ししとうといえば緑色のイメージですが、家庭菜園でししとうを栽培したことがある人は、「茎が黒くなってきている?」「実が黒くなっている?」という経験をされたことがあるかもしれません。
茎が黒くなったり、実が黒くなる原因は何でしょう?
黒くなっても食べて大丈夫なのでしょうか?
見た目はいつも通りのししとうなのに、辛くなる原因はなんなのでしょう?
今回はこれらのししとうの疑問を解決する記事内容になっています。
是非最後まで読んでみてください。
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ししとうの茎が黒くなる原因とは?
ししとうが黒くなる原因は、急な寒さや急に紫外線を浴びたことによるストレスが原因です。
原因はアントシアニンという成分で、ストレスによってアントシアニンが生成され黒くなっているようです。
アントシアニンはブルーベリー等に含まれている成分で本来紫色なのですが、濃く発色して黒色にみえています。
アントシアニンはブルーベリーに含まれている成分ということで思い当たった方もいると思いますが、目にいい成分です。
ですので、食べても何の問題もないですね。
腐って黒くなっているわけではないので、食べても問題ありません。
ししとうを家庭菜園で栽培したら辛いししとうが育った!辛くなる原因は?
辛み成分の犯人はカプサイシンです。
カプサイシンが生成される原因は、大きく2つあります。
- 高温や水分不足によるストレス
- 収穫時期の遅れ
高温や水分不足によるストレス
ししとうが辛くなる原因の1つは、栽培時の高温、乾燥、水分不足等によるストレスが原因です。
ストレスによって辛味成分であるカプサイシンが生成されます。
人間と同じで、ストレスに敏感で繊細な食物なのですね。
収穫時期の遅れ
もう1つの原因は、収穫が遅れるとカプサイシンが生成されます。
辛くないししとうは新鮮なものです。
皮が緑色でハリのあるもの、へた部分もきれいで切り口が変色していないもの、不自然に変形していないものは、辛い確率が低いため見極めるポイントになります。
ししとうの収穫時期はいつまで?
ししとうの収穫時期は、6月~10月です。
3~4月の春に種をまき、4~5月に植え付けをし、6~10月に収穫時期を迎えます。
収穫の時期は開花から2~3週間です。
実の大きさが6~7㎝ぐらいで収穫します。
完熟直前の皮の光沢が増し淡い緑色になった頃がベストタイミングです。
ししとうの中に虫がいるかどうか見分けることはできる?
ししとうの中に虫がいるかどうかは、穴が開いているかどうかで見分けます。
穴があると虫が中にいる確率があります。
しかし、実際にはパッと見て穴は見当たらないのに虫が出てきたという経験をされた方もいるようなので100%見分けることはできないです。
虫がいるということは、新鮮な証拠でもあるので全てが悪いわけではありません。
少し気持ち悪く感じるかもしれませんが、虫もおいしく食べる新鮮な野菜が育ったと思ってみましょう。
ししとうが赤くなる理由は?
ししとうが赤いのは熟している証拠です。
収穫時期を過ぎているので皮が固くなっています。
風味も落ちてきて、辛さも増しています。
早めに食べたほうがいいですね。
もしくは唐辛子として利用した方がいいかもしれません。
ピーマンとししとうの違いは何?
ししとうとよく似ているピーマンとの違いは、見た目の形や大きさの違いと辛み成分であるカプサイシンがあるかないかです。
スーパーなんかで並んでいるのを見たことがある方はわかると思いますが、ピーマンは丸みがあり大きいのに対し、ししとうは細長くピーマンより小さいです。
また、ピーマンには辛み成分であるカプサイシンがないので、苦みが強く感じられるのに対し、ししとうは辛みが強く感じられます。
それぞれの特徴を生かして料理してみてください。
ししとうと相性の良い野菜は?
栽培で寄せ植えする際に相乗効果が期待できる野菜をコンパニオンプランツといいますが、ししとうと相性がいいのは、にら・ネギ・枝豆・レタス・バジル・シソ・パセリ・つるなしインゲン等です。
ししとうとパセリ(バジル)
パセリがししとうの茎周りに広がりマルチの代わりを果たしてくれます。
また、香りの強いパセリはアブラムシ・テントウムシダマシといった害虫を退避させます。
ししとうとにら(葉ねぎ)
にらの根に繁殖する拮抗菌が萎凋病(イチョウビョウ)や青枯れ病などの土壌病を防いでくれます。
ししとうと豆類
お互いの生育がよくなり、病害の抑制効果もあります。
ししとうとピーマンの相性は良い?
栽培するうえで同じ仲間である、ししとうとピーマンの相性は抜群です。
一緒に植えることで乾燥しにくくお互い助け合って成長するので最高のパートナーです。
ししとうの茎が黒くなる原因とは?家庭菜園で辛いししとうができたけど辛くなる原因は何?のまとめ
ししとうは実が黒くなっていても問題なく食べられます。
ししとうが辛くなる原因にはストレスが大きくかかわっているので、栽培環境には十分注意した方がいいようです。
収穫時期をしっかり押さえて、新鮮なうちに食べるようにすると辛みが抑えられておいしく食べられます。
家庭菜園で自分の育てた野菜を食べると安全性も確実で、おいしさもひとしおですよね。
正しい栽培方法で、おいしいししとうを召し上がってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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