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さやえんどうの花が咲かないのはなぜ?考えられる原因とは?さやえんどうを栽培するなら春に種をまくのがいい?

その他

「さやえんどうを育ててはいるけど、なぜ花が咲かないんだろう?」

「さやえんどうの種をもらったんだけど、いつ種を撒いたらいいんだろう?」

このような疑問をお持ちの方に読んでいただきたい記事です。

他にも「さやえんどう」の栽培について知っておくと良い情報など、解説していこうと思います。

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さやえんどうの花が咲かないのはなぜ?考えられる原因は?

さやえんどうの花が咲かなかった原因は、種を撒く時期にあります。

一般的にさやえんどうの種まきは、10月中旬~11月上旬頃におこないます。

その後、小さい株のまま冬を越し、低温の環境を過ごすことで花芽が作られ春に開花します。

暖かくなってくる春に種まきをすると、低温で過ごす期間が短いため、花芽が育たず花が咲かなかったと考えられます。

また、肥料の与え過ぎで葉ばかり成長して花芽が育ちにくいということも考えられます。

さやえんどうの花の色が違うのが咲いた!どういう違いがある?

さやえんどうの花には、「白花」と「赤花」があります。

どういう違いがあるかというと、赤花は複数の豆類を植える場合、色でわかりやすいということ。

白花は、赤花に比べて発芽しやすく、小ぶりですが味が良いといわれています。

また収穫量も赤花より多いという特徴があります。

白花と赤花、さほど大きな違いはないようですね。

えんどう豆の花はスイートピー?

えんどう豆は「マメ科エンドウ属」、スイートピーは「マメ科レンリソウ属」なので、えんどう豆とスイートピーは別物になります。

スイートピーは英名「sweet pea」で、「香りのよいえんどう豆」を意味しています。

和名は「ジャコウエンドウ」で、麝香(じゃこう)のような香りがする、えんどうの花によく似ているということから名前がつきました。

スイートピーには、頸椎麻痺を引き起こす強い毒があるため、豆ではありますが決して食べてはいけません。

さやえんどうの葉っぱに白い粉が!?これは病気?

葉が白くなってしまう原因でよくあるのが、「うどんこ病」です。

 

