雀の巣は縁起が悪いと思われる方がいるかと思いますが、スズメが巣を作ると縁起が良いといわれています。
しかし、実際のところスズメの巣にはダニがたくさんいます。
これではいくら縁起が良いとされていても、自分の家に巣を作られると嬉しい反面、ダニの恐怖に怯えなければなりません。
この記事を読むことでスズメの巣を作らせない対策や、ダニ対策についてわかるようになります。スズメの巣を見守りたい方は、しっかりダニ対策をしてくださいね。
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スズメの巣にはダニがいるの?
文頭にも書きましたが、スズメの巣にはダニがいます。
というのも、スズメなどの野鳥には「トリサシダニ」という寄生虫がいます。
この寄生虫は、スズメなどの鳥の血を吸っているため巣にダニが生息してしまいます。
スズメが巣立つか、何かしらの原因でスズメが亡くなるまではそれほど気にしなくても大丈夫ですが、スズメがいなくなった後に残されたダニに気を付けなければなりません。
取り残されたダニが新たな標的を探すために家の中に入ってきてしまうことがあるからです。
ちなみに、このダニに人間が刺されてしまうと赤いブツブツができるようです。ひどいかゆみがあるので、もしあなたがこの症状に該当するのであれば皮膚科など医者に診てもらう方が良いでしょう。
もし、スズメが家のベランダなどで巣を作ってそれを見守りたい場合は、家にダニが入ってこれないように隙間を作らないことが大切です。
換気口や窓、少しでも隙間がある箇所はガムテープでもなんでもかまいませんので侵入されないようにふさいでダニ対策をすることが大切です。
テープでふさぐ以外にも方法があります。ダニ専用の「ダニブロッカー」や「ダニがいなくなるスプレー」がオススメです。
どちらも効果あります!
個人的には「ダニがいなくなるスプレー」が安いし、効果があると思います。
スズメの巣ではないのですが、私はぬいぐるみや布団に使用して効果を感じてます。
ダニブロッカー
ダニがいなくなるスプレー
もし巣を撤去するのであれば鳥獣保護法違反に注意しましょう!
スズメが卵を産んでから巣立つまでは、巣を勝手に撤去すると鳥獣保護法違反になります。
十分注意し、場合によっては業者にお願いするようにしましょう!
なぜスズメが巣を作ると縁起が良いとされているのか?
スズメは「つがい」で巣作りをして、子育てをします。つがい(夫婦のこと)が仲良く協力しあいながら子が巣立つのを見守るので、スズメは「夫婦円満」をもたらすとされています。
他にも商売人には特に縁起が良いとされており、「商売繁盛」をもたらすとされています。
巣作りの時は木の枝を運ぶ為、子育ての時は子に餌を分け与える為に親鳥は何度も巣に戻ったり出ていったりを繰り返します。
この何度も出入りするのを、お客に例えて客の出入りが多い=品物がたくさん売れる、ということからスズメは商売繁盛をもたらすとされてきたようです。
他にも「子孫繁栄」、「家内円満」、「食べ物に困らない」など縁起が良いことがたくさんあります。
「ツバメ」も同じく縁起が良い鳥とされています。
しかしながら、スズメは良い面と悪い面の両方があり「雀は吉兆をもたらす」とされています。
理由として、スズメは春には苗の害虫を食べるので喜ばれるのですが、秋になり米を収穫する時にその米をスズメが食べてしまうためです。
また、めったに生まれないのですが突然変異で羽毛の色素が無い白い雀が生まれることがあります。
奈良時代にはこの白雀が珍鳥でめでたい鳥とされ、聖武天皇や桓武天皇に献上されたという記録が残っているほど縁起の良い鳥なのです。
スズメは同じ場所の同じ巣を毎年使うの?
ヒナが巣立っていったあとに、同じ巣に同じ鳥が戻ってくるというのを聞いたことがある方も多いと思います。
これは実際に巣立ったヒナが同じ場所に戻ってくることがあるようです。これはヒナに限った話ではなく、同じ親鳥がまた戻ってくることもあるようです。
スズメの繁殖は年1回とは限らず、2回の場合もあるので戻ってくることがあります。
また、別のスズメが巣を使うこともあります。ツバメに巣を奪われてしまうこともあるようです。逆に、スズメがツバメの巣を奪うこともあります。
スズメに巣を作らせないようにするには
防鳥てぐすやCDを置く、鳥が嫌がるスプレーを振っておくという方法があります。
CDやスプレーは正直どれほど効果があるかはわかりません。
防鳥てぐすは「ハト」には効果的と聞いたことがあります。
効果的なのがこちら↓
雀の巣を作られたらどうすればいいの?
