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オンブバッタの卵が孵化する時期は?なぜおんぶしている?

オンブバッタ その他

オンブバッタが卵を産み、孵化する時期はいつなのでしょうか?また、なぜオンブバッタはおんぶしているのか?あれは親子なのか、カップルなのか、そしてオンブバッタは冬眠するのか?など、オンブバッタの生態について調べました。

体の色が変わることやおんぶする理由などオンブバッタは面白い生き物なので読んで楽しんでいただけると嬉しいです。

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オンブバッタの卵が孵化するのはいつ頃?どの季節に孵化する?

オンブバッタオンブバッタの孵化する時期は梅雨前後の5月~7 月と言われています。

これは、ほかのバッタに比べ て1 か月ほど遅いです。

オンブバッタのメスが秋ごろ土の中に卵を産卵し、冬は土の中で過ごします。
この卵の状態で冬を越すことを休眠卵(きゅうみんらん)と呼ばれています。

卵はスポンジ状のやわらかい泡で覆われており、寒い冬の温度の変化や乾燥、雨などから守られています。

オンブバッタは卵をどこに産む?

オンブバッタの卵は土の中に産みます。
土の中でも、浅瀬ではなく尻尾で土に穴を掘り、深いところで産卵します。卵も一つではなく、たくさん産みます。

1 つ1つの卵の大きさは直径で約 5 ㎜ととても小さいです。
なぜ深いところで産むかは、寒さや暑さ、乾燥から守るためです。

浅いところで産んでしまうと、天気の悪い雨の日や台風で流されてしまったり、太陽で土が乾燥してしまうと卵も干からびてしまうため、より深いところになります。

自宅でオンブバッタを飼育されている方は、浅い虫かごやタッパーではなく深さのあるものが適しています。

また、乾燥を防ぐためにも、時折水を吹きかけたり、水をジョウロで湿らせるなど土が乾燥することを防ぐ必要があります。

オンブバッタは何を食べる?餌は何?

オンブバッタの餌は何?オンブバッタは草食性なので植物を餌にして生きています。
ほかのバッタに比べ双子葉植物を好む傾向があり、特にシソ科・キク科の植物が好きです。

野生では、クズ、カナグラ・カラムシなどを好んで食べています。
キク科の植物は、よもぎやオオバコ、よく知っているものではタンポポ、フキ、レタスなどがあります。

飼育する場合は、しその葉、キャベツ、ハクサイなどの葉物を餌にするとよいでしょう。

しかし、栽培している植物があればオンブバッタが食べてしまう可能性があるので注意しましょう。

オンブバッタがいるのはどこ?生息地は?

オンブバッタの生息地オンブバッタは日本全土に生息しており、世界では、日本に近い中国や北朝鮮、台湾と離島を含めたアジアに広く生息しているといわれています。

日本では、空き地や花壇、田畑から家庭菜園をしている家庭まで幅広く生息してます。

餌がある所には生息していると考えてもよいでしょう。

また日当たりのよい場所よりも半日陰で丈の高い植物があるところを好んでいます。

オンブバッタはなぜおんぶしているの?

オンブバッタがおんぶしている理由とは?

オンブバッタはオスの方がメスよりもだいぶ体が小さいので、おんぶしているのは親子だと思われがちですが、実はオスとメスのカップルです。

オンブバッタは交尾の際にオスがメスの上に乗っています。

交尾が終わってもオスはメスの上に乗ったままなことが多いのですが、これは他のオスからメスを守るためにメスの上に乗っているようです。

オスがメスの上に乗っていたとしても、ほかのオスが来てメスと交尾しようとするためオス同士ケンカになることもあります。

オンブバッタはなぜ色が変わるの?

茶色のオンブバッタ生息している環境と周囲に仲間がいるのかで変わってきます。

周りに仲間のいない個体で行動しているオンブバッタは緑。

逆に仲間がおり集団でいる場合は茶色となると言われています。

また、集団と単独ではオンブバッタの性格にも変化があるようで単独である場合は大人しく、集団であれば攻撃的な性格になりやすいといわれています。

もう一つの生息している環境とは、草木が生えている環境では緑色のオンブバッタが、砂地などでは茶色のオンブバッタの姿を見ることができます。

周りに同化して敵から身を守るんですね。

ちなみに、オスはメスより小さいといわれています。

オンブバッタは冬眠するの?寿命はどれぐらい?

