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ザリガニが脱皮後動かない?ひっくり返ったり横たわってなければ大丈夫?

動かないザリガニ その他

ザリガニは脱皮する前後に動かなくなります。それには理由があります。ザリガニにとって脱皮は命懸けの作業なのです。決して簡単に済ませられるわけではありません。この記事はザリガニの脱皮前後になぜ動かなくなるのか?そして、ザリガニの脱皮に関することがわかるようまとめてみました。参考にしてみてください。

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ザリガニが脱皮前後に動かない理由

動かないザリガニ

ザリガニが脱皮すると自分の骨格が柔らかい状態になります。外敵に攻撃されることはもちろんのこと、同じザリガニの仲間同士にでもぶつかられたりすると危険です。その為、脱皮後は物陰に隠れてじっと身をひそめていることが多いです。

こういった理由で脱皮後に動かなくなるのです。脱皮前は脱皮にむけて準備をして、これまたあまり動かなくなります。「胃石」と呼ばれる場所にカルシウムを集めて脱皮後に集めたカルシウムで栄養を補給します。

脱皮後、2~3日でザリガニの殻は硬くなります。カルシウムが不足しているので脱皮して脱いだ自分の身体の殻を食べてカルシウムを補います。ですから、脱皮したからといって殻をゴミに捨ててしまわないように気を付けましょう。殻も大切な栄養です。

ザリガニが脱皮後にひっくり返っている場合は失敗?

ザリガニを飼育して観察していると、脱皮後にひっくり返って動かなくなっている時があります。ザリガニがぐったりしていて脱皮失敗?死んでしまった?と思うかもしれませんが、これにはいくつか理由があります。

水質の悪化

糞や、エサの食べのこしなどで水槽の水質が悪くなっていることが考えられます。またその汚れからアンモニア中毒になることがあります。

対処法としては、水を換えることです。水を換える時は、水槽に水を張った状態で1日放置してカルキ抜きをしてあげると更に良いです。

酸欠

酸素が足りていない時に横たわるようになったり、仰向けになっていることがあります。

対処法は、体が水面から外に出るように石を置いといてあげるか、ポンプ(エアレーション)で酸素を送ってあげることです。

農薬・薬品の影響

水槽の近くで殺虫剤をまいてしまったり、夏場の蚊取り線香を近くで使用すると良くないです。

対処法は、水槽の掃除をし水を換えることです。

脱皮不全

脱皮の失敗です。この場合は本当に死んでしまっている可能性があります。

ザリガニが脱皮後に青くなるのはなぜ?

青色のザリガニ

ザリガニは脱皮のタイミングで色が変わることがあります。今まで赤色だったのに急に青色になったり、青色だったのに白色になったりと脱皮するごとに全く違う色になることも珍しくありません。

色が変わる原因としては、与えるエサによって色の変化があるようです。サバを与え続けると青色に変化します。

ザリガニが脱皮に失敗するとどうなる?

脱皮を失敗することを「脱皮不全」と呼びます。ザリガニは脱皮不全によって死んでしまうことが多いです。

脱皮は体力を消耗するので脱皮前にはカルシウムやミネラルなど栄養を蓄え体力を温存しておく必要があります。また、酸素量が不足せずに呼吸がちゃんとできているか、水質は良いか、ストレスを強く感じていないかなど、様々な条件をクリアしていないと脱皮不全になってしまいやすいのです。

脱皮不全によって死んでしまうことが多いですが、死なない場合ももちろんあります。骨格の一部が変形してしまいエラや足がない、ハサミが取れて無くなってしまったりするのですがそれらは次の脱皮の時に成功して元に戻っていくこともあります。

一度エラや足、ハサミを無くしたからといってずっとそのままというわけではないのです。

ザリガニが脱皮を始めてから固まるまでの時間

脱皮の準備をするザリガニ

脱皮に要する時間は短いです。1分ほどで殻を脱いで終えてしまいます。もし、長い時間(15分~30分)をかけて脱皮しようとしていたら失敗の可能性が高いです。

脱皮してから体が固まるまで2日はかかります。

ザリガニの脱皮の頻度

ザリガニが脱皮する頻度は、大人と子供で違います。

成長期のザリガニ

小さいザリガニの方が脱皮する頻度が高いです。2週間~2カ月に1回くらいで脱皮します。小さいザリガニは大きくなっていく成長期なので頻繁に脱皮が行われます。

大人のザリガニ

大きいザリガニは夏の前や、冬の冬眠する前に脱皮することが多いようです。半年に1回くらい程度と思っていていいでしょう。もちろん個体差はありますが。

ザリガニが脱皮した後は触らないように注意

最初にも書きましたが、脱皮した後は骨格がやわらかい状態です。飼育の時はザリガニに触れないようにしましょう。また、触ろうとするとストレスを与えてしまうのでなるべくそっとしといてあげましょう。

脱皮後は身を潜めようとしますので、隠れることができるようなものを用意してあげると良いでしょう。流木や植木鉢、コップなど隠れることが出来るものならなんでも大丈夫です。

土管も安価で良いですよ。

2匹以上ザリガニを飼育している場合は、他のザリガニに身体をぶつけられてもダメなので仕切りをするか水槽を分けてあげて1匹でゆっくりできる環境を作ってあげましょう。

ザリガニが脱皮後に動かない理由まとめ

ザリガニは脱皮する前後に動かなくなることがある。脱皮前は、胃石と呼ばれる場所にカルシウムを貯め脱皮をする準備をする為です。脱皮後は、骨格が柔らかくなっておりザリガニにとって危険な状態なので物陰に隠れてじっとしています。

飼育する場合は、隠れることができる植木鉢やコップ、土管を用意してあげましょう。脱皮したザリガニに人が触ろうとしたり、外敵が近くにいたり、他のザリガニが傍にいるだけでもストレスになります。ストレスを与えないようにしましょう。

複数のザリガニを飼育している場合は仕切りをして脱皮したザリガニに近づくことができないようにしましょう。理想は水槽を2つ用意しそれぞれにザリガニを分けてあげると良いです。

ザリガニは脱皮失敗で死んでしまうことがあります。体を大きく成長させる為に脱皮は必要不可欠なものですが、死んでしまうリスクのある行為です。

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