作品紹介

手作り木製台車の作り方 小さい台車で何キロまで耐えられる?

投稿日:2019年11月11日 更新日:

仕事場で使う小さい台車が欲しいと言われ木製の手作り台車を作ることに。結構重い荷物を載せるので小さいながらも耐久性のある台車にしようと思います。25キロは耐えれる頑丈さが欲しいですが何キロまで耐えれるのか?そのあたりも含め作り方を紹介したいと思います。

 

小さい台車

 

 

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準備する物

工具類

 

・台の部分の板

・車輪

・車輪と板を固定するボルト(根角ボルト)とナット(ワッシャーやスプリングワッシャーもあれば良い)

・ドリルドライバー(インパクトドライバーでもいいです)

・ドリルビット

・丸ノコ

 

台車の作り方の手順

台車を押す男性

 

①台となる部分のサイズを決めてカットする(耐荷重を考慮して2枚用意する)

②ボルトを通す穴をあける

③ボルトを通して車輪を取り付ける

 

①土台となる板をサイズカット

厚み1.2cmの板を、26×38cmに丸ノコを使ってサイズカットします。

 

板をサイズカットするところ

 

1.2cmの厚みの板なので1枚でもそこそこ頑丈ではありますが、結構重たい物を載せるので「絶対大丈夫!」というぐらい強度のある台車にする為、同じサイズに板を2枚カットしました。

これをくっつけて台車の土台にします。

 

カットして出来た2枚の板

 

②ボルトを通す穴をあける

台車の車輪と土台を連結させるのにビスを使ってもいいのですが(ビス留めの方がより簡単にできます)しっかりとした強度を考えるとボルトを通して固定した方がいいと思い、ボルトを通す穴をあけることにします。

ボルトのサイズがM8×40の根角ボルトというものを使用します。

 

根角ボルトとワッシャーとスプリングワッシャー

 

↑根角ボルト・ワッシャー・スプリングワッシャー

 

根角ボルトは頭が丸くて傘のようになっており、頭の下の部分が四角の形をしています。

これにワッシャーとスプリングワッシャーを組み込んで車輪と土台を固定します。

 

まずは、先程カットした2枚の板をくっつけます。そしてビスで仮固定します。(ビスは後ほど外すので仮にとめるだけです)

 

2枚の板を重ねている

 

↑2枚の板を動かないようにクランプとクリップで固定しています

 

この状態でビスで4か所とめて動かないようにしておきます。クランプとクリップは外しても作業ができるようになりました。その方が作業性が良いのでビスで仮固定しましょう。

続いて8mmの穴をあけます。穴あけは慎重に正確にやらないとダメです。位置がズレるとボルトで車輪を連結させることができなくなってしまうので注意が必要です。

 

車輪を置いて穴あけする位置を決めている

 

 

車輪を固定している

 

車輪をクランプで固定して動かないようにしてから、穴をあける位置を慎重に決めます。

決まったら、8mmサイズの穴をあけます。

 

穴あけした板

 

穴あけするビットは先端の形が尖っている物と、ネジのように渦を巻いているドリル状の物とがあります。今回は板の厚みがあり、板が割れることはないのでドリル状の先端の物を使用します。ビットについて詳しく書いているので、こちら(↓)も参考にしてください。

ビットの種類と使い方~プラスビットとドリルビット~

 

 

ドリルビット

 

↑ビットの先端がドリル状になっている物

 

 

この穴あけで失敗談があります。穴あけを垂直に出来ず斜めに穴をあけてしまいました。この失敗談は記事の後半で詳しく書きます。

 

③ボルトを通して車輪を取り付ける

車輪

 

車輪は、会社の廃材であったのでそれを使います。ただ、かなり大きな車輪なので小さい台車には合わないですが・・・。

 

根角ボルトは頭の下が四角なので8mmの穴をあけただけでは入っていきません。なので、あて木をしてかなづちで叩いていきます。

※後日、2つ目の台車を作ってみたところ上からかなづちで叩かなくてもナットを締めていけば自然に引っ張られてボルトがしっかり埋まりました。なので、この叩く作業はしなくて大丈夫です。

 

あて木をして根角ボルトを押し込んでいる

 

結構強く叩かないと入っていきません。その代り、入ると固定とまではいきませんが割と動かないようになります。全ての穴に根角ボルトを通したら、車輪を差し込んでワッシャー・スプリングワッシャーを入れてナットで固定します。

 

根角ボルトに車輪を通していくところ

 

 

根角ボルトに車輪を通した

 

これで完成です。

 

 

台車作りの失敗談

失敗で頭を抱える

 

 

車輪をビス留めにするなら問題はないのですが、ボルトで固定する方がより強度が増します。軽い荷物しか載せない!という場合はビス留めでもかまいませんが、重量のある物を台車に載せたい場合はやはりボルトで車輪を固定する方が良いです。

ボルトで車輪を固定する場合、必ず穴あけの作業をしなくてはなりません。この穴あけがポイントで、真っ直ぐ正確に穴をあけないと車輪側にボルトが入らなくなってしまいます

 

斜めに穴あけした結果ボルトが斜めに入っている

 

上の画像を見てもらうとわかりますが、ボルトが変な方向を向いています。斜めに穴あけしてしまった証拠です。こうなってしまうと車輪を取り付けることができません。対策としては、もう一度穴あけする場所を変えてやるか、今の穴をヤスリで削って真っ直ぐに入るようにしてやるか。

 

私は、ヤスリがけしてボルトが真っ直ぐに入るようにしました。ヤスリがけといっても、ドリルビットをぐるぐる回して少しずつ削っていった感じです。なんとか、車輪を固定できるまでに修正できました。

 

何キロの重さに耐えられるのか?

台車は完成しましたが、どれぐらいの重さまで耐えられるのか?それをある程度把握しておきたいところです。実際に重たい荷物を載せて問題なく進むのか試してみることにしました。

 

25キロの荷物を台車に載せている

 

 

約25キロの重さがありますが問題なく載りました!もう少し重たい物でも耐えられそうな感じです。この小さい台車で約25キロに耐えうるならOKです!これ以上重たい物を載せることはないので。

耐荷重は大丈夫ですが、車輪の大きさがやっぱり少しネックですね。操作性がちょっと悪いような気がします。小さい台車にはそれなりの小さい車輪の方が良いみたいです。

 

台車作りのまとめ

今回、私が作った台車は板を二重にして車輪を固定する為の穴をあけてボルトで締結するといった方法で作りました。他にも台車作りにはいろんな方法があります。作りやすさや、強度の部分で違いがありますが作る人の好みなので私の台車の作り方も1つの参考にしていただけたらと思います。

 

 

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