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電車のつり革が少ないのはなぜ?つり革を持てない時、揺れない立ち方とは?つり革が丸い理由について

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みなさんは、普段から利用している電車のつり革、何となく少ない、なぜかな?と思うことはありませんか?

また、乗車しているときに体がふらついたり、よろけて隣の人にぶつかってしまうことはありませんか?

つり革に関する疑問や、揺れない立ち方があれば知りたい!と思う方もいると思います。

そこで、今回はつり革がなぜ少ないのか?つり革がつかめないときにどう立てば揺れないのか?などの疑問を中心に解説していきます。

また、つり革の形状や高さ、電車の揺れにくい場所はどこか?などについても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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電車のつり革が少ないのはなぜ?

電車内で、一番つり革の少ない場所はどこだと思いますか?それは扉付近になります。

この場所は、電車が駅に到着するたびにドアが開き、乗降する人が行きかう出入りの激しい場所になります。

もし、扉付近につり革を設けてしまうと、つり革につかまった人によって、スムーズな乗降の妨げになってしまうことがあります。

なので、あえて扉付近にはつり革をつけずに、乗客が留まらないようにしているのです。

また、つり革が頭に当たってしまうことを防ぐ、という意味もあります。

ただし、一部の鉄道会社では、つり革を扉付近にも設置していますが、通常よりも高く設置して、頭に当たりにくくしています。

ちなみに、つり革の代わりにスタンションポールというつかみ棒を設置していたこともありましたが、乗降の妨げになってしまうことから、今は少なくなりました。

電車の真ん中につり革がないのはなぜ?

通勤ラッシュ時には、通路に人の列が3列になることがあります。

両サイドの人はつり革につかまることが出来ますが、真ん中の列の人に用意されたつり革はありません。

これは何故なのでしょうか?

実は、つり革は通路の真ん中の列の人に用意されたものなのです。

そして、網棚の下には、横向きの手すりがありますが、これが、両サイドの列の人がつかまるためにあるのです。

でも、真ん中の列に立った人がつり革につかまると、座席側の列の人に「え?何であなたが使うの?」と驚いた顔をされるかも知れません。

なので、つり革につかまらずに何とか踏ん張って揺れに耐えるしかない、というのが現状なのではないでしょうか。

電車のつり革を持てない時、揺れない立ち方ってある?

では、つり革を使えないときに、どうすれば揺れないで立つことが出来るでしょうか?

そこで、以下の揺れない立ち方を試してみてください。

1,体の向きは電車と平行か少し斜めにする。

2,足のスタンスは肩幅くらいに。

3,進行方向側の足のつま先は少し開き気味にする。

4,左右の足は少し前後に開く。

5,ヒザは少し曲げておく。

6,リラックスして立つ。

発進時は進行方法と逆の足に、停車時は進行方向側の足に体重を乗せて、車両の前後の揺れに備えます。

急カーブやポイントを通過するときは、車両が横方向に揺れやすくなります。

足裏に体重を乗せるようにしながら、ひざを曲げて揺れに対処しましょう。

体が力んでこわばってしまうと、ちょっとした揺れでもふらついてしまうことがあります。

そして、長い間そのような状態で立っているととても疲れます。

そこで、逆にリラックスして自然体で立ち、車両が揺れても逆らわずに、力を受け流すような感覚で立ってみてください。

体は少し揺れても足元はしっかりしているはずです。ぜひ試してみてください。

電車でふらつかない人とはどんな人?

前述の揺れない立ち方を意識していれば、ふらつく可能性が低くなりますが、さらに以下のことを意識しておけば、よりふらつかなくなると思います。

1,なるべく手に荷物は持たない

重い荷物を片手または両手に持っていると、バランスを取りにくくなり、揺れに対応できなくなる場合があります。

出来れば、荷物は網棚に載せるか、足元に置くのが良いでしょう。

2,ハイヒールを履かない

ハイヒールを履くと、体重がつま先側に寄ってしまうので、どうしても不安定になってしまいます。

ハイヒールを履かないのがベストですが、どうしても履かなければならない場合もあると思います。

そのときは、出来るだけ足を広げ、進行方向に対して体を斜めにし、前後左右の揺れにいつでも対応できるようにしておくことが大事です。

電車のどこが一番揺れないの?

電車の中で一番揺れない場所は、車両の真ん中になります。

逆に車両の前後部分は揺れやすいといえます。

特に車両と車両の間にある連結部では、絶えず大きな揺れが発生していて、立っていられないこともあります。

車両の前後には台車がありますが、レールのうねりが台車を介して車両に伝わってきます。

これが振動となって車両を揺れ動かすのですが、台車に近い車両の前後部が一番大きな影響を受けます。

なので真ん中は前後部に比べて揺れにくいのです。

ちなみに、先頭車両や最後尾の車両など、どの車両でも揺れに大差はないようです。

揺れない場所に乗りたいのであれば、車両の真ん中の位置が良いでしょう。

電車の吊り革の強度は?

