ありの足は何本あるのか?どうしてアリは力持ちなのか?ありの巣の中はどうなっているのか?一度は疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
この記事ではアリのこと(巣の中の構造)がわかる内容になっています。
是非、最後まで読んでアリの豆知識を友達や家族にプチ自慢してみてはいかがでしょうか?
スポンサーリンク
ありの足は何本ある?なぜアリは力持ちなのか?
アリの足は6本です。3本で体を支え、残りの3本を同時に動かしています。
6本足をうまく使って急な坂や階段等を移動しているようです。
そして、アリにしかない「腹柄節」という器官で狭い場所でも移動ができるような体型をしています。
大きく見て頭部・胸部・腹部に分かれていて、腹部前方のくびれ部分がこの腹柄節になっています。
こんな小さな体で大きなものを運んでいるイメージがありますが、どこからそんな力が出てきているのでしょうか。
実は顎(あご)の力が強いようで、体重の何十倍もの重さがあるものを運ぶことができます。
人間で例えると、50キロの人が250キロを運んでいるようなものです。
見た目によらず、すごい力ですね。
顎先が大きなハサミになっていて、獲物を持ち上げたり運ぶことができます。
日本でも見かけるクロアリ以外にもたくさんの種類が存在していますが、体が小さなアリは他の仲間と一緒に獲物を運んでいます。
獲物が大きい時は細かく砕いて一匹の負担を減らし、分担しながら力を合わせています。
ありは目が見えないって聞くけど本当?
目が見えないとすると、巣まで戻るルートを辿ったり、食料を判別するのは難しいですよね。
ですが、アリは目が見えないどころかむしろ昆虫界では視力が良い方です。
アリの目は「複眼」といい、特殊な光を見ることができます。
距離を記憶できるアリや周りの光景を覚えるアリなどもいる様です。
また、腹部から分泌する物質で仲間や獲物の位置を知らせる「道しるべフェロモン」 という不思議な探知機能もあります。
この液は人間には感じ取れない薄い香りがついています。
1分ほどすると匂いは消えますが、そこを辿った他のアリがまた液を出すため次第に濃度が高くなるという原理です。
獲物周辺にあるアリの行列は、この道しるべフェロモンによって出来ているんですね。
このような視覚や独特のコミュニケーション能力で巣に戻ってくる様です。
アリの巣の中はどうなっているのか?
実際に地上で行動しているアリはたったの3%と言われています。
他の約97%は巣の中で暮らしていますが、その巣の中はどうなっているのでしょうか。
アリの巣は約30センチほど下へ続く廊下のような場所があり、所々外れて空洞になっています。
その空洞の中で彼らは暮らしていて、貯蔵庫や子育て部屋など各部屋でそれぞれの役割を担っています。
穴を掘った場所から四方八方に道が伸びているため、人間が掘り起こしても見つかりにくいようです。
たくさんの空洞がある中で迷ってしまいそうですが、作った道を見失わないようにしるしをつけています。
拾ってきた葉っぱや雑草を目印に、土を掘っていきます。
アリの巣を塞ぐとどうなる?
アリの巣は大体土の中に眠っています。
木の幹や雑草の下、コンクリートの隙間なども上手に使って巣を作るアリも存在します。
雨で崩れてしまうような弱い場所に巣を作らない理由は、水没などを避けるためですね。
熱帯雨林地帯に生息しているアリは木の上に巣を作っているそうです。
酸素濃度が低くなってしまうので苦しくはないのかと不思議ですが、穴掘りのプロはそんな事ではビクともしません。
人が歩いたり雨で入り口がふさがってしまうこともありますが、また自分達で掘り起こすことができます。
雨の日や冬場は彼ら自身が入り口をふさいで、巣が一定温度になるよう調整しているそうです。
子育て部屋もあるので巣の温度を一定に保つのは大切ですね。
蟻の巣は雨が降ったらどうなる?
雨が降ると自分達で入り口をふさいでいるとご説明しましたが、浸水の心配はないのでしょうか。
アリは雨を察知するとすぐさま入り口をふさぎ、各部屋の壁を固めていきます。
そして、廊下のように下に伸びている道に雨が流れ込む仕組みで、空洞部分には被害がないように工夫して形成されています。
我々人間は台風速報が来ると窓ガラスを補強したり、台風が去ったあとは剥がれた屋根の修復を行います。
台風同様、アリにとって雨は同じ様なものなので補強作業や修復作業を欠かせません。
ですから毎日一生懸命に働いています。
アリの巣の部屋にはそれぞれ役割があるの?
アリの巣の部屋には貯蔵庫や子育て部屋などそれぞれに役割がある部屋を作っています。
また、アリにもそれぞれ生きていく上での役割があります。
主に育児や食料調達に励む「働きアリ」、産卵を行う「女王アリ」、巣の防衛や狩を担う「兵隊アリ」などがいます。
そして、働きアリには2:6:2という法則があります。
全体の20%が働きアリ、60%が一般的なアリ、残りの20%は怠け者のアリといった構成です。
また、働きアリは全てメスで寿命も1-2年と短いです。
一方、オスは子孫を残すために役割を果たし、その後生涯を終えるというメスよりも短い寿命で存在しています。
ありの足って何本?アリの巣の中の不思議な疑問のまとめ
アリは昆虫なので足は6本あります。
アリにしかない「腹柄節」という器官で狭い場所でも移動ができるような体型をしています。
アリは顎の力が強いので、体重の何十倍もの重さがあるものを運ぶことができます。
アリは視力が良いです。
「複眼」といい、特殊な光を見ることができます。
距離を記憶できるアリや周りの光景を覚えるアリなどもいる様です。
腹部から分泌する物質で仲間や獲物の位置を知らせる「道しるべフェロモン」 という不思議な探知機能があります。
アリの巣は地面より約30センチほど下へ続いており、四方八方に道が広がっている。
その先に空洞があり貯蔵庫や子育て部屋など各部屋でそれぞれの役割を担っている。
アリは雨で崩れてしまうような弱い場所には巣を作りません。水はけの良いところを選んで巣を作ります。
雨が降ってもそれぞれの部屋の壁を自分たちでふさぎ、水没しないようにすることができます。
雨の日もそうですが、冬場は彼ら自身が入り口をふさいで巣が一定温度になるよう調整することができます。
主に育児や食料調達に励む「働きアリ」、産卵を行う「女王アリ」、巣の防衛や狩を担う「兵隊アリ」などがいます。
スポンサーリンク
コメント