オンブバッタは冬眠しません。しないというよりもできないのです。

梅雨の時期に卵から孵化し、幼虫の期間を経て成虫になるオンブバッタですが、オスは生殖活動を終えた後、力尽きて亡くなってしまいます。

一方メスは、秋ごろ産卵を終えたあと、寒さで亡くなってしまいます。

なので、オンブバッタは冬を越せないのです。

このことからオンブバッタの寿命は産卵する秋頃から、卵のまま冬を越えて5月~7月頃に孵化し、オスとメスが交尾してオスは先に力尽きてメスが秋ごろに産卵するので、寿命は1年です。

短いように思いますが、他のバッタに比べるとオンブバッタは秋まで活動するので寿命は長い方になります。

しかし、家で飼っているオンブバッタは温度管理により冬を越せ春まで生きるオンブバッタもいるそうです。

オンブバッタの赤ちゃんは自分の親を知らないということですね。

それでもオンブバッタの卵は土の中で自力で寒い冬をこえ、孵化し、脱皮を繰り返し成虫になるのですごいことですね。

オンブバッタが幼虫である時期はどれくらいなの?どれくらいで成虫になる?

オンブバッタが幼虫である期間は、2 か月ぐらいです。8 月ごろには成虫になります。

卵から出た幼虫は、地上に出ていき、地上に出ると足などを動かし脱皮します。
脱皮した皮は白色をしています。まだ羽はない状態です。

また、オンブバッタの卵は複数あるため次から次へと土から出てきます。
そして、脱皮は 1 回ではありません。数回行われ成虫へと成長していきます。

成虫になると立派な羽も生えて、飛ぶこともできます。

オンブバッタとショウリョウバッタは似ているけど違いはある?

ショウリョウバッタ
ショウリョウバッタとオンブバッタの大きな違いは、「大きさ」です。

上の画像はショウリョウバッタですが、ショウリョウバッタの方がとても大きいです。

オンブバッタの体長はオスで約25㎜、メスは42㎜です。

一方ショウリョウバッタはオス約50㎜、メスが80~90㎜とオンブバッタの倍以上の大きさです。

両方ともメスが大きいのは一緒ですね。
それに触覚と足がとても長いのが特徴です。

ショウリョウバッタの長い後ろ足は開いていることが多いです。

オンブバッタは、短く、体にぴったりくっつけています。
パッと見た目は似ていますがちゃんと見ると足や触覚の長さが違うのでわかりやすいです。

また、ショウリョウバッタは「キチキチバッタ」とも呼ばれておりショウリョウバッタのオスに近づくと「キチキチ」と鳴きます。

オンブバッタは顔にイボがあるのが特徴です。

顔にイボがあるバッタはオンブバッタだけなので、捕まえた時に確認するとオンブバッタかそうでないかはすぐにわかると思います。

オンブバッタの卵が孵化する時期は?なぜおんぶしている?まとめ

オンブバッタは卵から梅雨のじめじめした時期(5月~7月)に孵化します。

寿命が約1年なので短いように思うかもしれませんが、他のバッタよりも活動期間が長く秋まで活動しているため、バッタの中では寿命は長い方です。

オンブバッタは冬眠しません。越冬することができずに死んでしまいます。

餌は草食性なので植物を食べます。

生息する環境によって体の色が変わります。個体で活動していたり、草木が多い場所に生息している場合は緑色に。

仲間がおり集団でいる場合や、砂地に生息している場合は茶色になります。

オンブバッタがなぜおんぶしているのかは、オスがメスを守るためです。

オスの方がメスより体が小さいので、バッタの親子かと思うかもしれませんがカップルです。

他のオスがメスと交尾しようとしたりするのを上に乗っているオスが守ります。

全国各地どこでも生息しているため草むらや畑、花壇など見てみると見つけることができるかもしれません。

家庭菜園をしている方は植物は餌となってしまうため十分に気を付けてくださいね。

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