つり革の強度データは、製造メーカーから公表されていないので、詳細は不明ですが、以前、「トリビアの泉」というTV番組で実験した結果によると約380kgだったそうです。

体重60kgの男性6人が、つり革にぶら下がっても破損しないことになりますね。

通常の使い方をしていれば、強度的には十分といえますが、急ブレーキなどで、つり革に瞬間的に大きな加重がかかったときにも、破損しないように作られているのでしょうね。

つり革が丸い理由は何?つり革の形の理由を教えます!

結論から述べると、つり革の形状(握り部)は地域によって異なり、また、形状によるメリット・デメリットがあることが判りました。

詳しく解説していきます。

つり革の形状といえば、丸型を思い浮かべる人が多いでしょう。

しかし、「古い車両は丸、新しいのは三角のイメージ」、「吊り手が丸って、私の中では昭和時代の電車」という意見もあるように、現在では三角型をイメージする人も多いようです。

では、実際のところはどうなんでしょうか?

東京などの関東地区では、三角形のつり革が7割以上のシェアとなっていて、丸型は、京急電鉄や小田急電鉄の、旧型車両などの一部にしか使われてないようです。

逆に、中京・関西地区では、圧倒的に丸型が多いようです。

地域によってつり革の形状が異なるとは、意外ですよね。

また、つり革の形状によるメリット・デメリットはあるのでしょうか?

まず、丸型の主な特徴は、

1,握る部分を回せるので、前の乗客が握った部分を触らずに済む(メリット)

2,丸型のほうが、突然の揺れに対し、とっさにつかみやすい(メリット)

3,長くつかんでいると疲れやすい(デメリット)

次に、三角型の主な特徴は、

1,密集して取り付けたときに、つり革どうしが衝突しにくい(メリット)

2,握る部分がフラットなので、握りやすい(メリット)

3,4本の指を使って握れるので、指の疲れが分散されやすい(メリット)

4,乗客の頭にぶつかったときの衝撃は、丸型よりも三角型のほうが大きい(デメリット)

このように、丸型や三角型には、どちらもメリット・デメリットがあります。

つり革の形状一つとっても、いろいろな考え方があって面白いですね。

つり革に手が届かない!つり革を持つ最適な身長は何センチ?

座席前にある一般的なつり革の高さに最適な身長は、ズバリ170~175cmになります。

何故そういえるのか?その根拠について解説していきます。

まず、つり革の高さは、通路、一般(座席前)、優先席前で異なる場合が多く、各鉄道会社でも高さに違いがあります。

では、つり革の高さには、何か基準があるのでしょうか?

(社)人間生活工学研究センター「日本人の人体計測データ」(2003)によると、

・通路つり革下辺高さは、通路としての要件から1,800mm以上とした。

・一般つり革の下辺高さは、全体の使いにくい割合が最小かつ成人男性の使いやすさが悪化しない範囲から、1,600~1,650mmとした。

・低位つり革下辺高さは、全体の使いにくい割合が最小かつ女性・高齢者の使いやすさ重視から、1,550~1,600mmとした。

となっています。そして、主な鉄道会社のつり革高さは、ほぼこの基準値通りになっていました。

つり革を持つとき、つり革(握り部)の高さが目線と同じか少し高い位置でつかむのが一番疲れにくいポジションだと思います。

そうすると、つり革の高さは、身長ー10cmくらいがちょうどよい、ということになります。

一般的なつり革の高さの基準が160~165cmなので、この高さに最適な身長は170~175cm、ということになります。

成人男性の平均身長が約170cmということから、つり革の高さ設定は、理にかなっていますよね。

電車のつり革を一人が二つ(両手で)使うのはいい?

つり革を両手で二つ持っている人を見かけることがあります。

「疲れているから」「手持ち無沙汰で何となく」そうしている人も多いと思いますが、混んでいるときに二つ使うのはマナー違反、という意見もあります。

しかし、やむを得ない事情で二つ使う人もいます。

それは「痴漢に間違われないため」です。

混雑した車両内で女性のそばに立ってしまった場合、手の位置によっては、痴漢に間違われてしまうことも考えられます。

その対策として、両手をつり革につかまって「痴漢してません」とアピールをするのです。

自分の身を守るための方法としては有効かもしれませんね。

ただし、つり革を二つ使ってしまうと、つり革を必要としている人の分を奪ってしまうことにもなるので、周囲の状況に配慮することも大切ですね。

 

電車のつり革が少ないのはなぜ?つり革を持てない時、揺れない立ち方とは?のまとめ

ここまで、電車の揺れとつり革に関する、疑問や話題について解説してきました。

電車の揺れにくい位置や対処法などを参考に、自分にとってより安全で快適な乗車方法をぜひ見つけてみて下さい。

また、普段何気なく使っているつり革ですが、形状や高さなどにさまざまな工夫があり、そして地域によっても異なるなど、知らなかったことが多いですよね。

みなさんが通勤や通学で使っている電車はどうなっていますか?この記事を参考に、一度じっくり観察してみるのも面白いと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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