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紙ストローだと炭酸飲料が飲みにくいのはなぜ?紙ストローが苦手な人は鳥肌が立つこともある!?

その他

様々なお店で紙ストローを使う取り組みが増えてきました。

その紙ストローですが、「炭酸飲料が飲みにくい」、「紙ストローは鳥肌がたつ」などという声をSNSでよく聞きます。

本当に紙ストローは炭酸飲料が飲みにくいのでしょうか?また、紙ストローのメリットやデメリットはどんなものなのか調べてみました。

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紙ストローだと炭酸飲料が吸えない!?飲みにくいのはなぜ?

紙ストローだと炭酸飲料が飲みにくいという意見が多々ありました。

どういうことでしょう?

紙ストローで炭酸飲料を吸ってもなかなか上がってこないということでした。

お茶などの非炭酸では普通に飲めるようです。

ここでストローの仕組みを簡単に説明します。

まず、飲み物がストローを上がってくるのは口で吸っているからではなく、気圧により飲み物を押し出しているからです。

ここでの気圧とは、「空気の重さで物を押す力」のことをいいます。

ストロー内と外の飲み物両方に、同じ大きさの気圧がかかっています。

同じ大きさの気圧がかかっているため、ストロー内と外の水面は同じ高さになります。

  • ストロー内の空気を吸う。
  • ストロー内の気圧が下がる。
  • ストロー内の気圧が下がった分、外の気圧で押されて飲み物がストローから上がってくる。

以上のような現象でストローから飲み物がでてくるのです。

通常だと紙ストローも同じ現象で飲み物が上がってくるはずなのですが…。

実は、紙とプラスチックの違いが関係していました。

紙には目に見えない無数のちっちゃい穴が開いています。

その穴に炭酸飲料の気泡がまとわりついて、気泡の圧力が飲み物を押し返してしまう。

そんな現象が起こり、飲みにくくなってしまうということです。

一度ストローを取り出して、まとわりついた気泡を取り除くと飲みやすくなります。

紙ストローは、炭酸飲料には不向きということでした。

紙ストローで炭酸を飲むとまずいの?

紙ストローで炭酸を飲むとまずいという声が多数あります。

よく言われる原因は3つあります。

  • 炭酸が抜けている感じがする。
  • 紙の味がしてまずい。
  • 紙がふやけてゆっくり飲めない。

というものでした。

3つ目は味に関係ないですが、気分も相まってということなんでしょうね。

紙ストローが苦手な人は鳥肌がたつ?紙ストローの口当たりとは?

紙ストローをくわえた時のガサガサした触感が苦手な方もいるようで、それが気持ち悪くて鳥肌が立ってしまうということでした。

たしかに今までツルツルしていたプラストローは自然な感じでしたよね。

それと、唇に張り付くような感触も嫌だという意見もありました。

紙ストローが苦手な人は、プラストローを持参してくる人もいるみたいです。

紙ストローは使いにくい?紙ストローの問題点とは?

上記でもお話したように、唇に感じる違和感と長い時間使い続けるとふやけてくることから、使い勝手が悪いという意見が多くあります。

また、紙ストローを採用する側にもデメリットがありまして、実はプラストローよりも値段が高いらしいです。

このように評判の悪い紙ストローですが、メリットはなんなのでしょう?

紙ストローは気持ち悪いなど良くない評価が目立つけどメリットってないの?

紙ストローのメリットは、処分もしやすく環境にも優しいところでしょう。

分解も早いですし、リサイクルや焼却処分が簡単にできます。

ストローはなぜ紙になったの?

世界中で問題視されているのがプラスチック製のごみ問題です。

その一つにマイクロプラスチックというものがあります。

マイクロプラスチックとは、直径5mm以下の小さなプラスチックのことで、ごみ集積場から風や雨の影響で海へと流れていきます。

そのマイクロプラスチックを海の生き物が餌と間違えて食べてしまい、消化不全や胃潰瘍などを引き起こして死んでしまうことがあります。

そのため、海洋生物の生態系に異変が起こりはじめているということです。

紙ストローは、そういった問題を少しでも緩和しようと取り組み始めたものでした。

プラスチックと紙ではどっちがエコ?

紙ストローへ代えることによってプラスチックの大量生産が減り、環境への影響が軽減されます。

また、燃えるゴミとして処分しやすくなる点と、リサイクルしやすくなる点でプラスチックよりもエコと考えられています。

しかし、実際のところどうなのでしょうか?

使い捨て紙ストローの実態

紙ストローの紙ですが、実はものすごい量の水とエネルギーを使って作られています。

2011年に北アイルランド議会が発表した研究論文で、『プラスチック製の袋、紙袋、布袋による環境への影響の比較」というものがありました。

紙の製造は、プラスチックを製造するよりも4倍以上のエネルギーが必要ということが明らかになっています。

紙製造のリスク

紙は木で作られています。

木は二酸化炭素を吸収し、待機中の濃度を下げる役割を果たしています。

紙を大量に生産するにはそれだけ木を伐採しなければならないため、森林伐採や温暖化などの環境問題が指摘されています。

他にもコストの問題もありました。

プラストローの原価は1本あたり2円ほどに対し、紙ストローは1本5~13円もするようです。

このように見てみると、プラスチックと紙、どちらもエコとはいいがたい状況です。

紙ストローの原料とは?何で出来ている?

製造している会社にもよりますが、ここでは「株式会社ペーパーストローイシカワ」様を紹介させていただきます。

「株式会社ペーパーストローイシカワ」様は、紙ストローの原料は原紙(クラフト紙と上質紙)を用いて、「原紙・のり・コーティング」を合わせて製造し、環境や身体にやさしい商品を目指しています。

のりやコーティング剤は化学薬品を使用せず、大豆や蜜蝋を原料として天然素材を使用しているようです。

この紙ストローであれば環境に良いものだとわかりますね。

紙ストローだと炭酸飲料が飲みにくいのはなぜ?紙ストローが苦手な人は鳥肌が立つこともある!?のまとめ

紙ストローで炭酸飲料を飲もうとすると、ストローのちっちゃい穴についた気泡が邪魔をして飲み物が上がってこないという現象でした。

また、人によって紙ストローが唇に当たる感触がガサガサして気持ち悪いという方もいるということがわかりました。

紙ストローへ代わってコストや別の環境問題という課題はあるにせよ、改善したいという気持ちがより良い商品を生み出しています。

紙ストローでもプラストローのように自然と使えるようになってほしいですね。

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