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信楽焼のたぬきやカエルやフクロウにはどんな意味がある?信楽焼のたぬきは家のどこに置くのがいいのか教えます!

その他

信楽焼を知っている方でも、たぬきやカエルやフクロウにどんな意味があり、どのようなご利益があるのか知らない人も多いのではないでしょうか?

信楽焼とは、滋賀県甲賀市信楽町あたりで作られている陶磁器のことで、日本六古窯の一つです。1976年に伝統工芸品に指定されました。

琵琶湖から採れる土で作られる焼き物で、「信楽たぬき」の置物が全国的に有名です。

信楽たぬき・カエル・フクロウについて調べてまとめてみました。

また、信楽たぬきは家のどこに置くのが一番いいのか?など他にも気になる疑問について調べたので最後まで読んでみてください。

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信楽焼のたぬきやカエルやフクロウにはどんなご利益がある?

信楽焼のたぬきとカエルとフクロウ

信楽焼のたぬきの他にカエルやフクロウもあり、それぞれのご利益があります。

信楽たぬき

たぬきは、「た(他)」「ぬき(抜く)」から「他を抜く」という意味に関連付けて「商売繁盛の縁起物」として作られてきました。

ご利益は「金運」、「開運」、「勝負運」、「魔除け」、「商売繁盛」などです。

また、「信楽たぬき」「八相縁起」というもので姿かたちを表しています。

・笑顔    愛想よくしていれば、商売繁盛に繋がる。

・笠     思いがけない災難を避けるため身を守れるように。

・大きな目  周囲を見渡し、気配りや正しい判断ができるように。

・大きなお腹 冷静さと大胆さを持ち合わせよう。

・通い帳   信頼関係を築けるように。

・徳利    人徳を身に着けよう。

・金袋    金運に恵まれますように。

・太いしっぽ 何事もしっかりした終わりを。

信楽カエル

語呂合わせで「福カエル」「無事カエル」などといわれるように、カエルも縁起の良い生き物とされています。

ご利益は、「縁結び」「安産祈願」「子宝」「病気平癒」「出世運」「合格祈願」などです。

「信楽カエル」にも「八相縁起」があります。

・皮膚  災難を避ける保護色の鎧。

・腹   大胆に構えた腹にはへそがなく、落雷予防。

・口   ボヤ・吸殻をパクリと呑み込む火災予防。

・子蛙  常に親の責任を負い、子はしっかり親に従う。

・前足  磐石に構えた脚は威風堂々、礼節を知る。

・後足  屈伸活発、待機していない時は、跳躍前進せよ。

・食物  毒蚊・毒虫を食べ、害虫撲滅・無病息災。

・冬眠  断食・耐寒の時期に心身修養せよ。

信楽ふくろう

信楽焼のふくろうには、「不苦労」という言葉に関連づけて大変縁起の良い生き物とされています。

ご利益は、「商売繁盛」、「金運」、「開運」、「勝負運」などです。

信楽焼のたぬきはどこに置くといい?

信楽焼のたぬきは「商売繁盛」の縁起物なので、お客様を歓迎するという意味で玄関先に置くことをおすすめします。

自宅の中に置くとすれば、家族やお客様が集まるリビングがおすすめです。

信楽焼はなぜ有名なの?

歴史的な理由に、第二次世界大戦後の暖房具として使われていた火鉢が信楽焼であったり、昭和天皇の全国巡幸の一環で、日の丸国旗を持ったたぬきの置物がお出迎えをしていたということがあり、当時の新聞などで有名になったとされています。

縁起がよくてご利益もあるなんて絶対自宅に置いちゃいますよね!

信楽焼はいつから作られたの?

信楽焼のはじまりは鎌倉時代中期。

常滑焼(とこなめやき)の技術を取り入れ作られるようになりました。

最初の信楽焼は、窯構造も常滑焼の「甕窯(かめかま)」によく似ていて、常滑焼と区別がつかないほどでした。

14世紀頃には、信楽焼の作り方が独自のものになり始めていきます。

この頃は農業の発展が進み、甕・壺・鉢の3種類のやきものが多く使われるようになり増えていきました。

信楽焼きは何県で作られている?

信楽駅

滋賀県甲賀市信楽町を中心に生産されている陶器で、日本六古窯(にほんろっこよう)の1つです。

■日本六古窯

瀬戸焼 愛知県瀬戸市

信楽焼 滋賀県甲賀市

常滑焼 愛知県常滑市

丹波立杭焼 兵庫県丹波篠山市今田町立杭

越前焼 福井県丹生郡越前町

備前焼 岡山県備前市伊部

たぬきの置物が有名ですが、最初の方でも書きましたカエルやフクロウの信楽焼もあります。

また、信楽駅ではたくさんのたぬきがお出迎えをしてくれます。

信楽焼の土の特徴って何?なにか違うの?

信楽焼で使われる土には種類があるのでまとめてみました。

名称 特徴
信楽白土 長石という白い石が含まれていて粗目。焼くとその長石が表面に出てきて独特な表情に。適度な粘りがあり、初心者にも比較的扱いやすいのが特徴。
信楽水簸粘土 粒子が細かく本格的な陶芸に適している。細かく水簸生成した粘土で、うわぐすりの発色もよく、還元焼成では、十分よく焼き締まり食器等に適した粘土。
信楽赤土 信楽白土に鉄粉を加えた土。ほどよい粘りと粗さなので、陶芸初心者に扱いやすい。焼くと赤褐色になり、落ち着いた風情ある色味に。
信楽水簸赤粘土 粒子が細かく、単味で1200℃までが安全。他の土と合わせて使うと変化に富み面白い焼き上がりに。
信楽耐熱土 耐熱食器を作る場合に使用。1180℃まで低膨張うわぐすり使用、乳濁となりツヤはない。
古信楽土(粗目) 食器・花器の制作に適し、還元焼成で火色がでやすい粘土。

やきものは、「土」、「成型技術」、「窯」により産地と時代を見分けていますが、ものによって信楽焼なのか、その他のやきものなのか、ほとんど違いがなく見分けるのが難しいものもあるようです。

信楽焼の焼き色は?色に特徴がある?

信楽焼の色の特徴は、表面がほのかに赤い、もしくは薄いかき色のような火色です。

薪の灰に埋まる部分が黒褐色になる「焦げ」のような現象が、独特なあじわいを醸し出しています。

信楽焼のたぬきが割れたので処分したい時はどうすればいい?

基本的には一般的な陶器と同じ処分方法で問題ないようです。

しかし、神社などで購入した置物や祈祷を受けている置物は、その神社に持っていく方がいいそうです。

可愛い置物には愛着をもってしまいます。

置物であっても愛情をもった処分方法でお別れしていただくのが良いと思います。

信楽焼のたぬきやカエルやフクロウにはどんな意味がある?のまとめ

いかがでしたでしょうか?

信楽焼のたぬきには、「他を抜く」という意味に関連付けて「商売繁盛の縁起物」として。

信楽焼のカエルには、「福カエル」「無事カエル」といった縁起物として。

信楽焼のふくろうには、「不苦労」という言葉に関連づけた縁起物として。

信楽焼は滋賀県甲賀市信楽町を中心に生産されている陶器です。

信楽焼のたぬきが割れてしまい処分したいと思った場合は、神社などで購入した置物や祈祷を受けている置物であるならば、その神社に持っていく方がいいそうです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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