学生時代に髪の毛に下敷きをこすりつけて静電気で遊んだ記憶がある人も多いのではないでしょうか。
しかし下敷きで静電気が起きない時があります。その原因とは何なのでしょうか?
下敷きで静電気が起きない原因は、水気や金属などを伝って、静電気をうまく放出できたからだと考えられます。
今回は、下敷きで静電気が起きない原因や仕組み、クリアファイルで静電気を起こす方法について調べてみました。
そして、下敷きについて代用品や廃棄方法(何ゴミ)等も一緒にまとめましたので最後までご覧ください。
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下敷きで静電気が起きない時の原因は?
下敷きで静電気が起きない原因は、静電気が上手く放出しているからです。
下敷きが持っている静電気は金属を伝って逃がすことができます。
学校などの場合は、金属が使われている机を使用していることが多いのではないでしょうか。
机の収納部分が金属で出来ている場合は、下敷きを収納している間に静電気が逃げたのではないでしょうか。
また、水分を解しても静電気は逃げていくので、下敷きが濡れている場合も静電気は起きにくいと考えられます。
静電気は下敷きでなぜ起きるの?
静電気は摩擦によって起こります。
例えば全く目に見えなくても、空気と下敷きが触れていることで摩擦が発生して静電気が発生します。
違う物体同士の摩擦によって静電気は発生するようです。
意図的に髪の毛と下敷きをこすり合わせて静電気を起こしたことがある人も多いのではないでしょうか。
この現象も下敷きと髪の毛の摩擦によって起きています。
静電気で髪が逆立つのはなぜ?
静電気で髪が逆立つ理由は、電子移動によるものです。
なんだか難しいですよね。
詳しく説明していきます。
物体はプラス電荷を持つ電子核とマイナス電荷を持つ電子の2つで構成された原子でできています。
下敷きを髪の毛にこすりつけることで、マイナス電荷を持つ電子が髪の毛から下敷きに移動します。
この移動により下敷きのマイナス電荷が増え、マイナスの静電気がおきます。
そして、髪の毛は、マイナス電荷が減ったのでプラスの静電気がおきます。
磁石が引き付けあうのと同じ原理で、この電子の移動を起こすことで髪の毛と下敷きが引かれあって現象が起こります。
静電気の起こし方で指で起こす方法ってある?
指同士をこすって静電気を起こすことはできないです。
静電気は、物体の摩擦によって起きるプラス電子とマイナス電子の関係によるものです。
物体によって、プラスとマイナスの性質のどちらが強いか決まっており、プラスとマイナスの差が大きい程、静電気は起きやすいそうです。
なので、同じ物体同士の摩擦だと、静電気は起きません。
静電気の起こし方でクリアファイルで起こす方法ってある?
凹凸があまりない乾いたクリアファイルを下敷きと同様に髪の毛にこすりつけることで静電気を起こすことが出来ます。
摩擦を起こした時に静電気の逃げ場がないようにすることで、同じような現象が起きるはずです。
下敷きの静電気をなくす方法とは?
下敷きの静電気をなくす方法をまとめてみました。
- 部屋の加湿をする
- 肌の保湿をする
- 洗濯するとき、柔軟剤を使う
1つずつ詳しく見ていきます。
部屋の加湿をする
部屋の湿度を上げることで、静電気が逃げやすい環境ができます。
部屋の湿度が60%以上になるようにしてみてください。
加湿器を使用するのはもちろん手っ取り早いですが、洗濯ものを室内干しにしてみたり、床を水拭きすることでも湿度を上げることが出来ます。
お手軽にできる方法を試してみてください。
肌の保湿をする
肌の湿度を上げることで、体内に静電気をためることを防いでくれます。
化粧水やローションなどで肌を潤った状態に保ってください。
静電気対策ということだけでなく、肌の保湿は美容面でもとても重要ですよね。
また、お風呂で体や顔を洗う際に肌のバリア機能を守る意味でも優しく洗ってみてください。
こちらも保湿という意味で効果的だと思われます。
洗濯するときに柔軟剤を使う
柔軟剤に含まれる陽イオン界面活性剤には、なんと電流を逃がす性質を持っています。
柔軟剤には知られざる能力があったのです!
洋服は毎日身に着けますし、柔軟剤を使用すると良いにおいのふわふわした肌ざわりになりますよね。
一石二鳥の効果が期待できますね♪
下敷きはいらない?下敷きは使った方がいい?
下敷きがいらないか、使った方がいいのか、個人の好みの問題なのでなんともいえないです。
メリットを挙げてますので、好みに合えば使い合わなければ使わないでいいと思います。
下敷きを使うメリットとして挙げられるのは、
- ノート等の下の紙に字が写らない
- 文字を書くとき、安定して平坦な状態で書ける
上記の理由で困った経験のない人は、下敷きの必要性を感じませんよね。
逆にデメリットとしてはコンパスを使う際などは、針が滑って使いにくいなんてこともあるようです。
下敷きを代用できる物ってある?
下敷き代用としていくつか挙げてみます。
- クリアファイル
- 厚紙
- 他のノートの表紙
- バインダー
代用品の条件として、ある程度の固さがあり、つるつるした表面である必要がありますよね。
下敷きは文字を書きやすくする文房具なので、その点があるものなら、身の回りのもので代用できそうです。
下敷きって何ゴミになるの?下敷きの捨て方とは?
下敷きの捨て方は、各市町村で分別について調べていただくのが一番だと思われます。
主に多くの下敷きの材料として使われているのが、ポリ塩化ビニルという素材です。
プラスチックより弾力性があり、傷に強い素材です。
このポリ塩化ビニルを燃やしてしまうと、毒性の強いダイオキシンが発生してしまいます。
なので、燃えるゴミとして出さないでください。
一般的に今のところは、素材としてリサイクルする「マテリアルリサイクル」が下敷きの廃棄方法として一番適切な方法だと考えられます。
現在は、ダイオキシンによる環境問題を大きく取り上げられていますので、ごみの分別には一人一人が気を付けて、未来を守っていかないといけませんね。
下敷きで静電気が起きない時の原因は?クリアファイルで静電気を起こす方法とは?下敷きは何ゴミになる?のまとめ
下敷きで静電気が起きない原因は、静電気を放出しているからです。
下敷きが持っている静電気は金属を伝って逃がすことができます。また水分を解しても静電気は逃げていくので、下敷きが濡れている場合も静電気は起きにくいです。
湿度が多い時も静電気は起こりにくいです。
静電気は摩擦によって起こります。
目に見えなくても、空気と下敷きが触れていることで摩擦が発生して静電気が発生します。
違う物体同士の摩擦によって静電気は発生します。
クリアファイルでも静電気を起こすことができます。
凹凸があまりない乾いたクリアファイルを下敷きと同様に髪の毛にこすりつけることで静電気を起こせます。
逆に静電気を無くしたい場合には、部屋や肌の加湿をするか、洗濯する時に柔軟剤を使う方法があります。
下敷きの捨て方は、各市町村によって分別方法が違う場合があるので調べていただくのが一番だと思います。
下敷きに使われている素材のポリ塩化ビニルを燃やしてしまうと、毒性の強いダイオキシンが発生してしまいます。
なので、燃えるゴミとして出さない方が良いと思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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