キリギリスの産卵時期はいつ頃なのでしょうか?また卵はどこにどうやって産むのでしょうか?
また、血吸いバッタは血を吸うのか?などについて調べてみました。
この記事ではキリギリスの生態を知ることができます。
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キリギリスの産卵する時期はいつ?卵はどこに産む?
キリギリスは夏から秋にかけて産卵し翌年または2年後の春に孵化します。
土の表面から3~5cmの湿った場所に長さ5ミリの卵を平均200個産みます。
飼育する時は霧吹きで土を湿らせるのですが、底に水が溜まるといけないので土を8cmくらい入れるといいです。
キリギリスは何の餌を食べる?キリギリスはバッタを食べる?
見た目がバッタと似ているキリギリスですが顎が大きく雑食性ですが肉食の一面もあります。
幼虫の時は、花粉などを食べたりします。
成長すると、バッタやイナゴなど小型の昆虫やセミ、他にもキュウリやナス、玉ねぎなどの野菜、ドッグフードや煮干しなどの動物質性のものを餌にして食べます。
また、キリギリス同士で共喰いすることもあります。
2匹以上のキリギリスを飼育するなら別々の虫かごに入れるなど、環境を整えてあげないと共喰いが始まってしまうので注意が必要です。
餌やりの時は枝や割りばしに餌を刺すなどの工夫をすると噛まれる心配も減って良いと思います。
キリギリスはいつの季節に活動する?
春から夏にかけて幼虫から成長していき成虫になり秋まで活動します。
「ギーッチョン」という特徴的な鳴き声をしているので、みなさんも歩いている時などに聞いていることがあるかもしれませんね。
この鳴き声ですが、実はオスだけしか音を出せないのです。
どういうことかというと、左右の前翅(ぜんし)、前の羽のことですが、重なった部分に、音を出すための器官がついています。
「ヤスリ器」と呼ばれる細かい突起が並んでおり、「コスリ器」で引っ掻くことで音を出しているのです。これを高速でくり返して音を出しメスに対してアピールするのです。
オスの求愛行動で「ギーッチョン」という音を出しています。
今まで気にしてなかった方も鳴き声が聞こえたときは少し耳を傾けてみるのもいいかもしれません。
血吸いバッタは方言なの?血吸いバッタは噛む力は強い?
血吸いバッタは方言ではありません。大阪弁では血ぃ吸いバッタと言うように「血」を伸ばして呼んでいます。
元の名は「クビキリギス」(上記画像)なのですが、口の周りが赤いことから別名が付きました。
「クビキリギス」はキリギリスと同じキリギリス科に分類されますが、キリギリスとは別の個体になります。
また血吸いと言うと吸血するイメージがあるかと思いますが、嚙むことはあっても吸血はしないです。噛む力は強いです。
草を嚙み切って食べるため歯があり、人が噛まれると痛いですし血がでます。
キリギリスの生息地は?
本州から九州の背の高い草原に生息しており、陽当たりがいい場所にいます。
その中でも東と西の2種類に分かれており「ヒガシキリギリス」、「ニシキリギリス」と呼ばれています。
キリギリスは危険を感じると草むらに紛れて逃げるため、背の高い草は外敵から身を守る意味で適している場所です。
キリギリスの天敵は?
天敵は昆虫を餌としてるヤモリなどの爬虫類です。
ヤモリやトカゲは聴覚が優れているのでキリギリスの鳴き声を聞いて捕食しにきます。
キリギリスの別名は?
キリギリスには様々な別名があります。
鳴き声からきた「ギッチョ」「ギス」や、はたおり(機織)の音に似てることから「機織虫」、「機織女」があります。
また「機織女」は平安時代頃に呼ばれており、こおろぎのことをキリギリスと呼んでいました。
キリギリスの寿命は?
キリギリスの寿命は平均2ヵ月で長く生きても11月には死んでしまいます。
また産卵後に力尽きてしまうこともあります。
飼育次第では翌年まで生きることもあるそうです。
キリギリスは越冬できる?
キリギリスは越冬することは出来ませんが、冬を越せる個体は本当にいないのか?という疑問が出てきますよね。
実は先程も話題に出た「クビキリギス」は越冬できます。
越冬し春になると産卵し夏まで生きます。
寒い外で過ごすのはすごいですよね。ただ寒いだけあって動きが鈍くなったりはするようです。
キリギリスとバッタの違いとは?
わかりやすい違いは触覚の長さではないでしょうか。
バッタは短いですがキリギリスは長いです。
他にも脚の棘(とげ)の大きさ、脚の長さ、産卵管の発達具合、顎の大きさの違いがあります。
棘や顎は肉食ゆえに他の昆虫を捕えるために大きくなっているのかなと思います。
脚の長さは逃げるときに有効です。
キリギリス見つけたと思ったらバッタだったことはあるあるなのですがこれからは触覚などを見分けることで間違えることはなくなりますね。
キリギリスの産卵時期はいつ頃?餌は何を食べる?噛む力が強い?のまとめ
キリギリスは夏から秋にかけて産卵し翌年または2年後の春に孵化する。
産卵数は200個ほど産みます。
キリギリスの餌は、幼虫の時は花粉などを食べたりします。
成長すると、キュウリやナスや玉ねぎなどの野菜、ドッグフードや煮干しなどを食べます。
バッタやイナゴなど小型の昆虫も食べ、セミも食べます。
またキリギリス同士で共喰いもします。
春から夏にかけて幼虫から成虫になり秋まで活動します。
キリギリスのオスだけが「ギーッチョン」という鳴き声を出します。
これはメスに対する求愛行動でオスには音を出す器官があり、それによって音を鳴らします。
背の高い草原に生息しており、陽当たりがいい場所にいます。
キリギリスは噛む力は強いですが、吸血することはありません。
寿命は平均2ヵ月で長く生きても11月には死んでしまいます。越冬することはできません。
キリギリスとバッタの違いは、触覚の長さです。バッタは短いですがキリギリスは長いです。
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