コオロギを飼育する時の餌って何を与えればいいのか迷いますよね?基本的にコオロギは雑食なので何でも食べるのですが、野菜が良いです。
水分が重要なコオロギにとって、みずみずしい野菜は最適な餌といえます。
この記事を読むと、コオロギの餌について、コオロギが共食いする理由や共食いを防止する方法、また脱皮に関して知ることができる内容となっております。
コオロギを養殖、飼育しようと考えておられる方、是非とも最後まで御覧ください。
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コオロギの餌は野菜でいい?コオロギが食べる野菜とは?
コオロギは基本的に雑食といわれています。
ですが、実際に自宅で育てると考えたら何を与えていいか悩んでしまいますよね。
そんな時の代表的な餌が「野菜」です。
虫かごで飼っているときによく目にしていたキュウリでも構いません。
コオロギのために野菜を用意しなくても、ごはんを作るときに余った白菜やナス、キャベツの切れ端でもよいのです。
虫に取って水分は欠かせないものです。
コオロギはみずみずしい野菜であれば好んで食べてくれますし、野菜に関わらずリンゴやみかんなどの果物でも食べてくれます。
果物を食べるときにでも、おすそ分けしてみてはいかがでしょう。
野生のコオロギが食べるものは何?
先程お話したとおり野生のコオロギは雑食なので、野菜、果物、植物、昆虫の幼虫、無脊椎動物の死骸などを食べています。
野生のコオロギは、主に植物の葉、花、果実などを食べて生活しています。
彼らは草食性であり、特定の植物に依存することもありません。
多くのコオロギは草地や木々の周辺に生息し、そこで見つけられる植物を摂取します。
またコオロギは時折、小さな昆虫や他の節足動物も食べることがあります。
特に幼虫の段階では、タンパク質を多く摂取する必要があるため、小さな昆虫や甲殻類を捕食することがあります。
コオロギはかつおぶしを食べる?
コオロギは雑食ですが、非常にたんぱく質を好む昆虫です。
たんぱく質の摂取としてかつおぶしもよく食べる餌のひとつとなっています。
かつおぶしの他にもおすすめの餌があります。
雑食なのでキャットフードやドッグフード、にわとりの餌や魚の餌などの人口餌です。
これらの人口餌は腐りにくく、安く手に入れることができるため重宝されます。
気をつけていただきたいのが、そのままだと固くて食べられないことがあるので、ミキサーなどで細かくしてから与えるようにしましょう。
コオロギは昆虫ゼリーを食べる?
コオロギもカブトムシなどに与えるような昆虫ゼリーを食べてくれます。
水分補給やたんぱく質摂取の意図で与える方が多くいらっしゃいますが、ゼリーだと表面が乾きやすいため、設置方法を考えたり、交換する頻度を増やしたり、なかなか管理が大変です。
水分補給には濡れた脱脂綿やガーゼを置いたり、ゼリーのみのたんぱく質だと足りないことがあるため、前述でお話した人口餌を与えるなど補う必要があります。
コオロギが共食いする理由と共食いを防止する方法を教えて!
コオロギを飼育するうえで注意すべきことがあります。
それは「共食い」です。
コオロギが共食いしてしまう原因としては、たんぱく質が不足しているからだと考えられています。
前述でかつおぶしや人口餌、昆虫ゼリーについてお話したのは、コオロギにとってたんぱく質は生きていくために最も重要な栄養素だからです。
この共食いをどのように防止していけばよいか解説していきましょう。
たんぱく質の摂取
コオロギの共食いを防止する方法、それは動物性たんぱく質の摂取です。
たんぱく質が不足してしまうと、同じコオロギを食べることでたんぱく質を補おうとしてしまいます。
ドッグフードやキャットフードなどの人口餌や、コオロギ専用の餌を切らさないように与えることで共食いの防止をすることができます。
隠れ家を増やす
コオロギが増えていくと仲間同士喧嘩するようになります。
喧嘩で弱ってしまうと食べられてしまうことがあり、コオロギもヒトと同様、プライベート空間がないとストレスが溜まってしまうということですね。
コオロギが快適に過ごせるような広い空間を与えて、住処となる隠れ家を増やすように心がけましょう。
コオロギは餌なしだとどのぐらい生きられる?
