冬野菜のブロッコリーを育てる家庭が増えてきていますが、ブロッコリーは栽培や収穫が終わってもまた収穫できると言われています。
では、何回ぐらい収穫できるのでしょうか?また、いつごろまで収穫できるのでしょうか?
ブロッコリー栽培の失敗例を読んで、あなたは失敗しないように参考になればありがたいです。
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ブロッコリーは栽培・収穫が終わってもまた収穫できる?
ブロッコリーは、長く生長を続けるという特徴を持ちます。
そのため、栽培や収穫をした後でもまた収穫することができるのです。
これを「再生栽培」と言います。
一般的に、ブロッコリーは3年程度生長を続けます。
私たちが普段食べているのは花蕾(からい)と呼ばれる部分で、ここを収穫します。
根っこから収穫するわけではありません。
ブロッコリーの再生栽培をする方法は二つあります。
一つは、収穫後の「古株」から再生させる方法です。
花蕾が開花すると、古株内部に種ができます。このとき、追肥と呼ばれる肥料の追加をして土を寄せます。
残された葉の付け根から芽が伸びて先端に再び花蕾がつきます。
もう一つは、「挿し芽」から再生させる方法です。
挿し芽とは、株から茎を切り取って増やす方法です。茎の中にある「栄養細胞」が働くことで再び生長することができるのです。
ブロッコリーは何回収穫できるの?
ブロッコリーを何回収穫できるかは品種によって変わります。
基本的には、再生栽培により3~4回程収穫することが可能です。
一回目の収穫の際、茎を長く切るか短く切るかによってもその後再生できる回数が変わります。
また、2回目以降に収穫できるブロッコリーの大きさは一回目に比べると小さくなってしまうようです。
ブロッコリーを繰り返し収穫したいのであれば、夏に種を蒔き秋から冬にかけて収穫できる品種を選ぶ必要があります。
品種によっては、一回しか収穫できないものもあります。
ブロッコリーの収穫はいつ頃までできる?
ブロッコリーが生育するためには、20℃が適温であると言われています。
そのため、地域によって種まきの時期や収穫の時期が変わります。
夏に種を蒔いて、冬に収穫することが一般的であるとされています。
収穫時期も地域によって異なります。総合的に見て、10月中旬から2月下旬まで収穫することができます。
ブロッコリーは何月頃に植えたらいい?
ブロッコリーを植えるのは、夏がいいとされています。
その理由は、葉野菜が持つ特徴が関係しています。
葉野菜は、低温で生育することで糖度が高くなり美味しくなります。
そのため、糖度が高まる冬に収穫するのが良いのです。
時期によって最適な種まき時期は異なりますが、7月中旬から9月上旬の種まきがいいでしょう。
ブロッコリーの生育期間はどれぐらい?
ブロッコリーの生育期間は約3ヶ月です。
夏に植えて冬に収穫をします。
種まきするときは、1ヶ所につき深さ1㎝ほどの穴を作り2~3粒ほど種を蒔きます。
こうすることでしっかりと生育することができます。
ブロッコリー栽培の失敗例は?育たない原因を知っておこう!
ブロッコリーの栽培に失敗する原因はいくつか考えられます。
栽培時期
ブロッコリーは夏に種を蒔き冬に収穫することが一般的です。
そのため、この時期を間違えると上手く育ちません。
また、時期によっては虫が活発であるため防虫対策も必要です。
苗選び
しっかりとした苗を選ばなければ栽培に失敗してしまいます。
茎が太くてしっかりしているか、濃い緑色をしているか、害虫被害がないかなどのポイントに注目する必要があります。
苗の段階からしっかり選んでいないと、丁寧に生育しても栽培に失敗してしまいます。
水やり
植物が生育するためには水やりが大事になってきます。
ブロッコリーを植えたあとはたくさん水をあげる必要があります。
そのあとは、乾かないように水をあげます。
水のあげすぎにも注意しなければなりません。
害虫対策
ブロッコリーは、葉が育ち始めると柔らかい害虫に食べられることが多くなります。
そのため、害虫がいないか定期的に確認していないと葉が全て食べられたということも起きかねません。
ブロッコリーの収穫が終わった後の株や根の始末はどうする?
ブロッコリーはアブラナ科に所属する植物です。
アブラナ科には根こぶ病という病気が根に発生することがあると言われています。
根こぶ病とは、根の細胞を肥大化させて水や養分の吸い上げを妨げてしまいます。
収穫量が減ってしまうだけでなく、程度によっては育たなくさえなります。
根こぶ病を防ぐためには乾燥させる必要があります。
そのあと、細かく砕いて土に還す人もいれば、焼却する人もいるようです。
ブロッコリーの後作に良い野菜とは?
ブロッコリーの後作に良い野菜には、トマト・レタス・ナスが挙げられます。
ナスはブロッコリーと組み合わせに優れて後作でも前作でも良いとされています。
また、ほうれん草やレタス類は時期的にブロッコリーの後作に適しているのです。
ブロッコリーはアブラナ科であるため、後作に同じアブラナ科の植物は適しません。
ブロッコリーは栽培・収穫が終わってもまた収穫できるって本当?のまとめ
・ブロッコリーは再生栽培が可能
・品種によっては4回ほど収穫が可能
・夏に種を蒔き冬に収穫することで生育期間は3ヶ月
・後作にアブラナ科の植物は適さない
適した栽培方法を学べばブロッコリーは育てやすい植物です。
また、一株のブロッコリーから何度か収穫することができれば家計にも大助かりですね。
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