うどんこ病は糸状のカビで、植物の葉や茎、つぼみなどいたるところに発症します。

最初は5mmくらいの小さな点から白く広がっていき、そのままにしておくと感染した部分は黄色くなり、最終的には枯れてしまいます。

さやえんどうはうどんこ病にかかりやすいため、発生時期の4月~10月頃は特に気を付けてチェックするようにしましょう。

< うどんこ病の対処法 >

・胞子によって広まっていくため、感染した部分はすぐに取り除きましょう。

・葉が重なると感染拡大しやすくなるので、茂りすぎないように手入れをしましょう。

・チッソ過多にならないように、チッソ肥料は決まった量を撒きましょう。

・発生初期は木酢液や酢を薄めたものを散布することで消えることがあります。感染がひどい場合は薬剤を散布するしかありません。

豆の連作はダメ?そら豆の連作障害と対策について

連作障害とは、畑やプランターなどで同じ場所や土をつかって、同じ種類の植物を育てることにより生じる生育不良のことです。

連作をおこなうと土の中に生きる微生物や栄養に偏りが生じ、病害や害虫が増えてしまうことが原因とされています。

ここでは「そら豆」を例として、連作障害と対策について解説していきます。

そら豆は、豆類の中でも最も連作障害がでやすい作物です。上手に栽培していくためには、しっかり対策しなければいけません。

休栽期間を設ける

連作障害を発生させないためには休栽期間を設けることが必要です。

そら豆の休栽期間は3~4年程度といわれていますので、この空いている期間に別の畑で栽培するなどしてローテーションを組んでいくとよいでしょう。

連作障害で発生する症状

1.土壌病害

同じ作物を同じ畑で連作すると、土壌の微生物がバランスを崩します。

偏った微生物などが原因で「青枯病」や「根こぶ病」といった病害を引き起こします。

2.センチュウ類

センチュウ類とは、糸のように細長い袋の形状をした動物です。

種類は50万種~100万種ともいわれており昆虫類の次に多いとされています。

生息地は土の中や淡水、海水など様々なところで生息していて、作物に害を与える種類も存在します。

連作するとセンチュウ類にも影響があり、生息している種類のバランスが崩れることにより生育不良を引き起こします。

3.生理障害

土の中には作物を育てるために必要な栄養があります。

同じ作物を作り続けると土壌の栄養分に偏りが生じていき、必要な栄養は枯渇し、使わない栄養はどんどん増えていきます。

その結果、生育不良や害虫の被害も増加していきます。

連作障害への対策

1.天地返し

大型機械などを使って耕地の表層と深層を入れ替える作業のことをいいます。

深層で冬を過ごそうとしている病害虫を表層にだすことにより、撃退することができます。

また、表層の偏った栄養分を深層と入れ替えることにより均等に近い状態へ戻します。

2.土壌消毒

・太陽熱消毒

土壌に大量の水を撒き、表面をビニールで覆います。太陽光に当てて温度を上げることにより害虫を駆除する方法です。

・土壌還元消毒

分解されやすい有機物を土壌に混ぜて水をしみ込ませます。そのあと太陽光により温度を上げて駆除する方法です。

・土壌消毒剤

ごく一般的な方法で、駆除したい害虫に対応した消毒剤を散布する方法です。

さやえんどう、えんどう豆、スナップエンドウの違いって何?

「さや」がまだ柔らかい時期に採取したものを「さやえんどう」といいます。

その後に、少し成長した状態の若い実が「グリーンピース」です。

さらに成熟すると「えんどう豆」になります。

また、スナップエンドウも絹さやも同じ「さやえんどう」です。

肉厚でさやと実の両方食べられるのが「スナップエンドウ」、小型でさやが薄いのが「絹さや」と呼ばれています。

さやえんどうはベランダで栽培しやすい?

ベランダで栽培しやすいのは、「絹さやえんどう」です。

実が大きくなる前に収穫できるので、えんどうの中では一番育てやすいです。

あまり大きくならないつるなしの品種がおすすめです。

さやえんどうを栽培するなら春まきがいい?

一般的にさやえんどうの種まきは、10月中旬~11月上旬頃(秋まき)におこない、翌年の4月~6月頃に収穫します。

春まき栽培が適しているのは北海道や東北などの寒冷地です。

その地域によって種をまく時期が変わってきます。

春まきは3~5月に種をまき、6~8月に収穫します。

どちらが良いというわけではなく、栽培する環境によって「春まき」と「秋まき」、どちらかの時期を選ぶということです。

スナップエンドウは種まきする前に水に浸しておくといい?

種まき前に種を水につけておくと発芽しやすいと言われています。

主な理由は二つありました。

外皮をふやけさせる

種の外側は硬い皮で覆われています。土の水分で外側の皮をふやかすことで発芽しやすくなります。

これを事前に行うことによって発芽しやすくしているのです。

植物ホルモンを分泌させる

種は水を吸うことにより、「ジベレリン」という植物ホルモンを分泌します。

そのジベレリンはでんぷんを糖に変え、それを発芽のエネルギーにしているようです。

さやえんどうを栽培するとやってくる害虫は何?

さやえんどうを好物としている害虫は結構多いです。

害虫の種類と対策を次にまとめてみました。

種 類 アブラムシ類
代表名 エンドウヒゲナガアブラムシ、マメアブラムシなど
予防および対処法 予防:「酢」が原料の製品を散布するのがおすすめです。
対処:早期発見ができるようにこまめにチェック。
種 類 ハモグリバエ
代表名 マメハモグリバエ、ナモグリバエなど
予防および対処法 対処:有効成分ジノテフラン配合の粒剤を株元散布するのが
おすすめです。
種 類 ヨトウムシ類
代表名 ヨトウガ、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウなど
予防および対処法 予防:有効成分エトフェンブロックス配合の薬剤散布にて、害虫の忌避と産卵抑制効果に期待。
駆除:有効成分エトフェンブロックス配合の薬剤を散布する
か、プランター栽培の場合はプランターごと水没させる
ことでも駆除が可能。
種 類 シジミチョウの仲間
代表名 ウラナミシジミ
予防および対処法 予防:有効成分エトフェンブロックス配合の薬剤散布にて、害虫の忌避と産卵抑制効果に期待。
駆除:こまめに確認し卵を駆除。
幼虫は有効成分エトフェンブロックス配合の薬剤を直接散布して駆除するのがおすすめ。

さやえんどうの花が咲かないのはなぜ?考えられる原因とは?さやえんどうを栽培するなら春に種をまくのがいい?のまとめ

いかがでしたでしょうか?

さやえんどうの花が咲かないのは、花芽を育てるための低温にあたる期間が不十分であったことと、肥料の与え過ぎで葉ばかり成長して花芽が育ちにくくなってしまうということでした。

それと、さやえんどうの種まきは春が良いということではなく、その地域の気候にあわせて春まきにするか秋まきにするかを決めることが重要でした。

えんどう豆は「マメ科エンドウ属」、スイートピーは「マメ科レンリソウ属」なので、えんどう豆とスイートピーは別物になります。

「さや」がまだ柔らかい時期に採取したものを「さやえんどう」といいます。その後に、少し成長した状態の若い実が「グリーンピース」です。さらに成熟すると「えんどう豆」になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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