気がなかったりすると種を作ることができません。
育てている気温があっていなかったり、水分量があっていなかったり、環境が原因になってきます。
もしかすると、肥料に含まれるリン酸がたりていないのかもしれません。
適正環境を確認し、育てているバジルをよく観察してみてください。
バジルは多年草なの?
バジルは熱帯地域原産(熱帯アジア・インドなど)のため多年草です。
ですが、寒さに弱いので日本では1年草として扱われています。
冬に育てる場合は、室内の気温を10度以上に保つように心がけてください。
気温を維持するのはなかなか大変ですので、自宅に温室があると便利です。
バジルの元気がない!復活させる方法はある?
元気がなくなって萎れてしまったバジルは、一度室内に戻してください。
まずは、バジルの適温を維持するようにしましょう。
先程お話した20℃以上を心がけるようにお願いします。
それと注意してほしいのが、扇風機やエアコンの風に当たらないようにしましょう。
乾燥を防ぐ効果と弱っているところに刺激を与えないようにしてください。
直射日光もおすすめしません。窓越しの日光程度にしておいてください。
元気になるまでは室内で育てるようにしましょう。
バジルが黒くなってしまった!考えられる原因は?
バジルの葉が黒くなる原因は、低温障害です。
気温が低い場所で育てていたり、冷気があたる場所で育てていると黒くなることがあります。
また、水はけの悪い土で育てていると、水のやりすぎで黒くなることもあるようです。
バジルの種を水で濡らすと白い膜が!?これはカビ?発芽させるのにキッチンペーパーを使うのは有効?バジルの元気がない時、復活させる方法はある!?のまとめ
いかがでしたでしょうか?
「バジルの種」を水で濡らすとでてくる白い膜は、水分を維持するためのコーティングでした。
バジルを育てるには、水分と光がもっとも重要。
ハーブ系は比較的簡単に育てることができるようですが、温度管理と乾燥に気を付けて育てるというのはなかなか難しいですね。
バジルの種の寿命は、常温で2~3年、冷蔵庫で5年ほどもちます。
バジルの葉が黒くなる原因は、低温障害です。
バジルを育たない時に考えられる原因は、
日光が強すぎる。
水分が足りていない、もしくは多すぎる。
外で育てている場合、風が強くて苗が傷んでいる。
双葉が多い場合は間引いてあげる。
これらが原因です。
バジルの種は好光性種子なので、発芽させるためには光が必要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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