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米ぬかでぼかし肥料を作るとカビが!?これって大丈夫?米ぬかって食べることができるの?

その他

「ぼかし肥料を作るとカビが生えた!これで大丈夫?」「米ぬかは肥料になるの?効果はどれくらいある?」

本記事では、米ぬかで作るぼかし肥料の特徴や材料、米ぬかの特徴についてご紹介します。

また、米ぬかの消臭効果や、米ぬかは食べられるのかについてもお教えします。

この記事を最後まで読んで、米ぬかで作るぼかし肥料の材料や特徴を知って、米ぬかを有効活用して下さい。

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米ぬかでぼかし肥料を作るとカビが生えたけどいいの?

米ぬかと有機質肥料を発酵させて作るぼかし肥料に生える白いカビは、好気性菌(こうきせいきん)といって発酵が進んでいる証のようなものです。

表面にカビが生えても、米ぬか、有機質肥料と一緒に毎日しっかり混ぜ合わせてあげて下さい。

米ぬかと有機質肥料が発酵している間は、発熱して暖かくなるので好気性菌の働きも活発になります。

発酵が終わると発熱も収まってカビも生えなくなるので、すぐに使わない場合は乾燥させて保存すると良いでしょう。

米ぬか肥料のデメリットは?

米ぬかを肥料として使う場合は、有機質肥料と一緒に発酵させてから使う必要があるので、仕込みと発酵に数ヶ月かかるのがデメリットです。

また、米ぬか肥料は栄養面で、化学肥料には及びません。

植物の生育に必要なチッソ・リン酸・カリウムの含有バランスは、米ぬか肥料は2%:4%:1%です。

一方で化学肥料は8%:8%:8%を基本に、育てたい作物ごとに含有物のバランスを変えた肥料が販売されています。

米ぬかをつかった肥料に虫が湧くことがある?

虫の中には米ぬかを好む虫がいるので、肥料にしても米ぬかに虫が湧いてしまうことがあります。

蛾の仲間であるノシメマダライガや、ノコギリヒラタムシやコクヌストモドキといった甲虫は米ぬかを好むので肥料にする前も、肥料にしてからも湧いてしまうことがあります。

しかし、これらの虫が湧いてしまっても米ぬか肥料として使う事はできます。

土壌に撒くことで、他の虫に食べられてしまったり、日光に当たって死んでしまうので問題ありません。

米ぬかを土に混ぜるとどうなる?

米ぬかには、肥料に適した加工をした脱脂米ぬかと、精米機などで貰える生の米ぬかがあります。

手軽に無料で手に入る生の米ぬかをそのまま土に混ぜると、米ぬかの油分が水の吸収を阻害し、土の中で分解されずに米ぬかが腐り、異臭や害虫が発生する原因になります。

脱脂米ぬかは、土の中で発酵して土壌改善に期待が出来ます。

ただし、発酵している間は土の中で発熱しているので、種まきをする1ヶ月前に土に混ぜておく必要があります。

米のとぎ汁は肥料になる?

米のとぎ汁には、肥料に必要なチッソ、リン酸、カリウムはほとんど含まれていないので、肥料にはなりません。

米ぬか肥料は腐葉土や動物の糞などと一緒に発酵させて、微生物がチッソ、リン酸、カリウムに栄養素を分解させています。

この時、米ぬかは微生物が寄りやすい性質を利用して、有機質肥料を効果的に発酵させるための発酵誘発剤として作用しています。

米のとぎ汁をそのまま土壌に与えると、土がタンパク質で硬くなってしまったり異臭や害虫の発生に繋がるので与えないほうが良いでしょう。

米ぬかは肥料として田んぼにも使える?

無農薬栽培をやっている田んぼでは、米ぬかを使ったぼかし肥料はもちろん、土壌改善や雑草の育成を防ぐ除草剤としても使われています。

具体的には、稲刈りが終わった後に残った稲の株をトラクターで耕耘する際に米ぬかを一緒に撒くことで、微生物の働きを活発にして土の中で稲の残骸の分解を促します。

米ぬかだけでは、肥料にはなりませんが土の中に残った有機質肥料(稲の残骸)の分解をすることで、翌年の稲作のための栄養にリサイクルできるのです。

また、米ぬかを撒くことで有機酸が発生して、雑草の発育を阻害するという話もあります。

米ぬかと乳酸菌と何を混ぜたらぼかし肥料はできる?

ぼかし肥料を作るために欠かせない材料、あと一つは「水」です。

ぼかし肥料の原料は主に次の3つです。

①有機質肥料(米ぬか、動物の糞、油粕、魚粉、落ち葉など)

②発酵菌(乳酸菌や納豆菌、米麴など)

③水

発酵菌に関しては空気中や土壌中にも、多かれ少なかれ存在しているので必ず必要!というわけではないのですが、失敗のリスクを減らすためにも入れたほうが良いでしょう。

米ぬかは食べることができる?

煎りぬか

米ぬかを加工した「煎りぬか」が販売されており、食べることができます。

米ぬかには、ビタミンB群やビタミンEが豊富に含まれており、食物繊維と鉄分など現代人に不足している栄養素も入っています。

ただ、生の米ぬかには様々な菌が付着している可能性があるので、加熱加工した米ぬかを食べることをおススメします。

「煎りぬか」は家庭でも、フライパンで米ぬかを8分~10分ほど乾煎すれば作れます。

ただ、玄米の表面を削った米ぬかには残留農薬が付着しやすい性質があるので、煎りぬかを作る際は無農薬米の米ぬかを使用したほうが良いでしょう。

米ぬかは消臭効果がある?

米ぬかには、コーヒーかすのように消臭効果があります。

消臭剤として使う場合は、生のまま使用すると害虫の温床となってしまうので、「煎りぬか」のようにフライパンでカラカラに乾かしてから綿の袋や不織布に入れて使うと良いでしょう。

靴箱の中や、冷蔵庫の中の嫌なにおいを吸着して消臭してくれます。

また、生ごみの臭も消臭してくれるので、ゴミ袋に不織布に入れた米ぬかを一緒にいれておくと、嫌な臭いを予防してくれます。

米ぬかでぼかし肥料を作るとカビが!?これって大丈夫?のまとめ

本記事では米ぬかで作るぼかし肥料についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。

米ぬかの特徴や、ぼかし肥料の効果や作り方、ぼかし肥料を作る際にカビが生えても問題ないことを知っていただけたなら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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