芝生を育てるときによく使われる「目土」や「目砂」には、どのような違いがあるのか?またどっちを使えばいいのかあなたはご存じですか?
実際、「目土」や「目砂」について調べてみても明確な基準がなく、個人個人の考えが書かれていることが多いです。
それと、目土は何かで代用することができるのか?刈った芝の使い道についても調べてみましたので、是非とも最後まで読んでみてください。
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芝生を育てるのに目土と目砂のどっちを使えばいい?
「目土」と「目砂」どちらも芝生を育てる上でよく使われるものであるのは知っていても実際どちらが良いのか?
それは「その土地の状態に合ったものを選ぶ」のが正解です。
「目土」は、保水性や保肥性が高いとされています。
乾いた土地や枯れた芝生の場合、また芝生を育てるときにしっかりと根を張らせたいときなどに多く使われます。
その代わり水はけが悪いので苔や藻が生えることがあります。
「目砂」は逆に保水性や保肥性があまりないため水はけがよくなります。
ですが、肥料など芝生の成長に必要な栄養分を保つことができません。
どちらもメリット、デメリットがあるためそのときの土地の状態に応じて使い分ける必要があります。
芝の目土は何かで代用できる?
前述でも書きましたが「目土」の代用として「目砂」を使うことができます。
「目砂」は「目土」と比べて保水性、保肥性が劣るため、「目砂」で代用する場合はこまめに散水すること、肥料を撒くことが必要となります。
「目砂」には「川砂」「山砂」など種類も豊富です。
「川砂」は水流にもまれて粒が小さく丸みを帯びており、水はけが良いのが特徴です。
「山砂」は川砂と比べて粒が大きく保水性があります。
「目砂」にもそれぞれ特徴があるためその土地や状況に合ったものを選びましょう。
芝生の目土と肥料はどちらが先?
冬を越えると芝生のお手入れをする時期になってきます。
芝生の手入れの仕上げとして、目土や肥料を使用すると思いますが、目土と肥料のどちらを先に行うべきなのか悩む人もいるかと思いますが、目土と肥料の順番はどちらが先でも構いません。
最近では目土の中にあらかじめ肥料を混ぜて販売しているものもあるため、それらを利用するのも良いかもしれません。
芝生の目土をしないとダメなの?
少し面倒くさい作業ですが、「目土」をした方がより綺麗な芝生を育てることができます。
「目土」をすることで以下のようなメリットがあります。
・根が乾燥するのを防ぎ、芝生の成長を促進させる。
・サッチの分解を促進させ、微生物の働きを高めたり通気性や水はけをよくする。
・地面のデコボコを整え、肥料や水が偏ってしまうのを防ぐことができる。
目土は芝生を成長させるうえで必要不可欠な作業なので、手を抜かず頑張りましょう!
芝生の手入れをせずにほったらかしにするとどうなる?
芝生のお手入れは一年中やらなければなりませんが、それをサボってしまうとどうなってしまうのでしょうか。
芝生というのは案外強いもので実はある程度放置して、雑草が生えたり、地面がデコボコしてきても一年に何度か芝刈りをしておけば枯れることはなかなかありません。
荒れ放題の芝生でも、きちんと手入れをすれば、2か月程度で綺麗な芝生に再生できたという例も多くあります。
ただそれは、一度綺麗な芝生を作り上げてからの話です。
芝生を育て始めて一年ぐらいは、まだ芝生の根がきちんと張っていないため手入れをしておかなければ枯れてしまいます。
なので、芝生を育て始めて一年目はサッチングやエアレーションなど手間のかかる作業もきちんと行いましょう。
それにより長く綺麗な芝生を育てることができます。
刈った芝の使い道って何かある?
刈った芝は、芝生を育てるための「肥料」として使うことができます。
サッチングを行った後、刈った芝の上に目土を入れると微生物の働きを高める効果があります。
この微生物の働きによって、刈った芝が肥料となり綺麗な芝生を育てることができます。
しかし、刈った芝の量が多すぎると通気性や水はけが悪くなり、芝生の根を腐らせてしまう可能性があるため注意が必要です。
他には家庭菜園の肥料にすることもできます。
「コンポスト」と呼ばれる肥料を作る容器の中に、刈った芝生や落ち葉、生ごみなどを入れ発酵させます。
コンポストで発酵させたものを畑に撒くことで肥料となります。
ですがコンポストで肥料を作るのは手間と時間がかかってしまいます。
芝生以外にも何か野菜などを作っている場合には、有効活用できるかもしれないのでぜひチャレンジしてみてください。
芝生は手入れが面倒!?やめたほうがいいという意見を聞いたことがあるけどどうなの?
これまでにも書いたように芝生というのは、綺麗に育てようと思うとそれなりの労力や費用がかかります。
一年を通して芝刈りや、サッチング、エアレーションなど手入れをし続けなければなりません。
芝生が綺麗に出来上がったあとも、害虫の巣窟となったり野良猫の糞害に悩まされることも…。
ですが、四季折々で自然の風合いを楽しめたり、コンクリートよりも夏場は涼しく過ごしやすいなどのメリットもあります。
私自身、祖母の家の庭に芝生があるのですが春はそこでお花見をしたり、夏は芝生にレジャーシートを敷いて花火を見たり、竹馬や一輪車の練習をしたりしました。
家族との思い出になる場所の一つとして、芝生を育てるのも良いかもしれませんね!
芝生の代わりになるセダムとは?
セダムとは、マンネングサとも呼ばれる植物で、一年中枯れることもなく乾燥にも強い植物です。
種類も豊富で葉が丸く可愛らしい見た目をしており、寄せ植えをされて売られているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
セダムは育て方も簡単で、基本的に週に2~3回水やりをするだけで良いです。
芝生よりも育てるのが簡単なセダムですが、繁殖力が強く、あっという間に庭一体がセダムだらけになってしまうことも…。
セダムはその繁殖力の高さから育成範囲のコントロールをするのが難しいのです。
芝生の代わりにセダムを育てても綺麗な見た目にはなりますが、思わぬところまで広がってしまう可能性があるため注意して育てましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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