「モモンガがなかなか餌を食べてくれない」「餌の量ってこれでいいのかな?」
本記事ではモモンガの飼い方で疑問に感じる餌の量や、餌を食べてくれないときの原因と対処方法をご紹介します。
また、与えていい餌や水を飲まないときの対処法やモモンガが快適に過ごせる住環境についてもお教えします。
モモンガの飼育で分からないことがある方は、ぜひこの記事を最後まで読んでみて下さい。
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モモンガが餌を食べない時の考えられる原因とは?
モモンガが喜ぶからとおやつを与えすぎていないでしょうか?
可愛いモモンガが嬉しそうに食べるからといって、美味しいフルーツやミルワームを頻繁に与えていると主食の餌を食べなくなることがあります。
モモンガは本来雑食の動物で樹液や木の実、虫などを食べて生きています。
これは季節によって食べ物が見つからない時に他の餌を食べるために雑食になったからです。
苦労せずに美味しいおやつが貰えたことに味を占めてしまうと、味気ない餌を食べなくなってしまうことがあります。
そんな時には心を鬼にして餌を食べるまでおやつを与えないようにして下さい。
モモンガの餌の頻度と量は?また餌を与える回数は?
モモンガは夜行性なので、夕方から夜に1回餌をエサ皿に入れて与えてあげれば大丈夫です。
餌の量は個体差があるので一概には言えませんが、モモンガの体重の20%程度の量を与えてやり、翌朝に残していることが続くようなら少しずつ減らして体重の15%程度を下限にするのが良いでしょう。
餌は1日1回ですが、おやつやミルクなどを朝などに与えても大丈夫です。
ただし、おやつやミルクを与えすぎると主食の餌を食べなくなってしまうことがあるので気を付けてあげて下さい。
モモンガの餌で野菜や果物は与えていい?
モモンガは雑食なので果物や野菜も食べますが、甘い果物を与えすぎると他の食べ物を食べなくなってしまうことがあるので、十分に気を付けて少量を与えるようにしてください。
特にモモンガが喜ぶ果物類は糖分が多いため与えすぎると健康に影響が出る恐れがあるので注意が必要です。
野菜も一般家庭でよく使う人参やキャベツ、イモ類や大根、ほうれん草など何でも食べますが、モモンガは偏食になりやすいので同じものを与え続けないようにしてあげてください。
モモンガが食べてはいけないものってある?
モモンガに限った話ではないのですが、動物にネギ類を与えて中毒症状になったというお話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
モモンガもネギ類を食べると中毒症状を引き起こすことがあるので、タマネギやニラ、ニンニクや青ネギ、長ネギなどは与えてはいけません。
他にも、脂質が多いナッツ類はあまり与えないほうが良いでしょう。
アボカドやチョコレートにも毒性があるのでモモンガには与えないようにしてください。
モモンガが水を飲まないけど大丈夫?原因は?
水を飲まないと脱水症状になってしまうのではと不安になるでしょう。
モモンガが水を飲まない原因は色々ありますが、まずは水が新鮮なものか確認してください。
例えば、置き水をしている水がゴミなどで汚れていたり、時間が経って傷んでいませんか?
水を入れている容器を洗って、新鮮な水を入れてあげて下さい。
ほかにも、フルーツやミルクなどを与えているとフルーツやミルクに含まれる水分で満足して水を飲まなかったりします。
どうしても水を飲まない場合はモモンガ用のシロップを水に入れてあげるという手段もあります。
モモンガの適温は何度?寒さ対策はどうすればいい?
モモンガが快適に過ごせる気温は25℃から28℃といわれています。
熱帯や亜熱帯地域が生息地のモモンガを飼育するためには室温の管理をしっかりと行わなければいけません。
基本的には一年中エアコンを使って室温管理をしましょう。
冬場はエアコンを使っても人間の適温である20℃から24℃ではモモンガにとってはまだ寒いくらいになってしまうので、ケージにペットヒーターを設置してモモンガの周囲を温めてあげると良いでしょう。
モモンガは何時に寝るの?睡眠時間はどれぐらい?
夜行性のモモンガは日が昇る、朝7時くらいに寝ます。
モモンガはよく眠る生き物なので、1日に多い時で16時間ほど眠ります。
常に熟睡しているというよりは、ウトウトと仮眠をしているような時間帯もあったりと夜間以外は活発に活動しないようなイメージで良いでしょう。
活動が活発になるのは夜の9時や11時ごろですが、個体差もあるので一概には語れません。
一緒に遊びたいからといって、眠そうにしているモモンガに構っていると睡眠不足になってしまい、体調を崩す原因になるのでおすすめできません。
モモンガにストレスがあるとどんな行動をする?ストレス発散方法は?
ストレスが溜まると、下痢や軟便などの体調不良になったり自咬症や激しい噛み癖が出たりします。
モモンガのストレスを減らすためにはストレスを感じない飼育環境を整えてあげることが一番です。
たとえばケージは狭いとストレスを感じやすくなるので、十分な広さと高さが確保できる物にしてあげましょう。
また、不衛生な環境もストレスの原因となるので、ケージの中はこまめに掃除をして糞尿などの臭いが染み付かないようにして下さい。
ケージから出してお散歩やコミュニケーションを取ることもストレスの解消には役立ちますが、まずはストレスが溜まらない環境を作ってあげる事が大切です。
モモンガは平均で何年生きるの?
モモンガは5年から8年程度生きるといわれています。
個体差や疾患によって寿命は大きく変わってしまいますが、長生きする個体は12年ほど生きたという話もあります。
長生きさせるためにはストレスが少ない環境で飼育することや、病気にならないように餌やおやつの栄養バランスをしっかりと考えてあげる必要があります。
モモンガが餌を食べない時の原因と対処法!餌を与える頻度と量、野菜や果物は与えていいのか?のまとめ
モモンガが餌を食べない原因や水を飲まない場合の原因についてご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事でご紹介したモモンガの生態などについて要点を下記にまとめます。
- モモンガは雑食で、野菜や果物などを食べるがおやつを与えすぎると主食を食べなくなる。
- モモンガは夜行性なので、食事は21時ごろに起きた後の1回で良く、朝の7時ごろには寝てしまう。
- モモンガは暖かい部屋、清潔で広い環境を好み、ストレスや病気に気を付ければ8年程度生きる。
これらの情報が少しでもお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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