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カモノハシが卵を産卵するのはなぜ?卵を産む哺乳類って珍しいけど特徴や日本に生息していないのか?水族館にはいるのか?

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カモノハシの体はビーバーのようで少し丸いフォルムをしており、手足は短く、顔にはクチバシが付いていて、なんとも不思議な外見をしています。

そんなカモノハシですが、哺乳類であるにも関わらず卵を産卵するのはなぜなのでしょうか?

また、カモノハシの特徴や日本に生息していないのか?日本の水族館で見ることができるのか調べてみました。

カモノハシは、哺乳綱単孔目カモノハシ科カモノハシ属に分類される哺乳類です。

昔から姿を変えておらず「生きた化石」とも呼ばれています。

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カモノハシは哺乳類なのになぜ卵を産卵するの?

カモノハシ

カモノハシは哺乳類に属していますが、他の哺乳類のように出産するのではなく産卵をします。

その理由として考えられるのが「進化の過程の違い」です。

現在の哺乳類は元々、爬虫類から進化してきました。

その進化の過程で多くの哺乳類は産卵ではなく、雌のお腹の中である程度成長をさせてから出産するという形で進化し繁殖してきました。

ですがカモノハシは爬虫類の頃と同じように、産卵するという方法で繁殖を続けてきたと考えられます。

カモノハシは何類なの?哺乳類?カモノハシの特徴とは?


一般的に胎児を生むものは「哺乳類」(ほにゅうるい)であり、「卵」を産むものは哺乳類ではないとされています。

カモノハシは産卵をしますが、哺乳類と同じように母乳を与えることで子どもを育てるため哺乳類と分類されています。

哺乳類は出産後、子どもに乳首を吸わせて母乳を与えますが、カモノハシは違います。

カモノハシには乳首がありません!

そのため腹部にある乳腺から出る母乳を子どもに与えて子育てをします。

乳腺から滲み出る母乳を子どもに飲ませることから、汗を子どもに飲ませていると勘違いをした人もいるそうです。

また、カモノハシは哺乳類であるのにも関わらず、鳥類のようなクチバシがあるのも特徴的です。

クチバシは鳥類のように硬くなく、ゴムのように弾力性があり柔らかいのも特徴です。

これらのことからカモノハシは生物の中でも特異な生物と言えますね!

カモノハシは卵をどこに産み、どこに巣をつくるの?

カモノハシはいつも水があり、巣穴を掘るのに適した土手がある小川、河川、一部の湖沼に生息しています。

そこに巣穴を作り、産卵をします。

産卵の時期は夏から秋にかけて、一回の産卵で1~3個の卵を産みます。

卵は約2週間、親のカモノハシが抱卵することで孵化します。

カモノハシの生息地はどこ?


カモノハシは、オーストラリアのクイーンズランド州東部、ニューサウスウェルズ州東部、ビクトリア州、タスマニア州などに生息しています。

熱帯雨林や亜熱帯雨林、硬葉樹林、高山地帯の河川や湖沼などの分布域に生息しており、普段は木の生い茂った河川や湖などの周辺で見かけることができます。

カモノハシは日本に生息していないの?

これまでカモノハシは生物学的にも変わった生物であるとお伝えしてきましたが、日本でも生息しているなら探してみたいと思う人もいるでしょう。

残念ながらカモノハシは日本には生息していません。

前述でも書いたようにカモノハシの生息地は熱帯雨林や亜熱帯雨林です。

カモノハシが日本で生活するには環境があまりにも違いすぎるのです。

また、オーストラリアではカモノハシを大切に保護しているため無断で持ち帰ることもできません。

これらの理由により日本に生息しているカモノハシを見ることは難しいでしょう。

カモノハシは日本の水族館にはいないの?

水族館
世界中のあらゆる動物が見られる日本の水族館ですが、残念ながら日本の水族館ではカモノハシを見ることはできません。

理由としては、やはり生息環境の違いや、オーストラリアではカモノハシは希少な種の動物として保護されているため、政府の許可がないと国外に持ち出すことが出来ないためでしょう。

以前、「世界都市博覧会」での展示のためにカモノハシの誘致を行っていましたが、オーストラリア政府の許可が下りなかったため実現はしなかったといわれています。

日本で実物を見ることはできませんが、三重県の鳥羽水族館でカモノハシが映っている映像でカモノハシを見ることができます。

カモノハシの天敵は?カモノハシは何を食べるの?


カモノハシは水辺に巣穴を作ることで「キツネ」や「ワシ」などの天敵から身を守っています。

見た目も丸っこく可愛らしいカモノハシですが、実は肉食性なのです。

夜行性で昆虫類や甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類などを捕食します。

カモノハシはクチバシで水底を掘り返し出てきた獲物を捕食しています。

カモノハシに柔らかいくちばしがあるのはなぜ?


カモノハシのクチバシには秘密があります。

カモノハシのクチバシには「ロレンチーニ器官」と呼ばれる器官が備わっています。

カモノハシは水中に潜るとき目を閉じます。

視覚がない状態で狩りを行うために、このクチバシのロレンチーニ器官を使い獲物から発せられるわずかな電流を感知することで獲物を捕らえることができるのです。

また、カモノハシには歯がありません。

理由としては、ロレンチーニ器官の発達により、その感覚を伝えるための神経が太くなってしまい、歯が収まるスペースが無くなってしまったためといわれています。

カモノハシが卵を産卵するのはなぜ?のまとめ

カモノハシは、哺乳綱単孔目カモノハシ科カモノハシ属に分類される哺乳類です。

進化の過程で多くの哺乳類は産卵ではなく、雌のお腹の中である程度成長をさせてから出産するという形で進化し繁殖してきたが、カモノハシは産卵するという方法で繁殖を続けてきた

「進化の過程の違い」です。

クチバシは鳥類のように硬くなく、ゴムのように弾力性があり柔らかい。

哺乳類は出産後、子どもに乳首を吸わせて母乳を与えます。しかし、カモノハシには乳首がありません!

腹部にある乳腺から出る母乳を子どもに与えて子育てをします。

カモノハシはいつも水があり、巣穴を掘るのに適した土手がある小川、河川、一部の湖沼に生息しています。熱帯雨林や亜熱帯雨林の環境下にいます。

その為、日本にはいません。また、日本の水族館でも見ることはできません。

肉食で、夜行性です。

昆虫類や甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類などを捕食します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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