ザリガニを食べると病気になるって本当？寄生虫を除去し安全に食べる方法とは？

ザリガニを食べると病気になる？というのは、半分本当で半分は嘘です。というのも、ザリガニには寄生虫がいます。その寄生虫をちゃんと死滅させて調理したものを食べれば大丈夫なのです。冷凍と加熱によって寄生虫を死滅できますが、それをせずに食べてしまうと病気になってしまう可能性があります。

この記事では、ザリガニを食べて病気になってしまった場合の対処法や、ザリガニを食べる時の注意点など詳しく紹介します。

ザリガニを食べると病気になるって本当？

ザリガニには「肺吸虫」（はいきゅうちゅう）という寄生虫がついていることがあります。エビやカニなどに寄生する虫でザリガニにも寄生します。そのザリガニを食べて人間が体内に取り入れてしまうと病気になってしまう可能性があります。

しばらく症状があらわれないこともありますが、主な症状として、発熱、腹痛、血痰、胸の痛みや嘔吐、下痢、せき、かゆみなどの症状が出ます。呼吸器症状を引き起こすこともあります。

その後に、感染症によって肺が損傷を受け他の臓器や皮膚にまで影響することもあります。またせきといっしょに血を吐くこともあります。

ザリガニを適切な処理（冷凍や加熱）なく食べてしまった場合は、医師の診断を受ける方が良いでしょう。診断を受ける時は「ザリガニを食べた」ということをちゃんと医師に伝えて診断を受けましょう。

この病気に効果のある薬はプラジカンテルというものです。

他にHaff（ハフ）病にかかるという報告があります。Haff病は、淡水または汽水からの魚介類の摂取に関連する熱安定性毒素によって引き起こされると考えられる横紋筋融解症のまれな症候群です。

しかし、ザリガニを食べたことでHaff病になるかどうかの因果関係は未だに解明されてません。Haff病になった人の共通点がザリガニを食べたということです。

まず疑問に思うのが、ザリガニって食べれるの？というところだと思います。

ザリガニは食べられます。近所の田んぼや池や川にいるのも食べることができるんです。ちょっと驚きですが、海外では高級食材として食されています。

ザリガニにも種類がいますが、一般的にアメリカザリガニのことをザリガニと呼びます。

アメリカザリガニは食用として日本にもちこまれた生き物なのです。

ただ、先程書いた通り寄生虫を死滅させてから食べるようにしないといけません。

ザリガニを安全に食べるには寄生虫を死滅させる必要があります。

ザリガニを凍らせます。凍らせることで寄生虫が寒さに耐えきれずに死滅します。

次にザリガニをしっかり茹でます。熱湯で煮沸することで寄生虫を死滅させます。１０分～１５分ほど茹でるといいでしょう。

このようにするとザリガニを安全に食べることができます。その他に美味しく食べるには最低限やっておきたいことがあります。

ザリガニは田んぼや川の泥の中で生活しているものが多く泥臭いです。実際に捕まえたザリガニを臭うと、なかなかキツイ匂いがします。ザリガニの体内にも泥が入っているので泥抜きをしてあげる方が良いです。

泥抜きの方法としてザリガニを水道水に1～2日入れておきます。水槽にたっぷり水を入れて1～2日間、絶食状態にしてザリガニ体内の泥や糞を吐かせ水道水をザリガニの体内にとりこんでもらいます。できれば水道水をずっとかけ流し状態にする方が良いです。

この時に気を付けたいのが、絶食状態になるとザリガニは共食いをします。複数のザリガニの泥抜きをする場合は水槽を分けるか、同じ水槽内でも干渉できないように仕切りをするようにしてください。

泥を抜いたら、ザリガニの臭みをとる為にワインや日本酒で10分～15分程度ザリガニを浸します。こうすることで、嫌な臭いをぬくことができます。

これらの手間をかけるとザリガニを食べることはできますが、食用の調理済みのザリガニを購入するのが手間いらずで簡単なので良いかもしれませんね。アマゾンでも売られています。

私は意外だったのですが、調べてみると「おいしい！」という口コミが多かったです。

どんな味がするのかというと、「シャコ」のような味がするようです。見た目ではエビのような味を想像してしまいますが。ちなみにザリガニは食べる身の部分が少ないです。

日本ではザリガニは食用としてはあまり浸透していませんが、海外では普通にザリガニを食べている国があります。

スウェーデンではキャンプでザリガニ釣りをしてそのままキャンプファイヤーで食べるようです。ザリガニを、釣って食べるのがレジャーの定番なのです。

ザリガニが好きで食べすぎた為、絶滅寸前になっているほど。その為決まった期間（8月、9月の２か月間）しかザリガニ漁ができないという期間限定の食材となっています。

アメリカでもザリガニは食べられています。

日本にもアメリカザリガニを食用として輸入しています。

現在の日本でアメリカザリガニが大量に繁殖したのは、この食用で輸入したのがきっかけでもあります。

中国ではザリガニ料理専門店があるぐらいザリガニは好まれています。若者に人気があり上海では、ザリガニ専門店の数がコンビニの店舗数を超えるほどあるようです。

そこらじゅうにザリガニのお店があるということですね。

日本でも全国のイケアのレストランで夏に期間限定で「ザリガニ　フェスティバル」が行われております。食べてみたいという方はイケアに足を運んでみてはいかがでしょうか？