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人参の栽培をして色が薄くなる原因は?食べられる?人参はなぜオレンジ色なの?

ニンジンは割れる? その他

家庭菜園を楽しむ人が増えてきましたが、人参の栽培をすると色が薄くなってしまうことがあります。どうして色が薄くなるのか?原因は何なのか?また、食べることはできるのか?

今回は、人参の色についてと収穫・人参の割れや硬さのなぞについて調べてみました。

これから人参を栽培しようとされてる方や、人参の知識を得たい方にオススメの内容となっております。

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人参の栽培で色が薄くなる原因は?色が薄くても食べれる?

にんじん

人参の栽培で色が薄くなる原因には、人参に含まれる成分であるカロテンが関わってきます。

カロテンとは、緑黄色野菜に多く含まれる「カロテノイド」と呼ばれる成分の一種です。

免疫の機能を正常に保ったり、老化を防いだりする力があります。

このカロテンの生成適温が、人参の色がどうなるかに関係しています。

生成適温とは、植物の生育に最も適した温度のことを言います。

カロテンは、生育の後半に多く作られますがその生成適温は16~21℃であると言われています。

この生成適温より高くても低くても人参の色は薄くなってしまうのです。

収穫期に土の中の水分が多い場合や、低温期の栽培でリン酸が少ない場合でも色が薄くなってしまいます。

色が上手くつくかどうかは、その人参の品種にもよります。赤くなる品種かどうかを確認して選ぶ必要があります。

人参の色が白いのはなぜ?

人参

人参の色が白くなってしまう原因は、生育中に栄養が偏ることが原因であると言われます。

人参の中心部分が白くなることが多いですが、栄養素が中心ではなく外側に向かっているからです。

色が白い人参を食べても問題はありませんが、栄養がないので美味しくはありません。

同じ白色でもカビが生えていることがあります。この時は食べることなく処分しましょう。

人参はなぜオレンジ色なのか?

人参はなぜオレンジ色?

人参の色がオレンジであるのは、人参に含まれる成分・カロテンが関係しています。

人参は英語で「carrot(キャロット)」。

カロテンはこの「キャロット」が語源になっているようです。

人参の連作は大丈夫?

ほとんどの野菜は連作に向きません。

連作とは、同じ土地に毎年続けて同じ作物を作ることです。

人参は連作が可能である数少ない野菜の一つです。

連作をした方がよい品質の人参ができるとも言われています。

家庭菜園で人参を連作する場合は根が腐っていないかのチェックをする必要があります。

人参を栽培すると割れた!原因は何?

ニンジンは割れる?

人参の栽培をすると時々割れていることがあります。

原因は大きく分けて2つあります。

1つ目は、人参の収穫時期が遅くなってしまったことです。

人参の収穫までの目安は、だいたい100日~120日なので3ヶ月~4ヶ月ほどです。

この時期に収穫するのがよいとされています。この日にち以上畑に植えていると人参が割れてしまいます。

2つ目は、栽培中の水分の急激な変化です。

生育途中で大雨に当たって水分が急激に増えたり、真夏の暑さで土中の水分が急激に失われたりすると実が固くなり割れてしまいます。

常に水はけを良くすることが大事です。

割れてる人参は食べれる?

割れている人参には二種類あり、種類によって食べられるかどうかが変わってきます。

割れたばかりで軽いひびが入っている人参は食べることが出来ます。

もう一種類は、ひび割れを起こしてから時間が経ち大きくひびが入っている人参です。

この場合、乾燥してしまって美味しさは全くありません。

ひび割れが少ないうちに収穫すると食べることができます。

ニンジンはなんで硬いのか?

人参が硬い原因は「トウ立ち」です。

トウとは花を咲かせる茎のことです。つまり、トウ立ちとは収穫前に花が咲いている状態のことを言います。

植物が、子孫を残すために行う活動です。

人参も、花を咲かせるために茎をのばそうとしているので人参が硬くなってしまうのです。

「トウ立ち」した人参は、根の部分なら食べることが出来ます。

しかし、トウ立ちしすぎているととても固いので捨てる勇気も必要かもしれません。

人参の収穫はいつ頃?

人参の収穫時期

夏に種まきをするか、春に種まきをするかで収穫時期は変わってきます。

夏の場合は11月~2月頃まで。

春の場合は7~8月頃まで。

家庭菜園の人参の収穫時期は、根の直径が5センチほどに達した時で、種まきから大体100日から140日経過したくらいです。

小さな人参の場合は、根の直径が1.5センチほどに達した時で、種まきから大体60日から70日経過したくらいです。

根の大きさが十分に成長していることが確認出来たら収穫時期です。

人参は冬越しできる?

先ほど、収穫時期で「夏の場合は11月~2月頃まで。」と書きました。

人参は冬を越せるの?と疑問に思ったかもしれませんが、可能です。

葉が枯れて人参の生長が止まるので、冬でも収穫することができます。

とはいえ、寒さでダメになってしまうこともあります。寒さ対策として、根元に土寄せをして人参が露出しないように土をかぶせてあげると良いでしょう。

人参の後に何を植えたらいい?

人参を育てた後には、白菜や玉ねぎ、キャベツを植えるのがいいでしょう。

同じ場所に同じ種を蒔き続けるよりも相性のいい野菜を育てる方がいいと言われています。

人参とは違う栄養素が必要となるため畑の土が休まるからです。

白菜、玉ねぎ、キャベツは人参とは違う栄養素が必要です。

逆にセロリやパセリ、ピーマンなどは人参の後作に向いていません。

後作には植物の相性を考える必要があります。

人参の栽培をして色が薄くなる原因は?食べられる?のまとめ

ここまで人参の栽培について見てきました。

・人参に含まれるカロテノイドという成分が色に関係している

・栄養素が偏ることで人参が白くなる

・人参は連作可能な野菜

・人参の後作に相性がいいのは白菜や玉ねぎ

・割れたばかりの人参は食べることができる

・人参の収穫時期は、夏の場合は11月~2月頃まで。春の場合は7~8月頃まで。

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