スズメが巣を作ってしまった場合は、巣立ちが終わるまで見守ってあげましょう。
スズメが巣の中にいる時に、巣を撤去すると「鳥獣保護法違反」となってしまう場合があるので気を付けましょう。
フンや臭い、ダニの問題はありますが、スズメは縁起の良い鳥です。
ヒナを近くで見ることもなかなかできないので少しの間見守ってあげるのも良いかと思います。
スズメの巣ってどこに作るの?
スズメが巣を作る場所ですが、人目につかないところに作ります。
例えば、屋根瓦の下、雨といと屋根のすき間、煙突、空き家、換気扇のカバーの中などさまざまな場所に巣を作ります。
スズメは人に対する警戒心が強いので、このような場所を選んで巣を作るようです。
またツバメなどの古巣を再利用したり、ツバメが巣を作っているところを横取りすることもあるようなのです。
あの小さくてかわいいスズメが意外なことをするものですね。
ハトやツバメが巣を作っているのを見たことはありますが、スズメが巣を作っているのを私は見たことがありません。
縁起の良い鳥とされているので、スズメの巣を見つけるだけでも良いことがあるかもしれませんね。
スズメが巣作りするのは何月頃?巣立ちは何日ぐらいでするの?
スズメは春から秋(3月~9月)にかけて巣を作ります。
寒い時期には巣を作ることはありません。
ただし、巣が壊れたり無くなったりすると冬でも巣を作ることがあるそうです。
スズメには面白い習性があり集団でないと繁殖しないのだそうです。天敵や外敵から身を守るために集団でいるようです。
スズメは巣を作り始めてから巣立っていくまで何日ぐらいかかるのでしょうか?
これは約50日で巣立っていくとされています。
巣作りの期間が約10日。
産卵までが5日。
卵を温めて孵化するまで12日。
ヒナが生まれ巣立ちできるまでが約14日。
親鳥がサポートしながら自分でエサを捕れるようになり、自立するまで約10日。
これら全部で約50日かけて巣立っていきます。
親子で一緒にいる時間は人とは違い、かなり短い期間なんですね。
スズメの寿命は何年ぐらい?
スズメの野生下での寿命は、1年3か月が平均寿命です。
人が飼育する環境下では、約10年ほど生きるとされております。
どうして野生下と飼育下ではこんなに寿命の差が下あるのでしょうか?
これは、野生のスズメは天敵などの外敵に捕食されてしまうためです。
スズメの天敵といえば「猫」ですが、意外にも「カラス」もスズメを食べます。
つがい(番)とは何か?
「つがい」とはオスとメスのカップルのことで、夫婦のことでもあります。
主に鳥のペアに使われる言葉で、「ひとつがい」というとオスとメスの2羽のことを指します。
スズメの巣にはダニがいるのまとめ
スズメの巣にはダニがいます。
スズメが巣立つまではそれほどダニが家に侵入してくることはありませんが、スズメが巣立つと新たな標的を探しに家に侵入してくる可能性があります。
対策としては、家にダニが入ってこれないよう隙間をガムテープなどで埋める。
できれば、「ダニブロッカー」や「ダニがいなくなるスプレー」などで、しっかりダニを退治します。
その後に巣を撤去しきれいに掃除する。(スズメが巣立った後の巣の撤去は鳥獣保護法違反にはなりません)
スズメは縁起が良い鳥とされています。もし、巣を作られたら「ラッキー!何か良いことある!」と思うようにしましょう!
きっと良いことがあります。(たぶん)
スズメは春から秋(3月~9月)にかけて巣を作ります。
巣を作り始めてから巣立っていくまで約50日かかります。
スズメの寿命は、野生下では約1年3か月が平均寿命です。
飼育環境下では約10年です。
野生下では他の動物に捕食されてしまうため、長く生きられないのです。
「つがい」とはオスとメスのカップルのことで、夫婦のことでもあります。
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