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NHK逆転人生、駒師・遠藤正己について。59歳から極めた駒師2020年7月6日出演

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59歳から駒作りを始めた遠藤正己(えんどう まさみ)さんとはどのような人物なのか?どうやって59歳から成功することができたのか?NHKで放送される逆転人生、駒師・遠藤正己さんの魅力をお伝えしたいと思います。

何かを始める時に年齢は関係ない、誰しも成功できる可能性があるのだということを少しでも知ってもらえたらと思います。

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遠藤正己さんについて

1952年に東京で生まれます。山梨県で高校まで過ごします。そして高校を卒業後上京します。パブでアルバイトをして飲食業に興味を持ち自分の店を持ちたいと思うように。ところが、芸能プロダクションの社長と知り合い、ギターの弾き語りをすることに。各地のナイトクラブを回り秋田のお店である女性に出会います。その女性が遠藤さんの奥さんになる女性です。一目惚れだったそうですよ。結婚してから3人の子供に恵まれます。

3人目の子供を身ごもった時に、山梨県に戻ります。自動車販売店の営業を2年間やり、その後独立して自分の店を持ちたかったという夢をかなえます。この店が繁盛し、順風満帆な人生をおくっていけるかと思いきや、遠藤さん44歳の時に奥さんが交通事故で亡くなってしまいます。

それからの人生は何をやっても上手くいかない泥沼の人生だったと遠藤さんご本人もおっしゃるぐらい大変だったようです。自分の店(居酒屋)は赤字が続き2年でだめに。その後、転々といろいろ仕事を変えますがどれもうまくいかなかったようです。

60歳が近づいてきた頃、母親の介護が始まります。自分の生活と介護、これには相応のお金が必要です。しかし、母親のそばについているために9時~18時まで家を空けるような仕事はできませんでした。

そこで遠藤さんが考えたのが将棋サロンでした。定年退職した人たちが家にいたら邪魔にされる。将棋サロンでそういう人たちを集められればと考えたのだそうです。自分自身が将棋好きだったのもあり、思いついたのだそう。目の付け所が良いですよね!ここから駒師への道に進んでいくことになります。

駒師にいたるまでの経緯

遠藤さんは将棋サロンをやるならと、少しずつ将棋盤を買い集めていきます。そして駒もいいものを探すようになります。ある日、将棋駒製作のグループ「富士駒の会」が展示即売会と、駒彫りの実演をやるというので興味を持ち行ってみます。

その会場である男性との出会いがあります。富士駒の会でメンバーを指導している駒師「大澤建夫」さんです。大澤さんは富月(ふげつ)という雅号で駒を作っている駒師で、何度も将棋のタイトル戦で駒が使われている方です。この方との出会いをきっかけに、遠藤さんは59歳で駒作りの修行を始めます。

作業するのは、母親の介護が終わったあと夜8時~深夜2時頃までというから驚きです。介護で疲れているにも関わらず、これだけの時間を駒を作る時間に充てるというのは並大抵の努力では出来ないです。

その努力が報われ、修行を始めて7年2018年11月の竜王戦第3局で遠藤さんの駒が採用されます。

将棋の駒の知識

将棋の駒は、一般家庭によくあるリーズナブルな駒から将棋好きな方やプロが使用する高級品なものまであります。これは、木の材質や書体、そして彫りによって様々です。

遠藤さんは「盛り上げ駒」だけを作っておられます。盛り上げ駒は、最高級品になります。順番に説明します。

スタンプ

駒の木地に直接スタンプを押したもの。書いたり彫ったりしていないので、大量生産が可能です。なので、リーズナブルに購入することができます。

書き駒

こちらも安価で購入できるものです。駒形の木に、直接文字を書いた駒です。

彫り駒

木地を彫り、彫った部分に漆を塗った駒です。中級品として用いられています。彫り駒には、機械彫りと手彫りがあり、手彫りは職人の熟練した技術が必要になります。

彫り埋め駒

高級品とされているものです。彫り上げた駒の溝に数回に分けて漆を入れていきます。木地の高さまで漆を埋め込んで表面を平らに仕上げており、手で持った時に吸いつくような感触が特徴です。

盛り上げ駒

最高級品とされています。彫り埋め駒の上にさらに漆を盛って文字を浮き上がらせる高い技術力が必要で、ひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げていきます。プロ棋士がタイトル戦で使用します。

まとめ・感想

遠藤正己さんについて書いてきましたが、59歳から駒師になり7年でタイトル戦で駒を使ってもらえるまでになったと知った時には「駒師って簡単に出来る仕事なの?」と軽く思ってしまいましたが、やはり何かを成し遂げる方というのは努力が半端ではありませんでした。誰でもできる職人の仕事というわけではもちろんなくて、大変な努力の積み重ねがあってその上でようやくここまで出来るようになられたのだと教えていただきました。

ここまで成功できる方というのは少ないでしょうが、努力の量は絶対的に必要ですね。何歳からでも遅くはありません。やると決めたその時からひたすら努力を続ければ、道は拓かれるのだと遠藤さんに教えていただけたような気がします。

この記事を最後まで読んでくださった方に、少しでも努力の大切さというのが伝わればと思います。

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