アロエの花の季語をご存じでしょうか?アロエの花が季語になるの?と思われる方もおられるかと思います。アロエの花は「冬」の季語として使えるんです。
では、花はいつ頃咲くのでしょうか?咲くと縁起のいいものなのでしょうか?それとも不吉な花なのでしょうか?
「アロエの花」の生態について解説していきます。
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アロエの花の季語は何?
季語といえば俳句などに使われます。
「アロエ」自体は季語ではなく、「アロエの花」、「アロエ咲く」という使い方であれば季節を特定できることから冬の季語として認められます。
アロエの花は何年に一度咲く?
アロエの花は40年に一度しか咲かないといわれています。
開花時期は冬で、12月~3月頃に開花を迎えます。
アロエの花の咲かせ方や咲く条件とは?
アロエの花は苗の状態で花が咲くことはありません。
花を咲かせるには、高さが50㎝以上になるまで育てる必要があります。
また、茎の太さも関係していて、種類にもよりますが茎の太さが2.5㎝以上にならないと花が咲かないといわれています。
咲かせ方は1日の中でなるべく日当たりのよい場所で育て、夏は水を与えず、冬は寒さに耐えられるように対策しなければいけません。
上手に育てれば、鮮やか朱色や黄色のきれいな花が咲きます。
そこで、アロエの花を咲かせるためのポイントをご紹介します。
育てる場所
アロエの花は日当たりのよい場所を好むため、常に日がよく当たる場所で育てましょう。
暖かい地域の植物なので寒さに弱いです。日に当てて育てることで、丈夫に育ち寒さにも強くなります。
気を付けてほしいのが直射日光です。
小さい苗の状態で直射日光に当ててしまうと、葉が日焼けして変色してしまうことがあります。
少しずつ日に慣らしていく感じで日光浴をさせてあげてください。
根に問題がなければそのまま育ちますが、葉の色は元に戻らないので注意しましょう。
水分過多に注意
アロエには自ら水分を蓄える能力があります。
乾燥に強いアロエは、水のあげすぎで枯らせてしまうことがあるので、土が乾いたら水をあげる程度でよいです。
育てる地域によりますが、夏は1日1回ほど、春・秋は1週間に1回ほど、冬はほぼあげなくて大丈夫なので、気になったときにあげる程度でよいと思います。
肥料は必要なし
肥料をあげる必要はありません。
水もそうですが、肥料もあげすぎると枯れてしまう原因になります。
肥料をあげるとしたら、弱っているときだけにしましょう。
「有機肥料」をあげるようにしてください。
土の種類
水はけがよい土を使いましょう。
多肉植物やサボテンを育てるときの土を使うとよいです。
病気への対処と害虫駆除
アロエがかかる病気は「黒斑病」です。
葉に黒い点がでてきて、一度かかると元に戻りません。
病気になった葉を切り捨て、土も感染している可能性があるため植え替えするようにしてください。
種類によりますが、アロエは害虫に強い植物です。
まれにカイガラムシやアブラムシがつくことがあります。
アエロの栄養を吸い取ってしまうため、見つけたらすぐに駆除してください。
以上5つのポイントに気を付けて、上手に育ててください。
アロエの花が咲くと縁起がいい?それとも不吉?
アロエの花に「縁起がよい」、「不吉」ということはありません。
様々な説があるようで、一つ簡単にご紹介します。
昔、アロエ栽培をしている人が花を開花できずにいました。
同じ地域で見事に開花している人がいらっしゃいまして、何年経っても開花できないことが悔しくて「不吉」という迷信を広めたそうです。
アロエの花の食べ方
今のところ「キダチアロエ」の花は食べられるようです。
生で食べたときの感想は、キャベツに近い味と食感で、青臭さがあるようです。
ナムルのような味付けやサラダにするとよいかもしれません。
火を通すと青臭さが弱まって甘みが強くなるようです。
炒め物やおつまみにするとよさそうですね。
アロエの寿命はどれぐらい?
アロエは非常に生命力の強い植物です。
品種によって暑かろうが寒かろうが枯れずに強く育っていきますし、有名な品種の「キダチアロエ」などの寿命は10年を軽く超えてしまうそうです。
また、アロエの最大種といわれる「アロエ・バイナシー」の寿命は、軽く100年を超えるそうです。
アロエの花の季語は何?アロエの花はいつ頃咲くの?咲くと縁起がいい?のまとめ
いかがでしたでしょうか?
「アロエの花」は冬に強いイメージから冬の季語として使われることがわかりました。
そして12月~3月頃に咲き始め、40年に1度しか咲かない珍しいお花でしたね。
そんな珍しいお花ですから、昔に栽培している人たちが、他人の開花しているアロエをみて妬んだことによる「でまかせ」という説が多かったようですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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