実際にコオロギを飼育していた方からの情報によると、だいたい3~5日程で死んでしまう恐れがあります。
これはコオロギの数、水分の状況、元々の寿命などの環境が関係しているため、一概にとは決めがたいです。
コオロギは餌よりも水分が重要といわれているため、水分の与え方次第では5日ほど生存してくれるかもしれません。
ネットで販売されているコオロギ専用給水機をうまく活用するとよいでしょう。
コオロギは脱皮するの?脱皮の回数は?
コオロギは5~8回脱皮を繰り返して成長します。
脱皮した直後の殻は白く、柔らかい殻で覆われています。
この柔らかい間に細胞を増やして体を大きくしていき、その後徐々に元のコオロギの色へと変化していくのです。
何度も脱皮を繰り返し、最後の脱皮を終えると翅(はね)が生えて成虫となります。
コオロギが脱皮した抜け殻はどうなるの?
コオロギの脱皮した抜け殻は、基本的には食べられてしまいます。
ですが、稀に食べられず残っているケースもあるようです。
それは、コオロギを飼育している室内の湿度によるようです。
湿度が高めだと抜け殻が湿気を吸収してしまい、コオロギが食べるには好ましくない状態となっている可能性があります。
同じ人口餌であっても、湿気が多い状態だと食べないことがあるようです。
コオロギの養殖方法は?
コオロギの繁殖方法について解説していきます。
養殖といっても、飼育するところを基本に考えるとわかりやすいと思います。
まず、必要な物は次の通りです。
飼育用ケース
養殖となると数を増やすため大きめのケースを用意してください。
狭い環境だと共食いの原因にもなりますし、高さのないケースだとジャンプしたときに脱走されることもあります。
隠れ家
隠れ家となる代表的なものは、新聞紙をくしゃくしゃにしたもの、卵の紙パック、鉢底ネットを丸めたものなどがあります。
新聞紙はお手軽ですが、養殖用としてコオロギを取り出すときにちょっと手間かもしれません。
給水機
コオロギにとって水分は欠かせません。
脱脂綿やガーゼに水を吸わせて設置する方法もありますが、ネット通販などで見かけるコオロギ用の給水機を使うと管理がしやすく大変便利です。
餌とたんぱく質
コオロギは雑食ですがみずみずしい野菜や果物を好んで食べます。
水分を同時に摂れるものであれば水分管理もしやすくなるでしょう。
また、共食いを防ぐためにもたんぱく質の摂取を忘れずにしましょう。
ドッグフードやキャットフード、にわとりの餌などを細かく粉砕して与えてください。
コオロギ用の餌を与えるのも便利です。
くつろげる床材
これは個人の意見になりますが、床材があると死亡率が低かったという話があります。
根拠は見当たりませんでしたが、コオロギにとって憩いの空間となるのかもしれません。
よく使われているのはキッチンペーパーや園芸用の土です。
土系の床材にすると、コオロギが隠れ家として使うこともあるようなのでおすすめです。
繁殖用の産卵床
卵には湿度が必要となりますので産卵床を用意するとよいでしょう。
小型のタッパーなどの入れ物に湿らせたティッシュやコットンなどをいれて、飼育ケースに設置してください。
そこに産卵後は、乾燥しないように霧吹きなどで定期的に湿らせるようにしましょう。
だいたい2週間から1か月ほどで孵化していきます。
コオロギの餌は野菜でいい?コオロギが共食いする理由と共食いしない方法とは?コオロギの脱皮の雑学についてのまとめ
野生のコオロギは雑食なので野菜、果物、植物、昆虫の幼虫、無脊椎動物の死骸などいろいろなものを食べます。
また、養殖や飼育となると、野菜、果物の他にたんぱく質となるものを与えないと共食いしてしまいます。
コオロギは雑食ですが、非常にたんぱく質を好み、かつおぶしもよく食べる餌のひとつとなっています。
またキャットフードやドッグフード、にわとりの餌や魚の餌などの人口餌も食べます。
コオロギは餌を与えないと、だいたい3~5日程で死んでしまう恐れがあります。
コオロギは餌よりも水分が重要です。
ネットで販売されているコオロギ専用給水機を使うと良いでしょう。
コオロギは5~8回脱皮を繰り返して成長します。
抜け殻は、自分で食べてしまいます。
ですので、抜け殻をあまり見かけることはできません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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